マイルCS2016予想
力量の高いスプリンターはマイルをも制す?

夏影
14期 予想歴33年

◎スノードラゴン
  17着/12人気

○マジックタイム8着/8人
▲イスラボニータ2着/2人
△フィエロ6着/5人


土曜日の京都コースの時計を見てみると、1000万下の2000㍍のレースで2.00.2、オープンで1.59.1。
稍重という事を考慮しても、ちょっと時計が掛かっているのかな?…という印象。
スピードよりは、素直に "力量が問われる馬場".と解釈して予想を立ててみたい。

浜中ミッキーは外めの枠を引き、同型ウインプリメーラとの兼ね合いもあり、ハナに立てるかは微妙。
中距離路線からディサイファの参戦もあり、今の馬場状態で勝負所での攻防では、マイラーやスプリンターの先行馬は体力的に不利になる公算が高い。
ヤングマンパワーも、キレるタイプではなく力で押すタイプで、おそらくはG1レベルの攻防に巻き込まれて果たして?という印象がある。

という事で、力量のある差し馬に触手が動くのだが、イスラボニータはクラッシックからマイルに路線変更してかなり久しい。
この路線で鮮度が高かった頃に比べても、パフォーマンスが下がっている事は否めない。
フィエロに関しても、鮮度が落ちると共にパフォーマンスも落ちている印象が強い。

有力馬の1頭サトノアラジンはというと、トライアルに強く本番でコケる傾向や、トライアルでの末脚のトップスピードの高さから見ても軽い1400㍍質のイメージが強く、タフな競馬になっての疑問が残る。
以前のような "芝刈り工作" による高速馬場だったら面白いが、今年の馬場は適度に摩擦があるようなので、かなり厳しいと見る。
またもや4着というパターンか?
で、注目している穴馬は?…

◎③スノードラゴン
そもそもがダート巧者、重馬場の高松宮記念なども激走しており、レベルの高いタフな競馬に向くタイプ。
逆に前残りのスプリント戦のような、スピードオンリーの軽過ぎる条件では、パフォーマンスを落とす傾向にあり、やはりスピードよりはタフさが求められた方が走る。
馬場状態に適度な摩擦を得た事は、この馬にとって喜ばしい限りだ。
久しぶりのマイル戦だが、本来力量が高い分1200㍍よりも体力色の強いマイル戦の方が物理的には向くはず。
問題はメンタル部分。
ここ最近はスプリント路線での鮮度が下がり、ちょっと足りなくなっているが、久しぶりのマイル戦で鮮度を得るタイミング。
走る気持ちに変化が表れるかどうか?に注目してみたい。
スプリンターズSの勝馬で、高松宮記念2着馬。力量的に見ても本来ならどうみても最右翼だ。
デュランダル然り、ロードカナロア然り、ストレイトガール然り、力量の高いスプリンターはマイルをも制する事は過去の事例が物語っている。

相手は、牡馬混合マイル戦に馴染みの薄いマジックタイム。こちらも勝ち負けがあると見る。

イスラボニータは力量生かしての上位進出に期待も、3着争いの筆頭候補という評価で実質的に "△"。


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