マイルCS2016予想
マイルチャンピオンシップはイスラボニータから・・

下彦
15期 予想歴30年

◎イスラボニータ
  2着/2人気

○ウインプリメーラ12着/13人
▲ミッキーアイル1着/3人
△フィエロ6着/5人


過去5年を浚います。
ペースは4F前後半で・・
2015年 (47.1-45.7)1.4秒スロー
2014年 (45.3-46.2)0.9秒ハイ
2013年 (46.8-45.6)1.2秒スロー
2012年 (46.9-46.0)0.9秒スロー
2011年 (46.7-47.2)0.5秒ハイ

2014年の0.9秒ハイくらいではマイルG1では大した事ないように思われますが、3角登りがあるので、4F目でラップが落ちないようだと最後の脚に影響が出てきます。
2011年は道悪で後半時計を要しました。

馬券になったサイアーの多数派はサンデー系で15頭中10頭。(内ディープ産駒6頭で、5着内に広げると25頭中12頭で何とほぼ半数がディープインパクト産駒・・というくらい圧倒的)。
ミスプロ系のサイアーが2頭入ってますが、これは2011年の後半時計を要した道悪で好走した、フィフスペトル(11人気2着)とサプレザ(4人気3着)。
母父の多数派は15頭中9頭のノーザンダンサー系。次点がリボー系とナスルーラ系の2頭ずつを見ても、ND系が圧倒。

馬齢は、3歳0頭、4歳7頭、5歳5頭、6歳3頭ですが、今年は多数派の4歳馬がヤングマンパワー1頭のみ。

◎イスラボニータ
サンデー系フジキセキ産駒なのでディープ産駒同様スピードの持続性を生来持ち合わせている点、母父にコジーンでナスルーラ⇒グレイソヴリンの持続力、薄いながらインリアリティ(マンノウォー系)のクロスがあり、垂れない胆力もある点等から、血統面ではマイルがこの馬にとっては良い様に思います。
マイル戦積(1-2-1-1)は抜群とはいきませんが悪くはありません。このメンバーならそうは早くならないと思いますので、スタート、ポジショニングがスンナリ行けば・・。

〇ウインプリメーラ
ステイゴールド産駒の牝馬といえば早いうちに萎んでしまうのが傾向化してしまっていますが、当馬だけは例外で、6歳になった今年の金杯が重賞初制覇という遅咲き。先行して渋とく脚を伸ばしてくるのが武器で、本来なら父ステイゴールド、母父フォーティナイナーというのは京都外マイルなら不要なんですが、この馬は(2-1-1-1)と得意にしています。4Fのトップスピード戦からハイペースの持続力戦迄こなしますが、どちらかといえばペースは緩まない方がいいかもしれません。

▲ミッキーアイル
マイル戦積(4-1-0-3)。馬券になってない3回は安田記念2回とマイルチャンピオンシップ1回。安田記念はさておき、一昨年の当レースはホウライアキコと共に前に出て、結果オーバーペースとなり沈んだ格好。スプリント路線から再びマイルですが、このメンバーなら充分好走出来そう。
フィエロと同様、ディープインパクトに母方にND系の幹が2本以上(ロックオブジブラルタル、ヌレイエフ、ビーマイゲスト)というディープインパクト産駒の成功パターン血統であり、前でレース出来るのも強みなので、淀のマイルなら・・ということで単穴。

△フィエロ
こちらは母方にデインヒル、ビーマイゲストの2本のND。
叩き前走以上のパターンでここも。
過去5年7歳以上が馬券になっていないのが気になりますが。


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マイルCS2016回顧
意外にハイペースで・・・

下彦
15期 予想歴30年

次走狙い:ネオリアリズム


前後半(46.1-47.0)で0.9秒のハイペース。3角までの登りの4F目があまり落ち込んでおらず、上がりが35秒台以上と最期時計を要した形になりました。全体に流れた感じなのでレースを観た感覚としてはスロー目の前残りの印象。
勝ったミッキーアイルは3歳時なら残れなかったかなぁと思われるペース。人気の有力馬達が追走でソコソコ脚を消耗していたのも良かったかもしれません。
2着のイスラボニータはもう少し早かったら良かったのかもしれません。フジキセキの仔だし、薄いながらもマンノウォー系のクロスがあるのでトップスピード戦よりは胆力戦に目を向けた方が良いのかとおもいます。
3着ネオリアリズムは、ハイペースを先行しての好走は札幌記念に同じですね。ただし初距離ではなかなか手をだしずらかったところです。

ミッキーの外依れで煽りを喰らったネオリアリズムと白帽子2頭は、サトノアラジンの着差を見ると影響は小さくなかったかなと思います。


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