10期 予想歴19年
◎シンハライト
1着/1人気
○ジュエラー11着/2人
△クロコスミア2着/11人
展開だが連闘でクィーンズベストが出てきたのでこれが恐らくハナを取ってレースを作る形になると思う。外からラベンダーヴァレイが1200の後の影響などもあるし恐らく前に掛かりながら取り付いていくイメージでペース自体は最序盤はスローにという形になると思うが徐々に掛かり気味にペースを作って行って流れる可能性もなくはないかなと。展開がちょっと読みにくいがひとまずはスロー想定で入る。トップスピードの質、持続力を問われる可能性が高いし、後ろからだとどちらが欠けても難しい一戦になるかな。穴は前目、内目で動ける馬というところ。
◎シンハライトとジュエラーでどちらが軸馬として妥当かとなるとやっぱりシンハライトになる。まず一つは血統的にも実績的にも阪神1800がマイナスになることはまずないということ。オークスでも59.8-59.8の平均から中弛みを経ての12.9 - 12.6 - 12.7 - 11.4 - 11.5 - 11.6とＬ３最速戦で後方馬群から少しもたつきながらもＬ２後半からＬ１前半にかけてグンと来て抜け出しているし、距離の不安は全くない。桜花賞では47.1-46.3の中で勝ちに行く形を取って中団外から勝負に行って12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.3 - 11.6とＬ４の段階でもある程度早いラップを踏む中でロスを作りつつも直線序盤でしっかりと伸びてＬ１でしぶとくアットザシーサイドを突き放し、食い込んできたジュエラーの鬼脚も何とか封じ切った。まあジュエラーとは甲乙つけることが難しいのだが、1800への対応力、中弛みの2400でそこからのＬ３最速戦でも脚を使ってこれているし絶対的な末脚はジュエラーと互角にして最上位。チェッキーノも含めて後半要素は３頭が抜けていると思う。その中で総合的な視点で見た時に桜花賞では勝ちに行く、中団である程度流れに乗ってもやれたことと、オークスの様に2400の中弛みにも対応できたこと。また成長力のあるこの時期のディープ牝馬ということを考えても調整過程を考えてもこちらを上位に取りたい、というレベル。８割の出来だとは思うし、追い切りも反応そのものは目立たなかった。目標は先だと思っているがそれでもここで負けるとしたらジュエラーだけだと思っているので、余程変な展開にならなければこの馬軸でいいと思う。
〇ジュエラーは詰まらないけどこれもこの馬しかいないかなと。下手にアタマで勝負する馬を増やすぐらいならこの馬との２頭軸で２，３着をひねった方が良いだろうと。桜花賞でもチューリップ賞でも後半特化で鬼脚を引き出してきている馬。チューリップ賞の段階ではまだシンハライトと同じような位置で進めて４角からの勝負、内外で併走状態から最後まで全く譲らない競馬だった。46.8-46.0の流れからの12.2 - 12.1 - 11.2 - 11.1 - 11.6と、４角からの勝負でＬ１まで２頭が違う脚ということからも後半要素はまず間違いなくこの２頭が抜けている。質、持続力で桜花賞でも高いパフォーマンスを見せてきていることと、何よりこの馬の場合はシンザン記念で46.3-47.8と明確にハイペースの中で後方で脚を残していたとはいえ恐らく自身ではＬ１最速の脚を使って突っ込んできていると。この辺りからも底を見せていなかった。不安は2つで、一つは血統的にも1800への延長がプラスかは微妙。まあ父がヴィクトワールピサになるし内容的に見ても後半特化で長く長く脚を使ってきているのでそんなに心配はないかなとも思っているんだが、もう一つは骨折明けという点でやっぱりこっちの方がちょっと不安にはなるかな。まあそういったところ、不安要素が明確にあるという分だけこちらを下げる必要はあるかなと思う。
△クロコスミア
この馬が馬券的妙味という点では一番かな。トップスピードの質、持続力という観点では2走前に本来取りたい位置よりもかなり後ろになってしまった中で、それでもしぶとく外から脚を使ってなだれ込んできたし、Ｌ１の伸びは結構優秀だった。もともと2歳時から軽い府中で結果を出していたというのもあるし、重賞３着時は先に勝ち馬に仕掛けられて伸び始めこそ遅かったが、12.4 - 12.6 - 11.9 - 11.1 - 11.2と２Ｆ戦でＬ１で前が落とさない中でジリッと伸びてきていてこの馬自身も脚を使ってきていた。動きだすタイミングの差もあった。前走は59.7-60.0と流れていたうえに府中の2000で外枠からポジションを取りに行く競馬。ここ２走はしてほしいポジショニングが逆だった。本来器用な馬だし、仕掛けを前目で待ちながらの競馬ができればおもしろいのと、1800は一度牡馬相手に重賞３着と健闘しているわけで、そう不安はない。器用さを活かして前目を取りたいところだったし、この枠なら怖さが増してきたかな。頭までとなるとまず２強より前が必要、そして４角で内内、そこからスッとというところまで噛み合えば一撃まであるかなとも思ってはいるんだが、まあここは桜花賞の２頭を高く評価して、付け入るスキはないかなと。
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