10期 予想歴19年
◎ベルーフ
2着/4人気
○マーティンボロ5着/5人
▲エキストラエンド3着/6人
思った以上にやっぱり馬場が重いなという感じ。土曜メインの1200でも32.2-35.5と超暴走ラップだったにせよ前崩れが半端なかった。中距離だと3～4角で速いラップを踏みやすいので内を通った馬が独占していたりするので、展開次第で内外変わらん、というところ。ただ逆に言えば開催序盤にしては既に展開次第で外が来ているように内絶対有利ではない。意識的には例年よりも内に拘り過ぎない方が良いかな。それでも2000だと前述のとおりスローロンスパだと３～４角最速になりがちなので、速い地点では内を回したいという点は変わらないと思っているが。
展開だが、今週の小倉の馬場のイメージをまだ騎手全体で把握できていない感じで、土曜も前述の都井岬特別なんかはやはり意識的に抑えてきたかなとは思うが、1200ではハイペース確定的な感じだった。この距離で騎手の意識がどう働くか。ひとまずメイショウナルトが逃げの手、そして番手にウインリバティがつけていくというのは恐らく確定的だろうと思う。内ポケット争いが面白く最内のサトノラーゼン、クランモンタナの２頭がどう動いていくかだろう。アングライフェンもスタートが決まれば前目を狙って行く可能性はある。いずれにせよ今の小倉の馬場を考えてもクイーンＳでヘタレた松若が無理に飛ばしていくとも思わんし前走オーバーペースでつぶれたわけなので恐らく無理はしないだろう、ウインリバティも快速タイプの逃げ番手馬ではなく、出来ればコントロールしてしまいたい。この２頭の利害はある程度一致しているし、これを先行策で潰していくようなタイプの馬も少ない。恐らくだがハイペースにはならないだろうとみている。どこまで落ち着くかだが、恐らく60-59ぐらいでややスローで落ち着くのではないかとみている。一応小倉記念は平均ペースになりやすいレースなのでややスロー～平均で幅を持たせておくが、例年より基礎スピード面を重視せずにいきたい。そのうえで馬場的にも中距離以上は速いラップを要求されにくい印象。なので基本的にはポテンシャルを重視したい。
◎ベルーフはまあこのレースの予想を象徴する置きに行った奴。正直▲馬を本命にしてやろうかとも思ったんだけど、前走の負けすぎが流石に引っかかったのと、この馬の場合は今の時計が適度に掛かる馬場でポテンシャル戦でこの枠でホワイトなら無理せず３～４角で立ち回れそうだなというのがあった。それとスローバランスのポテンシャル戦でも中弛みの菊花賞で一定レベルやれているわけで、別に昨年の小倉記念みたいにハイペース専用機というわけではないというのは大きい。昨年は57.9-60.1の超ハイの中で11.7 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 12.2 - 12.0とポテンシャル戦でしっかりと３～４角で中団外から押し上げて２列目で直線に入ってそこからしぶとく最後まで伸びての２着。ハンデもあったにせよ基礎スピード戦で強い競馬。ただ今年の小倉大賞典でも６着だが内容は良くて、47.5-47.3と前半からそこそこの流れ、これで大外枠で脚を使いながら３～４角も終始外々勝ちに行く形になった、12.0 - 11.9 - 12.0 - 11.5 - 11.7 - 12.1とＬ３のコーナー最速でロスがあったことを考えると１～４角全てで苦しい形になりながら0.2差なら上等。だし、そもそも1800はちょっと短いと思っていたのでここまで苦しい形でやれたのも良い材料だ。今回は内枠にそれなりに目標になりそうな馬も多いし、プランスペスカやダコール辺りが外から動いていく形でペースが上がった時に３～４角で我慢できる立場になる。少なくとも内外フラットぐらいで中距離なら３～４角での立ち回りは問われているし、そこで我慢しながらポテンシャルでというのは良い。また展開が非常に読みにくく仮にドスローになったとしてもトップスピード戦で最低限やれているという点で見ても軸にはしやすい。もちろん無いとは思うが超ハイになれば昨年通り。いずれにせよ高いバランスで弱点が無いし、他の馬が不安が多いことを考えてもダコールと比較して今回は逆転できそうな材料が揃ったことを考えてもここから入るべきかなと。
〇マーティンボロは前走を評価…馬だけ。前走の七夕賞はペースバランスで見ても57.9-60.5と超ハイのレベルで、ラップ推移も11.7 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 12.4 - 12.6と綺麗に前傾。その中で離れた３番手とはいえ自身でも58秒台ぐらいでの通貨となると流石にオーバーペースだったし、この仕掛けで動いていく形では流石にちょっとという感じ。 それでもＬ２の地点でアルバートドックと接触しながらも踏ん張っていたし、一脚は使っていた。このペースであの位置では流石に厳しかったが、今回は恐らくペース的にはスローに振れる可能性が高い。少なくとも前走よりハイということはまずないと思うし、前走より藤岡兄なので前ということもないだろう。仕掛けを我慢してコース取りをするタイプの騎手だし、３角辺りでダコール、プランスペスカといった動く馬がいてくれるので、これらの動き出しで上手く３～４角我慢してくれれば。一昨年の小倉記念でも少し渋って時計が掛かる中でポテンシャル戦に近い形でサトノノブレスとＬ２までは良い脚を使って戦えていた。パフォーマンス的に見ればここでは最上位の一頭なわけで、前走はオーバーペースの中で踏ん張ったという点では復調の兆しとみていいと思うしそろそろ怖い。
▲エキストラエンド
前述のとおり前走の負け方はやや不甲斐ない。ペースバランスは確かに48.5-45.7とドスローだったが12.0 - 11.8 - 11.0 - 11.4 - 11.5とＬ３最速で最低でももうちょっと踏ん張ってもらいたかった。ちょっと左にヨレ加減だったし内田と合わなかったかなというのはある。本来４走前の様にマイルならスローでも前目にポジションとってしっかりとトップスピードに乗って維持できるはずの馬なので、距離延長で前走がちょっと引っかからないわけではない。ただ内容的には距離は2000でもやれると思っているし、少なくとも良いころはマイルでも流れた中で前半無理せず後半のＴＳ持続力を上手く引き出してきていた。また３歳時になるが京都2200の重賞でも淡々とした流れの中で12.5 - 11.9 - 11.3 - 11.5 - 12.0とＬ３最速戦、中団内々から上手く立ち回ったとはいえしぶとく最後まで踏ん張っての３着。東京2000勝ちも含めてもともと距離への可能性は見せていた馬。小倉2000なら入りはゆったりからのポテンシャル戦になると思うんだが、枠的にもいいと思うし上記２頭の評価同様この枠で我慢しながらＬ１のバテ差し、という点では噛み合いそう。思ったより人気しているけど、今の中距離路線でかつメンバー的にもこれぐらいなら通用していいはず。
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