10期 予想歴19年
◎ダイワリベラル
4着/4人気
○ピークトラム8着/5人
▲カフェブリリアント2着/6人
土曜の様子を見ていたが思ったよりは出ていないな、という感覚。騎手の方もそんな感じで、まだ適正ペースを掴めていない感覚かな。紫苑Sで59.6-60.1とハイ寄りでも2分を切ってきたのが突き抜けたビッシュだけだから時計自体はそんなに出ない方だと思う。標準~やや高速ぐらいのイメージかな。速いラップもそんなに踏めてないからね。ただこのメンバーだと流石に平均まで流れれば33秒前後の走破になると思うし、恐らく46前後で入れば1秒のハイにはなると思う。逆に平均ぐらいでイメージすると46.6~8ぐらいかなというところで想定するので、47…1000で59秒前後になればスロー気味になってくると思う。
そのうえで展開予想だが、ひとまずピークトラムがまず出していくが行く馬がいれば基本的には行かせる形だろう。厄介なのがペイシャフェリスでこれが行ききってくれれば各馬にとって展開が読みやすいところなんだが、前走の朱鷺Sで控えてしっかりと結果を出してきているというのがポイントで大野だし逃げの手ではなくこの枠で何かを行かせて番手はあり得る。となると案外ピークトラムもこれを逆手に取ってサッとハナを切っちゃう可能性もあるかなと。いずれにせよこの2頭ともにペースを上げ切ってという可能性は低いし、外の各馬がダンスアミーガやスマートオリオンといったところでそんなにペースを引き上げていく意識は持たないだろう。恐らく入りはゆったり気味の競馬になるとみる。ただ恐らくロードクエスト辺りが外から動いていく形になると思うし、直線では遅いので3角過ぎぐらいから。となると動き出し自体は速くなる可能性が高いとみて、3~4角でのポジショニングとTS持続を重視した。
◎ダイワリベラルは休み明けは気になるんだけど、それでも条件が良い。内枠を引けたこともあるしすぐ隣のアルマディヴァンがまあ後ろからの馬にせよ取り消しになった、カフェブリリアントの出方もあるが気性的にそう出していくことはないだろうからこの馬のタイミングでしっかりと前のスペースを詰めながら良い位置を確保できるだろうというのは大きい。それとこの馬はやはり中山1600を勝ってきたパターンが3列目の内内で我慢しながらL1のバテ差しという形。また要所で加速しても一定レベル対応して動けているというのも大きい。基礎スピード的には流れてしまうと難しいと思うが今回は恐らくそこまで流れないとみる。理想を言えば2列目のポケットが欲しい所だが今回はそれも並び的にはチャンスがあると思うし、スローの中で2列目ポケットならかなり期待している。ダービー卿がこの馬の評価を高める要素になっていて、46.9-45.9とややスローからの11.6 - 11.4 - 11.1 - 11.5 - 11.9とL3最速戦、もちろん4角辺りが最速になるのだがここで好位の外外から追走しながらL1までしぶとく伸びてきてサトノアラジンなんかと後半要素で内容的にそう差がなかったというのはインパクトが大きい。ここは上位3頭がかなり強敵だったと思っているんだが、それに見劣らない競馬を後半要素で見せていてゆったり入れればかなり強いと思う。ベストは1800かなという気もしないでもないんだが、マイルでもスローでゆったり入って後半要素を引き出せれば。
〇ピークトラムは今回逃げの手を取るんじゃないかなというのと、この馬も1600では基礎スピードが問われるよりは少しゆったり入ってTS持続戦で勝負をするのが合っているだろうと。その点でも枠の並びやメンバー構成的に今回ハナを取り切るという選択は取りやすいだろうと思う。まあそこは陣営がどう判断するかだが。ともかく余力を持った時は例えば谷川岳Sでも強い競馬で47.6-45.9と明確にスローバランスで11.8 - 11.6 - 11.3 - 11.0 - 12.0とL2最速のトップスピード戦だが段階的に加速しながらという中で好位からL1しぶとく伸び切ってヤングマンパワーを撃破。前走の関屋記念は45.7-46.1と平均ペースではあるが45秒台まで入ってしまってこれではちょっと余力がなかったかなと。L2最速戦だがいつもの脚を引き出せなかった感じ。この辺からもゆったり入りたいところだし、この条件ならハナを奪いながらペースをスロー気味にコントロールというのもしやすいはず。ペイシャも前走で番手でいいという意識が強くなっていると思うので、その点も含めてこの2頭が47秒台で進めてくれば前目からTS持続力を引き出せる適性は厄介。力的にはちょっと足りないかもだが、それでも中京記念なんかは外差し馬場の中L3最速でも2列目の外からしぶとく踏ん張っていたわけでこれは評価したいし、中京記念の中では総合的に見れば一番。
▲カフェブリリアント
この馬はちょっとなやんだんだが、ひとまず枠としては良い。どうしても前掛かり的な気性でコントロールが難しい馬なので壁を作りながら入れるのは良い材料。それと、極端な高速馬場でとなると究極的なトップスピードの質で見劣ることが多かったけど、ギアチェンジ、質、持続力の3要素のバランスが良くて基礎スピードの幅も広い気性以外の弱点があまりないタイプ。本来崩れにくいというのは一つある。前走は45秒台のペースの中で外からどうしても上がっていく形になって暴走したのが響いたのは間違いないし、内で壁を作りながら進められそうな今回は条件は好転。正直本命にしようかとも思ったのだが、個人的に追い切りがちょっと気に入らなかったのと、ダイワが仮に3列目になった時にその後ろからとなるとちょっと届かないかなと。後半要素をより強く問われると思うが、それでも東京1800重賞のポテンシャル戦でも外からかなり目立つ脚を使っていたし相手も強敵だった。2走前も正攻法で4着だがこれも上位勢がGIでも上位を占めていたりマイル重賞を勝っていたり。レベル自体は高いところで戦ってきていたと思うので、この枠で上手くコントロールしながらの競馬になればチャンス。状態がカギ。
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