08期 予想歴18年
◎ディープスカイ
1着/1人気
○スマイルジャック2着/12人
▲レインボーペガサス5着/5人
×アドマイヤコマンド
×ブラックシェル
自分は職場の競馬仲間にGIの時だけ、予想を配信しています。もうかれこれ、10年近くなりますでしょうか。特にダービーと有馬記念は注目度が高いので、ある程度完成された予想を金曜日までに配信する必要に迫られているわけで。これを加筆修正してダービーの予想としたいと思います。
何度も言うように、層の薄い今年のクラシック。皐月賞は馬場の影響もあったが、思い切った逃げの手を打ったキャプテントゥーレが戴冠。ところが直後に故障が判明。混沌ムードにさらに拍車がかかる結末となった。さすがに「皐月賞組はレベルが低い」と囁かれ、NHKマイルC馬ディープスカイ、青葉賞馬アドマイヤコマンドあたりの別路線組に人気が集まっているという、例年になく珍しい状態。
そのままサラッと本命にいってしまいますが、ディープスカイで問題ないと思います。馬自体は血統的にも問題ないですし、うまくは言えないのですが、NHKマイルCの競馬に、四位の「騎手としての成長」を垣間見た、とも言えばいいでしょうか。恐らく1番人気は必至、そして平成に入ってからのダービー1番人気の成績は(12、4、1、2)。いくら雨が降っても内側有利の府中コースに絶好枠の1番枠。ここはひねらず素直に本命を打ちたいです。
次に皐月賞組上位組の評価をしたいと思います。2着タケミカヅチの競馬は「オフサイドトラップの勝った天皇賞」と同じ乗り方だったと思います。つまり「着取りの競馬、勝ちに行かない競馬」。こればかりは騎手の特性なので仕方ありません。今回も欲を出さず、着を取りにいくと思います。柴田善臣とはそんな騎手です。
3着マイネルチャールズの競馬には明らかに「迷い」がありました。あの「勇猛果敢」な松岡が一体、どうしてしまったのか?と首を傾げたくなるほどの消極的騎乗。1番人気のプレッシャー?もあったかと思いますが、今にして思うのが「もっと何か別のプレッシャーがあったのではないか?」と。稲葉厩舎に松岡。どこかで見た組み合わせです。それが「ある人」の「強い意向」であったとしたら?乗り方にまで注文をつけていたとしたら?そう考えるとあの消極的騎乗の全ての辻褄が合います。1番人気の呪縛から解かれ、力量的には最上位ランクだと思いますが、そっちの「呪縛」は20年来の年季の入ったプレッシャー。これがなければマイネルの馬はとっくにクラシックを制覇しているはず、と考えたら、限りなく消しに近い押さえ程度でいいやと思いました。
特筆したいのが4着レインボーペガサス。絶望的な位置から懸命に「1つでも上の着順を。」というアンカツの好プレーでした。前回がかなり不利な環境下。全ての面で好転する今回は積極的に買っていい1頭。
次に消したい馬を3頭挙げます。まずサクセスブロッケン。この馬は現在、アメリカのなんちゃらステークスを勝ったカジノドライブよりさらに強いダート4戦4勝馬。しかもいずれもワンサイドゲーム、特に前走の端午Sは圧巻でした。潜在能力はメンバーで1番でしょう。ところがこの「前走ダート勝ち馬」というのが牡馬クラシック路線ではまず来ない。ダービーのみならず、皐月賞やトライアルですら来ない。記憶に新しい例はゴールドアリュール。同じく端午Sを勝ってダービー挑戦したものの5着。これが最高の成績。
次にブラックシェル。この馬は前走NHKマイルC2着でしたが、競馬を見てみた限り武豊より後藤の方が間違いなく手があっている。というより、武豊が得意にしてたSS産駒の乗り方をこの馬にも施しているのだが、あいにくこの馬はSSではないので手が合わない、といった印象。また脚を余してしまうような予感が。
最後にアドマイヤコマンド。前走青葉賞は内からスルスルと器用な脚を使っての勝利。ところが、前走で-12㌔と明らかに仕上げすぎ。ここでの「お釣り」はないように感じます。
最後に穴として2頭。1頭はモンテクリスエス。このメンバーを見ても逃げに出る馬はアグネスしかおらず、これが逝かなければ「舐められ逃げの福永」の本領発揮も。もう1頭はスマイルジャック。皐月賞9着で大きく株を下げたが、この馬は元々タケミカヅチ同様、どのメンバーとやっても常に上位にいた「世代の物差し」馬。スプリングSこそ中山での勝利だが、父タニノギムレット産駒はウオッカやヒラボクロイヤルの例を出すまでもなく、例外なく府中でこそ本領発揮。前走は度外視で問題ない。人気の盲点になっているこここそが絶好の狙い目。
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