16期 予想歴3年
◎ビッシュ
16着/11人気
○ディーマジェスティ13着/4人
▲リアルスティール5着/2人
△イキートス7着/16人
<前書き>
先週のフルーツラインCの超超スローにやられて展開予想が吹き飛んだ悪夢が思い返されるが、
先週までの馬場状態と中間の天気を考慮すると、最近のJC中では時計の掛かるコンディションで展開されると予想される。
*加筆:馬場が想定より速くなってしまったで、リアルスティールの印を▲に変更する。
迫力のあるレースを期待したい。
<展開予想>
今回先行争いに加わると考えられるのはキタサンブラック、ゴールドアクター、ワンアンドオンリー辺りだが、キタサンブラックはどの騎手でも淡々としたペースで走るのが得意な馬であり、その性質上スローでも1F12秒少々程度の淀みない展開になると考えられる。
そうなると前述の馬場状態と併せて、2014年時とは言わないまでも、ペース耐性や本質的な距離適性が問われる展開になると考えられる。
上記のことを踏まえ、軽さより重さに良さのある馬をピックアップした。
◎ビッシュ
・前走は位置取りの悪さに加え、スローで33秒前半の上りが求められるレース展開となり惨敗したが、本来この馬の使える上りの上限は34秒程度で、本領は2走前の紫苑Sの様なレースである。このレースは公式ラップ(12.1-11.7-12.0-12.0)と最後の1Fが坂であることを考えると、1F平均はさほど速くないが優れた持続力を発揮し圧勝したものであった。
・血統面もしっかりとしたスタミナに裏打ちされ、メンバー中最上位に位置するものと推察でき、今回のレースが本馬のキャリアで最もマッチした舞台であると考えられる。
現在までの指数ではまだ足りないが、53キロの斤量と関東での競馬であることを考え上積みを期待したい。
○ディーマジェスティ
・この馬はビッシュに比べれば中距離型だと推察できるが、重さにも良さのある一頭。
前走の負け方も輸送競馬と、スローペースでの上りの比重の高い展開を後方から早仕掛けしたもので、ビッシュと似たものを感じる。
・皐月賞でのパフォーマンスは展開に恵まれながらも圧巻の一言で、その時の指数と今回の斤量を考えれば勝ち負け必至である。東京2400mを内過ぎない枠からというのもベストと言える。
▲イキートス
・恐らく印をつける人はいないのではと思ったが、
ドイツから遠征してきたバーデン大賞優勝馬に▲。
・まず血統構成だが、昨年遠征してきた同父のイトウより世代のバランスが悪いものの、世界を席巻するドイツ系、その他欧州系の血の活かし方は断然優秀で、如何にもスタミナに良さのある馬と推察できる。
・本馬は後方からの競馬をしている点がネックで、敗退したレースは何れもそのスタミナの良さが出なかった印象を受けたが、バーデン大賞時のような重たい馬場のスタミナ勝負で見せた破壊力からすると、今回ひょっとすると…と感じさせるものがある。
・また近年何かと軽視される外国馬だが、
2014年に同じくバーデン大賞を制しJCに挑んだアイヴァンホウは、全く人気が無かったものの、最後までシブトク末脚の伸ばしあわや掲示板というところまで来ていたことや、
本来外国馬が苦手とされるスローからの上りの比重の高いレースであっても、2015年のナイトフラワーが位置取りの悪さと直線で進路を失う不利がありながら34.2の上りで0.5秒差まで詰めていた事実は見逃せないものがある(ナイトフラワーにも△)
2400mに対する本質的な適性が高くない今の日本馬相手なら、外国馬であっても今回のコンディションが味方して馬券内に来ることは考えられる。
△リアルスティール
本来買いたくない馬だが、キタサンブラックの緩急の少ない流れであれば外枠からでもスムーズに走れそうなことや、ムーア騎手の手腕ならば何とか3着に来る可能性は捨てきれないと推察。ペースが流れるほど不利だろう。
<印外の馬達>
・キタサンブラック
印は回していないが、宝塚記念の一着二着馬がいないことを考えればメンバーでも実力最上位。
しかし、宝塚記念から距離が200m伸びることと、馬場状態と直線の長さを考慮すると積極的に買いたい部類ではない。
また前走控えて勝ったが、ヤマカツライデンのペースは本馬にとってはかなり遅い部類であり、それに敢えて付き合って最後にアドマイヤデウスに差されかける競馬は、臨戦過程としては宝塚記念時より上とは言えない。
・ゴールドアクター
前走はスローペースからの2F戦という激流の中を58キロで勝ち切ったところは評価できるが、
この馬は本来は中距離型、もしくはかなりゆったり流れた12F12.5Fにおける上り3F戦が得意な馬であり、高速馬場の天皇賞春で最後失速してしまう辺りに本質的なスタミナ不足を感じる。
今回の展開では少々分が悪いと判断する。
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