札幌2歳S2009予想
札幌2歳S 仕上がりの早さと好走ステップ重視。

軍神マルス
08期 予想歴11年

◎ポップコーン
  5着/11人気

○サンディエゴシチー1着/3人
▲マイネアロマ12着/5人


★傾向分析★
2004年 タイム 1'49"9 (良) 1FAve=12.21 3FAve=36.63
テン35.4-中盤37.1-上がり37.4 『前傾』
1着ストーミーカフェ・・・アドマイヤベガ×Rainbow Ouest=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔14-f〕 1-1
2着ダンツキッチョウ・・・サンデーサイレンス×パーソロン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔3-l〕 8-4
3着セイウンビバーチェ・・・Precise End×Relaunch=ミスプロ×マッチェム 〔13-c〕 6-4

2005年 タイム 1'50"4 (良) 1FAve=12.27 3FAve=36.80
テン36.5-中盤37.9-上がり36.0 『加速・中弛み』
1着アドマイヤムーン・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔7-f〕 5-2
2着ディープエアー・・・タイキシャトル×El Gran Senor=ヘイロー×ノーザンダンサー 〔1-t〕 8-6
3着モエレジーニアス・・・フサイチコンコルド×Darshaan=ニジンスキー×ネヴァーベンド 〔23-a〕 2-1

2006年 タイム 1'49"7 (良) 1FAve=12.19 3FAve=36.57
テン36.3-中盤37.8-上がり35.6 『加速・中弛み』
1着ナムラマース・・・チーフベアハート×フレンチグローリー=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔1-n〕 6-5
2着アドマイヤヘッド・・・アドマイヤコジーン×ミスターシービー=グレイソヴリン×プリンスリーギフト 〔23-b〕 4-2
3着イクスキューズ・・・ボストンハーバー×Majestic Light=ボールドルーラー×レイスアネイティヴ 〔3-L〕 1-1

2007年 タイム 1'51"9 (良) 1FAve=12.43 3FAve=37.3
テン36.6-中盤37.4-上がり37.9 『前傾』
1着オリエンタルロック・・・マンハッタンカフェ×Mt. Livermore=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔13〕 14-11
2着サブジェクト・・・フジキセキ×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔13-c〕 5-3
3着ホウザン・・・タイキシャトル×アサティス=ヘイロー×ノーザンダンサー 〔4-d〕 2-2

2008年 タイム 1'49"1 (良) 1FAve=12.12 3FAve=36.37
テン36.0-中盤36.3-上がり36.8 『前傾・一貫』
1着ロジユニヴァース・・・ネオユニヴァース×Cape Cross=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔B3〕 6-5
2着イグゼキュティヴ・・・チーフベアハート×アスワン=ダンチヒ×ノーザンテースト 〔7-c〕 1-1
3着モエレエキスパート・・・マジックマイルズ×エリシオ=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔4〕 5-4

例年の流れは、テンより上がりが速くなる『加速』と中盤弛む『中弛み』の複合ラップか、テン-上がりのラップ差から『前傾』の流れの年とある。
連対している馬の位置取りは、逃げ・先行が多く、なるべくは4コーナ5番手以内が望ましい。このあたりはローカルコースの鉄則が当てはまるものと思われる。
また連対馬は芝1200mで勝ち上がれるようなスピードを有している傾向があります。1800mデビュー組ならそこで先行しているようなスピードが必要のようです。
まずは『スピード』適性が必要と思います。

血統の傾向からは、最近は連対していませんがニジンスキー系やマイバブー系(シンボリルドルフ・トウカイテイオー・パーソロン) のスタミナ型の血統が過去には多いようですが、『前傾』の年はこのタイプが好走するように感じます(=07年もマンハッタンカフェやDixiland Bandなどスタミナ型)。
タイキシャトルやミスプロ、レッドゴッドといった連対した血統からは、テンに速いダート短距離を前で踏ん張れる血統という特性がみてとれると思うので、テンのダッシュ力を活かした1200m勝ち上がりのスピード馬は、持続型の母父などの組み合わせなら適性ばっちりと思います。

ステップの傾向は、前走クローバー賞・コスモス賞組は連対馬のみ連にからめる傾向。

それとコース形態から内枠の馬が有利な傾向のようです。

★予想★
◎ポップコーン・・・アフリート×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-n〕
前走クローバー賞2着(=札幌芝1500m:0.2秒差)。アフリート産駒はミスプロ系で、ダートの好位差しや逃げ残りが得意戦法で、自分より弱い相手にきっちりと力を発揮する安定感が魅力。フォーティナイナー系やエルコンドルパサーのようなあっと驚く120点をだす爆発力や不良性はないが、いつもきっちり80~90点を取るような優等生タイプ。芝よりもダートが得意だが、2歳~3歳前半なら芝でも平坦ローカルで先行力を活かす競馬をする。母父サンデーサイレンスで、重賞初挑戦はプラス要因と前走クローバー賞連対で好走ステップで勢いがあることにも期待して評価する。
No.〔2〕の牝系で、2歳戦特注の仕上がりの早さとスピードを有する牝系。例年は9月後半で開催される札幌2歳Sなのですが、今年は例年より早い開催日程からこのアドバンテージが活かされると考える。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの巧さが持ち味。

○サンディエゴシチー・・・マンハッタンカフェ×Rahy=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1〕
前走クローバー賞(=札幌芝1500m)。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系だが、素軽い先行力を持ち、ダンスインザダーク産駒のような難儀な不発が少ないところが長所。前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。洋芝の北海道は得意コースで、2歳戦の札幌芝1800mは勝ち星の量産コース。母父レッドゴッド系で、マンハッタンカフェ×レッドゴッド系は07年1着オリエンタルロックと同じ配合だし、好走ステップのクローバー賞1着馬。好走に期待する。
No.〔1〕の牝系で、クラシック好走の多い完成の早い牝系。分枝記号なしにて、やや晩成型だが、産駒ごとに得手不得手はあるものの平均的に能力を発揮する。

▲マイネアロマ・・・ロージズインメイ×トニービン=ヘイロー×グレイソヴリン 〔7-e〕
前走新馬戦1着(=阪神芝1800m)。ロージズジンメイ産駒で、異型色が濃いヘイロー系。血統的にみるとダート中距離を強気に先行して押し切るような競馬が合いそうだが、同系のヘイロー系のタイキシャトルに似た仕上がりの早さや器用さもあるのでは?と考える。母父トニービンは、格上挑戦に向き、強敵相手に食い下がる特性があるので、重賞初挑戦の鮮度にも期待する。
No.〔7〕の牝系で、牡馬と互角に戦う牝馬が多い傾向や間隔を詰めて使うと好走しやすい傾向などがある牝系。分枝記号eは、上がりのかかる消耗戦的な流れに強い傾向。また牝馬に活躍馬が多い。


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札幌2歳S2009回顧
札幌2歳S クローバー賞1着馬と東京芝GⅠ血統は特注。

軍神マルス
08期 予想歴11年

次走狙い:サンディエゴシチー
次走狙い:アーバンウィナー


2009年 タイム 1'49"7 (良) 1FAve=12.19 3FAve=36.57

ラップ
①12.4-②11.6-③12.2-④12.6-⑤12.9-⑥12.6-⑦12.1-⑧11.7-⑨11.6
1FAveとの誤差
①+0.2 ②-0.6 ③±0 ④+0.4 ⑤+0.7 ⑥+0.4 ⑦-0.1 ⑧-0.5 ⑨-0.6
テン36.2-中盤38.1-上がり35.4 『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着サンディエゴシチー・・・マンハッタンカフェ×Rahy=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1〕 5-5
2着モズ・・・スペシャルウィーク×Storm Boot=サンデーサイレンス×ストームバード 〔10-a〕 1-1
3着アーバンウイナー・・・タヤスツヨシ×トウショウボーイ=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔10〕 13-8

流れはテン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。中盤のラップが平均ラップと比較して明らかに遅く、『中弛み』の影響が強い展開と考える。そのため逃げが最も恵まれ、次いで先行・追込、差しにはきつい流れだったと考える。

1着サンディエゴシチーは、クローバー賞(=札幌芝1500m)からの連続好走。例年クローバー賞連対馬は連続好走しやすい特徴があり相性の良いステップなのだが、クローバー賞は1着馬は特注と考えるべきではないかと反省します(=過去5年では、05年1着馬アドマイヤムーン、06年3着イクスキューズ、08年3着モエレエキスパートがクローバー賞1着から好走)。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系だが、素軽い先行力を持ち、ダンスインザダーク産駒のような難儀な不発が少ないところが長所。前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。洋芝の北海道は得意コースで、2歳戦の札幌芝1800mは勝ち星の量産コース。母父レッドゴッド系で、マンハッタンカフェ×レッドゴッド系は07年1着オリエンタルロックと同じ配合と好走できる下地が十分だった上に、コース形態から内枠もプラス要因。やっぱり本命として評価できなかったことを反省します。
No.〔1〕の牝系で、クラシック好走の多い完成の早い牝系。分枝記号なしにて、やや晩成型だが、産駒ごとに得手不得手はあるものの平均的に能力を発揮する。札幌2歳S好走馬はクラシック路線において中心になることが多く、本馬は牝系からも活躍が期待できるタイプと考えます。今後も期待します。

2着モズは、前走新馬戦1着(=札幌芝1800m)からの好走。スペシャルウィーク産駒で、スペシャルウィークはスタミナ型サンデーサイレンス系。スローの決め手勝負だと不発も多く、取り扱いの難儀さはダンスインザダーク産駒と同じ感じがある。なのでペースを落とさずに積極的に前にて勝負すると好走が多く、今回はペースは弛んだものの流れでは位置取りに恵まれ、上がりのかかる洋芝コースなのでスタミナが活かせた事が好走の要因と考える。母父ストームバード系から、勢いに乗じて連続好走しやすく好調期にまとめて稼ぐ特性がある短期集中型。使い詰めると調子が落ちる傾向がある。
No.〔10〕の牝系は、スピードの絶対値に優れ小回りコースでも力を発揮しやすい。牡馬は短距離に向き、牝馬は大物が出やすい傾向がある。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多いが父よりもスケールが小さくなるような傾向がある。

3着アーバンウイナーは、前走新馬戦1着(=新潟芝1800m)からの好走。タヤスツヨシ産駒は、スタミナとパワーに優れたダート型サンデーサイレンス系。タヤスツヨシ産駒は母父グレイソヴリン系の影響か東京コースや新潟コースでの好走も多く、近年の好走血統をみても東京芝中距離で好走血統に適性が向くと考えます(=エンドスウィープ、タイキシャトル、アドマイヤコジーン、マンハッタンカフェ、フジキセキ、ネオユニヴァースなど東京芝GⅠ血統が近年好走している)。母父トウショウボーイはプリンスリーギフト系で、スピードの持続性能に優れトライアルに強い傾向あり。展開的に不利な流れでの好走なので、東京コースや京都コースなど広いコースに変わるのはプラス要因と考え次走にも期待する。
No.〔10〕の牝系で、2着馬モズと同系。ブラッドバイアスも発生していたのでは?と考えます。

今回の札幌2歳Sで追加したい傾向は、
①クローバー賞は1着馬は特注。
②東京芝GⅠ血統に要注意。


tipmonaとは?

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