ジャパンカップ2016予想
挑戦者として

のび犬
10期 予想歴13年

◎ディーマジェスティ
  13着/4人気

○ルージュバック9着/7人
▲ビッシュ16着/11人


■JCのポイント

①4歳が強い
過去10年で6勝。ブエナビスタを1着とすると7勝。
連対馬の19/20は3~5歳で、6歳以上は軽視。

②牝馬が強い
過去10年で5勝。降着になったブエナビスタを1着とすると牡馬を逆転する。

③ダービー馬の産駒が強い
過去5年の3着以内馬は15年のエピファネイア、ジャスタウェイ以外ダービー馬の産駒。
例外の2頭もダービー2着馬の産駒。

■注目馬分析

◇キタサンブラック
王道を安定した成績で歩んできた4歳馬。
スローで逃げるのが基本だが、宝塚記念は厳しい流れを粘った。
指数を見ても安定している。逆に言えば突き抜けた強さはない。
データ的には「逃げ馬:0-0-0-10」だが、該当馬は人気薄が多く、キタサンブラックは例外かも。

◇リアルスティール
GⅠを勝つには指数が物足りない。4歳秋の成長+ムーアで爆上げがあるかもしれないが、それありきの人気になっていて買いづらい。
春のローテーションを見るに、陣営は1600~2000mに適性があると思っているはず。JCへの出走も香港Cと迷っていたほど。距離延長がプラスになるとは思えない。
データ的には「前走天皇賞秋:6-6-7-44」は良いが「天皇賞秋2着:1-0-0-5、単回収値35、複回収値20」と不振。「天皇賞秋上がり1位:2-0-2-5」も勝った2頭は牝馬で買い材料としては弱い。

◇ゴールドアクター
3歳の夏から京都遠征+長距離GⅠだった2走以外は全て1着。その内容も先行して上がり4位以内でまとめており、安定感抜群だ。
厳しい流れを経験していないのが不安要素だが、今回は厳しい流れになりそうもない。
有馬記念の指数は例年をやや下回り、オールカマーの指数も低調なので、能力が抜けているとは言えないが、大崩れも考えにくい。

◇ディーマジェスティ
最強世代?の皐月賞馬。今年のダービーよりも、去年のダービー(ドゥラメンテ)の方が指数が高く、最強世代かどうかは今後の16世代の活躍次第だと思っている。
しかし、皐月賞に関しては近年最高レベルだったと評価している。前走の菊花賞は「関東馬:0-0-2-42」が影響したと考えている。ホームに戻って巻き返してもらいたい。
共同通信杯、皐月賞は厳しい流れで勝っており、スローが濃厚な今回は能力を出し切れない可能性もある。
「菊花賞3着以下:0-0-0-7」というマイナスデータもあるが「過去10年で好走した3歳は全て春の大舞台(ダービー、オークス)で3着以内の実績があった」というプラスデータもあり、データ的には推せもせず、消せもせず。

◇シュヴァルグラン
GⅠでは足りない印象はあるものの、活きの良い4歳馬であり、一気にパフォーマンスを上げてくる可能性もある。「前走アルゼンチン共和国杯:1-0-0-9」の唯一の好走馬スクリーンヒーローがまさにそうだった。
現状、JCの舞台ではこれといった武器が見当たらず、上位人気では買いづらい。

◇ルージュバック
「前走天皇賞秋1~3着:2-3-5-9、単回収値30、複回収値97」に対して「前走天皇賞秋4着以下:4-3-2-35、単回収値73、複回収値102」で、二桁着順に負けた馬を除けば「前走天皇賞秋4~9着:4-2-1-19、単回収値124、複回収値112」とベタ買いしてもプラスになる計算。天皇賞秋組は4着以下に負けた馬の巻き返しを狙うべきと言える。今年の該当馬はルージュバックのみ。
ポイントでも上げた通り、JCは牝馬が強いレース。また、毎日王冠は指数が高く、天皇賞秋は例年を下回った。ルージュバックやアンビシャスは能力を出し切れなかったと考えている。巻き返しの可能性は十分にある。

◇ビッシュ
JCのポイント①~③を全て満たしている。さらに「過去10年で好走した3歳は全て春の大舞台(ダービー、オークス)で3着以内の実績があった」もクリア。前走は紫苑Sで負かしたヴィブロスが勝ち、パールコードが2着になる中で10着大敗。能力を出し切っての敗戦とは思えず、度外視。実績的にはとても買えないが、こういう馬を拾ってこそのデータ予想。若駒の成長力は予測不可能だ。

■結論
◎ディーマジェスティ
〇ルージュバック
▲ビッシュ

キタサンブラック、ゴールドアクターは安定感はあるが突き抜けた強さはないと見ている。希望的観測として、それを上回る新興勢力の台頭を期待したい。
皐月賞を勝って以降、人気の中心として他馬を相手にしていたディーマジェスティ。再び挑戦者として臨める今回、皐月賞での圧巻のパフォーマンスの再現もあると期待している。


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ジャパンカップ2016回顧
すいません……

のび犬
10期 予想歴13年

次走危険:ディーマジェスティ


あまりにも酷い予想を晒してしまい、申し訳ございませんでした。反省点をまとめておきます。

■JCのポイント

①4歳が強い
やっぱり4歳は強かった。王道で堅実に走っていた4歳馬キタサンブラックを中心視できなかったのは後悔してもしきれない。東京のGⅠで逃げ馬を買いたくないという固定観念が頭のどこかにあったのだろう……そういうものに影響されていてはせっかくのデータも意味がない。

②牝馬が強い
今年はダメだったが、だからと言って今後もダメとは思わない。ただ、時計のかかる馬場ではこのデータは使えないようだ。タフな馬場ならやはり牡馬が優勢。

③ダービー馬の産駒が強い
今年も2着にネオユニヴァース産駒。3着にはダービー2着だったハーツクライ産駒。勝ったキタサンブラックは……ディープの兄ブラックタイド産駒ということで、関係なくはないか(笑)
オカルトっぽいが面白いデータだと思うので、来年以降も気にしておきたい。


■回顧(というか反省)

◎ディーマジェスティ
スタートから手ごたえが怪しく、騎手はポジションを取りに行ったが後方から。ペースも落ち着いてしまい、道中から動かざるを得ない展開になり動いていくが、それほどポジションを上げられず。直線でも全く伸びずに惨敗。

本調子ではなかった、と思いたい。ただ、菊花賞で4着だったこの馬をデータを無視してまで本命に抜擢したのは反省。
皐月賞の指数は高かったが、冷静に見てみると次点はロゴタイプ。皐月賞で強いことと、王道路線で通用するかどうかはあまり関係ないのかもしれない。

皐月賞に限らず、ダービー馬も古馬になって大活躍というケースは近年では少ない。一方で、ダービー14着のキタサンブラックが古馬になって活躍。去年のラブリーデイもクラシックでは泣かず飛ばすだった馬。「クラシックで活躍する馬」と「古馬になって活躍する馬」を区別して考える時代になったのかも、と考えるのは早計すぎるか。
いずれにせよ、ディーマジェスティは深追いしないほうが良さそうだし、ダービー馬マカヒキも悪い意味で注目。

〇ルージュバック
戸崎騎手の騎乗には個人的には満足している。馬場の傾向からいって、いつものように大外ぶん回しでは届かないのは明白。
ただ、この馬は力を出し切れる条件がものすごく狭い。

▲ビッシュ
ここまで負けるかというほどの大敗。調子落ちだったと考えるべきか。


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