16期 予想歴3年
◎モーリス
1着/1人気
○アンビシャス4着/4人
▲サトノクラウン14着/8人
△エイシンヒカリ12着/2人
馬場次第で変更あります。
今回どの馬が逃げるのかというのがすごい重要。
まずパターンとして考えられるのは、
①エイシンヒカリの逃げ
②他の馬の逃げ
でしょう。
まず②のパターンについて考えます。
②のパターンの他の馬に該当しそうな馬は、ロゴタイプ、クラレント。横山マジックパターンのアンビシャス。
アンビシャスは逃げたらスローでしょう。まずないと思いますが、一応。
クラレントは2回逃げたことがあって、その2回はどちらもスローなのでたぶんこのパターンもスロー。
ロゴタイプも安田記念はスローからの出し抜きで好走してるのでそんなにペースは流さないのかなと。
田辺騎手のことなのでなんともいえませんが、
まず②のパターンならスローペース寄りにかけても問題なさそう。
①→エイシンヒカリの逃げるパターンを考えるのが難しくて、香港カップのように淡々と逃げるのか、毎日王冠とエプソムカップのように1000m59秒台のちょいスローに持っていくか?
これはどちらかというともう個人の考え方なのでどっちを予想してもいいと思います。
このようにいろいろ考えてきましたが、自分はスロー~ちょいスローで予想していきたいと思います。
自分はそもそもエイシンヒカリが簡単に逃げられるかについて疑問で、
その理由は、
武豊騎手が共同会見で、「気分良く走らせたい」、「2番手でも競馬できる」と言っているのでロゴタイプやクラレントに競られてたらあっさり控えるかなと思っていること。去年もすぐ譲りましたしね。
あとロゴタイプが安田記念でテンが12.3という安田記念のなかでもそこそこの速さで逃げてること。
今回エイシンヒカリが1枠なのでその枠の差でそれだけカバーできるかが難しいところであるが・・・
後で言いますが、社台グループはモーリスを勝たせたいはずで、そのモーリスは逃げ馬に2連続やられていることから、強力な逃げ馬エイシンヒカリをほぼ同馬主といっていいロゴタイプで対処する可能性があると思っています。
結論を述べると、ロゴタイプ、クラレントが逃げる可能性がそこそこあり、もし逃げたらスローペースになりそうなこと。
更に、エイシンヒカリが仮に逃げても毎日王冠、エプソムカップのようにちょいスローで逃げる可能性もあるので今回はスロー~ちょいスローで予想していきたいと思います。
参考にするラップは2014,2015の天皇賞、エイシンヒカリが勝った毎日王冠、エプソムカップ。
2014秋天
12.9 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.3 - 11.4 - 11.3 - 11.9
2015秋天
12.8 - 11.7 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.2 - 11.6 - 11.3 - 11.1 - 11.6
2015毎日王冠
13.0 - 11.2 - 11.7 - 12.0 - 12.0 - 11.7 - 11.0 - 11.3 - 11.7
2015エプソムカップ
12.9 - 11.3 - 11.4 - 11.9 - 11.7 - 11.6 - 11.2 - 11.2 - 12.2
ただこのペース予想は人によってそれぞれ見解があると思いますし、展開は水物なのであくまでも他人の見解として受け取ってもらえれば。
◎モーリス
○アンビシャス
▲エイシンヒカリ
☆サトノクラウン
△アドマイヤデウス
△ステファノス
抑ルージュバック
抑ロゴタイプ
◎モーリス
この馬の良さというとトップスピードの質、その持続力でしょう。
自分がベストバウトとして挙げたいのはスピカS、マイルCS。
このレースは条件戦ながらOP馬が現時点で5/11頭
いたそこそこのレベル。
しかも2着のダイワリベラルはハイレベルダービー卿4着(マジックタイム、ロゴタイプ、サトノアラジンなどが出走)、ニューイヤーS勝ちという中山なら重賞勝ってもおかしくない馬。
展開的にも完全に前残りの内伸びレースでダイワリベラルが普通なら勝つレースなのだが•••
これを外ぶん回しで、唯一差してきたのがモーリス。
ラップは
13.0 - 12.8 - 12.9 - 12.7 - 12.0 - 12.1 - 11.6 - 11.2 - 11.9
L2最速のスローからのトップスピード戦。
マイルCSのラップは
12.6 - 10.9 - 11.1 - 12.5 - 11.9 - 11.1 - 11.5 - 11.2
これも前半スローからの上り勝負。
外をずっと回していたにもかかわらず完勝。
結構うまく乗った京都マイルの鬼フィエロをしっか
り差しきってるので強いといっていいでしょう。
この時点でもうマイル戦線でこのような展開なら、ちょっと手がつけられない感じになってしまっている。
そして、これ以外でも
香港マイル、チャンピオンズマイルもスローからの競馬だということを考えると、世界でもそのトップスピード持続力は屈指かなと。
これだけ強い内容を見せているのだが、唯一自分が疑問に思ったレースが安田記念。
安田記念は完全に前残りのレースで、モーリスは好スタートから好位につける競馬。
3枠からの発送でかなり恵まれた競馬だったのは間違いない。
なのに外枠から差してきたのヴァンセンヌにあわや差されそうになってしまう。
ヴァンセンヌは別にめちゃくちゃ強い馬でもないので、勝ったは勝ったけマイルCSを比較するとパフォーマンスに疑問を感じた。
ラップは
12.4 - 10.8 - 11.1 - 11.6 - 11.4 - 11.2 - 11.3 - 12.2
このレースだけ今まで紹介したレース、そして圧勝したレースと傾向が違うラップだということがわかりませんか?
このレースだけペースはかなり流れて、ラストは減速するラップを踏んでいる消耗戦寄りの競馬。
こういうレースになるとモーリスの決め手が活かせずに、他の馬が台頭してきてしまう。
これでも勝っちゃうところにモーリスの地の能力の高さが伺えるが•••
このラップ分析から、モーリスはスローからの決め手、トップスピードを活かせる競馬になった方がいいということがわかります。
それを踏まえて議論に上がりそうな安田記念と、札幌記念の話を。
安田記念は調整ミスでしょう。ミスといっても堀厩舎のミスではないと思いますが、
この馬は疲労が溜まりやすかったり、気性が荒いところがあったり、少し癖がある馬なので堀厩舎の調整ができなかったのは痛かったと思います。(実際馬を見たわけではありませんが。)
実際堀厩舎に転厩した瞬間めちゃくちゃ強くなってるので、堀厩舎はこの馬の調整方法をわかっているはず。
なのでこれは度外視でいいでしょう。
この馬間隔が開いて走った方がパフォーマンスが上がってるくらいだと思いますし。
札幌記念のラップは
ラップは
12.7 - 10.9 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.3
この馬のストロングポイントである決め手の活かせない重馬場、12秒台連発のラップ、状態面も完全にたたき台。
これだけのマイナス要素があったなかよく粘ったと思う。ぶっ飛ぶ可能性もあると思ったんですけどね。
ネオリアリズムは嵌った競馬でしたし、最後レインボーラインに詰められてましたが、それはモーリスが勝ちに行った分だと思います。
結果としてレインボーラインは菊花賞2着なんで別に悲観することはないと思います。
距離に関しては、
消耗戦で合わない競馬、2000としてはスタミナが問われる競馬で好走できているので普通の2000のレースなら問題ないと思います。
今回最初で言ったようにスローペース寄りで予想するので、例年の秋天らしくトップスピードが問われる競馬になると思うならば、モーリスは本命にしなければいけないかなと。
折り合いに関しては、
自分の目測ですが、
チャンピオンズマイルのモーリス自身の800通過が49.3。そこから日本式でだいたいマイナス1秒で48.3くらい。
去年の天皇賞は800m通過48.6。
ラブリーデイなどの先行勢は48秒台で通過、差し勢が49秒前半で通過。追い込みは49秒後半〜50秒。
これを考えると、モーリスはこの1秒弱のゆったりとなるペースを追走できるかが問題になります。
これは個人の考え方ですが、自分は大丈夫だとは思います。ムーアですしね。
最初のほうで社台はどうしてもモーリスを勝たせたいはず・・・といいましたが
モーリスはスクリーンヒーロ後継でサンデーサイレンスが4代目に入ることから、父サンデー系の繁殖牝馬をかけやすくなり、種牡馬としても期待されているはずです。
ただ今までマイルの勝ちしかないので、この2000mを勝てば種牡馬として価値が高まるとは間違いないでしょう。
だって単純にG1を勝ちたいなら去年で適性を見せているマイルCSに行ってしまえばいいわけで、そんな距離不安のある秋天なんてわざわざ出ませんよね?
そういうことから社台系列はどうしてもモーリスを勝たせ、種牡馬的価値を高めたいと企んでいるはず。
それが秋天の登録頭数が少なくなったひとつの理由だと思います。
状態面は最高に仕上げてくると思うし、社台グループのアシスト?もありそうというのも本命のひとつの理由になっている。
モーリス1着固定の馬単で行きたいと思います。
○アンビシャス
前走の状態はあまりよくないと思っていて、毎日王冠は叩きで次走しっかり買おうかなと思ったらルージュバックと差なしで思ったより走ってきたなと。
大阪杯、毎日王冠を見る限りトップスピード戦ならかなり強い。
中山記念でペースが流れたほうが・・・
という考え方もあるが、あれは同じ位置取りだったレッドレイヴン比較でいくとそこまで評価できず、ドゥラメンテに早めについていかなかった分だと思ってます。
前走から状態は上がってくると思いますし、ノリさんならある程度ポジションを取りながらという競馬もできそうで相手筆頭かなと思います。
▲サトノクラウン
仕上がっていれば期待できそうなのはこの馬。
ダービーのトップスピードの持続力を高く評価していて、リアルスティールよりはるかに厳しい競馬をした中上がり最速で追い込んできたわけで、重馬場巧者のイメージもあるが、こういう展開でも勝負できている。
去年の天皇賞は案外すぎて、うーん・・・
という感じだが、休み明けは京都記念でこなさているし、実力出せれば。
この枠で福永騎手だといい意味のほうでそつなく乗ってきそうで、うまく内を立ち回って抜け出せばチャンスあり。
△エイシンヒカリ
この馬はイスパーン賞好走してしまったことで、逃げなきゃいけないわけではないということがわかってしまったので、秋天の敗因がわからなくなってしまった。
流石にあれは負けすぎですからね・・・
ただ自分が今敗因として考えているのは、
間隔
ですね。
この馬が負けているのは、
チャレンジカップ、天皇賞(秋)、プリンスオブウェールズS。
チャレンジカップはそもそもペース判断ミス。
12.6 - 11.2 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.6 - 12.9
こんなんじゃ無理。
気を取り直して、
秋天とプリンスオブウェールズSはどちらも間隔が短いんですよね。
毎日王冠
↓ 中2週
秋天
イスパーン賞
↓ 中3週
プリンスオブウェールズS
逆に間隔が空くと、京都1800レコードホルダーのグランデッツァに完勝した都大路S、
強敵相手に0.2差で完勝の毎日王冠。
レーティング1位を記録することになるイスパーン賞。
これは全部間隔があいているレースなんですよね。
エプソムカップは間隔詰まって1着ですが、休み明けで後方からの競馬になったディサイファ、フルーキーにあれだけ詰められているので評価としては微妙。
間隔空けば走ってくるが、社台グループが一番恐れることはエイシンヒカリが逃げ切ることだと思うので、一番マークされる可能性は。評価を落とした。
あとは簡単に。
ステファノスは去年と同じ14番なのでそこまで評価を落とすことはないが、去年は内の馬が弱かったというのはある。
去年の2着でどこまで来れるか?
アドマイヤデウスは能力は春天で◎にしてくるくらい評価していて、いい枠入ったので去年とは一味違う。
ロゴタイプは前走は先行勢で58kgということを考えるとそこまで悪くはない。一応抑え。
ルージュバックは少し毎日王冠が評価されすぎな感はある。
ヒストリカル比較でいけば
エプソムカップが斤量1kg差で0.6差。
毎日王冠でいけばあのポツン競馬で0.5差ということを考えればそこまでパフォーマンスを挙げたわけではないと思う。アンビシャスは全く仕上がってなかったと思っているので。
毎日王冠のアンビシャスを退けた・・・というのがかなり頭にあるから人気しているが、
エプソムカップと内容を変わらないとみるなら58kgのフルーキーと0.4差というのは今回トップレベルのG1でみるならそこまで評価できることではない。
更に不安なのが体重。
調教後馬体重445kgと桜花賞の444kgとほとんど変わらない体重で、輸送を考えると過去最低体重の可能性はかなり高い。
それを踏まえたら消しでもよかったんだがいい枠入っちゃたので抑えます。
リアルスティールはペースが流れたほうがベターなんじゃないかなと。ドバイターフも相手がそこまで強くないですしね・・・
ここにぶっつけというのが不安。安田記念のあの凡走から一回走ってときたかったはずなのに・・
モーリスと同じ社台グループですしここを叩いてという感じかな。
ラブリーデイは前走の回顧でも言ったが、サウンズオブアース比較でいくともう衰え来ているのかなと。
大外といっても10番だし、それだけでアドマイヤデウスに勝負どころで負けてしまうのは考えにくい。
tipmonaとは?