ステイヤーズS2016予想
ステイヤーズSはタマモベストプレイから・・

下彦
15期 予想歴30年

◎タマモベストプレイ
  5着/6人気

○アルバート1着/1人
▲ファタモルガーナ2着/3人
△サムソンズプライド7着/8人


2014年改修工事後も、以前も傾向に変わりはないようなので、5年間を見ていきますと・・・中山3600mなので、どんなにスローになろうと弛もうと距離と坂で上がりがかかってしまいます。33秒台は勿論、34秒台もありません。過去5年で最速が昨年のアルバートの35.0で、おおよそ35秒台半ば~36秒台後半、弛み幅が小さかったり道悪になればそれ以上の可能性が高いということになります。
複数回馬券になっている馬の血統として・・

デスペラード(2012年3着、2013、2014年勝ち馬)
父ネオユニヴァース(サンデー)、母父トニービン(グレイソヴリン系)、母母父ブライアンズタイム(ロベルト)、母4代にノーザンダンサー、ホーンビーム(ハイペリオン)と一目して長いところ向きと思われる血統。

トウカイトリック
(2011年12人気3着、2012年8人気1着、2013年7人気3着、しかも2013年時は11歳ですから恐れ入ります)
父エルコンドルパサー(キングマンボ)、母父シルヴァーホーク(ロベルト)、母母父イクスプロウデント(ニアークティック)、父母父サドラーズウェルズ(ノーザンダンサー)と父、母父ともにスタミナを持つ血統。

他にもエリシオ(フェアリーキング)、ハンプトン系、トウルビヨン系等も見えて長距離ならではの構成。しかしながらサイアーの主流はサンデー系で、サイアーにはなくても3代までには欲しいところかと思います。

昨年はかなり片寄りがみられた構成結果になっており、1着の母父がサンデー系、2~5着の父がサンデー系。1~5着馬全頭ノーザンテースト保有。
アルバート(母母父)
カムフィー(母父)
トゥインクル(母父、父4代→2×4で結構なインブリード)
マイネルメダリスト(父4代)
ネオブラックダイヤ(母4代)

父方はステイゴールドやダイワメジャーなら4代、3代に入ってきますが、上位3頭ともに母方の近いところにあるのが興味深いところです。
だからと言って今年もということにはならないかと思いますが。

◎タマモベストプレイ
上がりを要すレースであること、前に行ってそれこそ、ノーザンテースト特有の粘っこい良さを出せて、血統的にも悪くない当レースで狙えそうなこの馬を中心に。
今年で良さを出せたレースは、阪神内回3000mのパワー、スタミナを必要とするレースで、先行してアドマイヤデウスの僅差4着に健闘した阪神大賞典。前前走、ヤマカツライデンの番手につけて、4角差し掛かりで後続馬群に飲まれそうになりながらも最後の踏ん張りで勝ち馬の直後2着入線した丹頂Sは当馬の個性を出せたレース。前走も以前2着したレースで注目していましたが、逃げ馬が予想以上にスローに落とした為、瞬発力勝負となり当馬の出番はありませんでした。

父フジキセキ(サンデー)、母父ノーザンテースト、母母父ディクタス(ハンプトン系)、母4代にプリンスリーギフト、ヴィクトリアパーク(テディ系)で、フジキセキ産駒ということで距離云々ありますが、フジキセキ自身母父がセントサイモン系ルファブリューで、母方によってはドリームパスポートのように長いところも走るのでスタミナという点では不安はありません。

○アルバート
本来なら本命視すべき馬ですが、締まった流れや序盤からのポジショニングに不安があるかもしれません。ですが馬場状態に関わらず長く良い脚を使ってくるし、ジョッキーも昨年と同じであれば外せないですね。
父アドマイヤドン(ティンバーカントリー)ながら父母父にトニービン(グレイソヴリン系)、母父ダンスインザダーク(サンデー)、母母父ノーザンテースト、母4代にニジンスキー。

▲ファタモルガーナ
一昨年2着。スタミナと若干の機動力。
血統的良さは、母方。母父エリシオ(フェアリーキング)、母母父リヴリア(ネヴァーベンド)、母4代のスルーピー(シアトルスルー)。

△サムソンズプライド
近走からはとても狙えませんが好走血統含みで抑えます。
父メイショウサムソン(オペラハウス)、母父エルコンドルパサー(キングマンボ)、母母父サンデーサイレンス、母4代にノーザンテースト、サドラーズウェルズ・・・サドラーズウェルズの近親クロス(4×3)、ノーザンダンサーのクロス(4×5×5×5)、そして薄いながらハイペリオン牝駒スペシャル、リサデルのクロス(5×5)。
ケイアイチョウサンと同じくいくら長い所向きの血統でも、経験なし、走った事がないというのは厳しいかもしれませんが。


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