10期 予想歴19年
◎ネロ
2着/2人気
○ベルカント1着/1人
▲ヤマニンプチガトー10着/11人
枠順の並びは結構面白い。逃げるであろうテンの速いベルカントが内、2列目ぐらいから先頭を意識していくネロが大外。基本この2頭の主導権争いになると思うし、アットウィルがこれらに絡んでいくというところかなと。逆にプリンセスムーンは恐らくベルカントが外に切り込んでいく過程で一度前をカットされる、そこから外に寄せていく形を取るか、或いは開幕週なので敢えて内を突くか。この辺の選択を迫られる可能性はある。ベルカントもネロもこの条件では快速タイプというよりフラットから後傾型なので恐らく昨年同様ペースが上がらず、22.0-10.7-21.5ぐらいのイメージで行きたい。土曜の閃光特別もラストは11.5ぐらいでまとめていたわけで、恐らくL1が大きく落ち込むような馬場ではないだろうと。いずれにせよスローから平均までとみておく。
◎ネロは前走がちょっと物足りない、というのはもちろんあるが、恐らくだがネロに取ってメイチはここだろうというのと、追い切りが良かったというのはまずある。それと逃げ馬ベルカントとの位置関係が重要だったが、ベルカントが内枠に入ってくれたことと、他に強力な同タイプの逃げ馬がいないで、早い段階で外ラチから先頭に立てるチャンスが出てきたと。ベルカントが内からどこまで来るかは分からないが、ほぼ10頭分ぐらい外に切り込んでくるには時間がかかるし、外枠の中ではアットウィルよりは速いので抜け出し切れれば理想的なポジションを取れるだろうと。かつ前走時はトップハンデでもあった、今回は定量でプリンセスとの比較でも2.5kg縮まるわけで、斤量差が影響しやすい新潟1000としてはもちろん歓迎材料。この馬の場合スローバランスでも強い馬で、過去駿風Sを勝った時が22.6-10.6-21.4とドスローバランスで12.1 - 10.5 - 10.6 - 10.4 - 11.0のラップ推移の中落とさずL2の再加速でグンと抜け出し圧倒している。前半無理をしたくないタイプ、結構馬場も軽いので54秒前後の時計、ベルカントもそこまでペースを引き上げるタイプではない。総合的に見ればやっぱりこの馬から入りたいかな。プリンセスムーンに逆転できるだけの条件がしっかりと揃ったと思う。
〇ベルカントはちょっと悩んだけど、この条件なら。テンが速い馬だが基礎スピードで押し切るタイプではないだけに、強力なハイペース型の逃げ馬がいないというのは歓迎材料。昨年のアイビスを勝った時も22.1-10.4-21.6とスローバランスの中で12.1 - 10.0 - 10.4 - 10.1 - 11.5と加速ラップで直線後半出し抜く逃げだった。最序盤ゆったりと進めることで良さが出ているのはあるので、今の馬場でこのメンバー構成なら昨年同様自分の競馬に持ち込むのは楽な方だろうと思う。まあミルコが出負けしたら苦しいけど、二の足は速いしある程度はリカバーもできるはず。昨年と比べると1kg増、そしてやや内枠になるので外まで持って行くというタイムロスは昨年より大きくなる。昨年のシンボリディスコ比較で見ればそれ以上の強敵も何頭かいるので昨年ほど楽とは思わないけど、それでもこの馬の競馬はしやすいはず。前走でラヴァーズポイントに差し込まれたのは不満もあるがハンデ差もあったし、12.2 - 10.7 - 10.9 - 10.9 - 10.8 - 11.7と1200で終始10秒台を連続していたのもしんどかった感じ。基本はどこかで息を入れたいタイプ、この条件でコントロールしての一足に期待。
▲ヤマニンプチガトー
まあこれは戦前の段階から狙いたいなと思っていた一頭。2走前が京都1200で33.6-33.9と平均、12.1 - 10.6 - 10.9 - 11.1 - 10.9 - 11.9とコーナーで速いラップもL2で再加速という流れ、ここで後方で進めつつ3~4角で包まれて前を向けずに下げながら後方。それでも直線で一脚を使ってきた。トップスピードの質的には通用するレベルにあるし、これまでのパフォーマンスを見ても後傾型でトップスピードを引き出して良さが出ている。それに今回は極端な枠が良いなと思っていたが、幸いに面白い枠を引いたといえる。今は開幕週で内外の差がそう差がない状況なので新潟1000でも内ラチ沿いをスムーズに狙っていけるともいえる。もっとも出来れば内ラチまでの距離が短い多頭数立ての中での最内が良かったかもしれないが、まあこの条件ならだれにも邪魔されることなく自分のリズムでスピードに乗って行ける、序盤無理をせずともゆったりと進めながら後半の鋭さを引き出してこれればこのメンバー構成なら一発食い込み十分かな。
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