16期 予想歴3年
◎コパノリッキー
13着/3人気
○サウンドトゥルー1着/6人
▲メイショウスミトモ11着/14人
△アウォーディー2着/1人
×ゴールドドリーム
×モーニン
<前書き>
ホッコータルマエの引退、タガノトネールの急逝と悲しいアクシデントが相次いだが、以前混戦が予想されるチャンピオンズC。馬場状態は稍重までは持つかと思われ、先行馬が外枠ということで、昨年までとはいかないまでもやはりGlらしい厳しいペースとなることが予想される。
◎コパノリッキー
・昨年は序盤に絡まれたことによってオーバーペースとなって失速したが、それを度外視すると一番安定して強いことが分かっているのがこの馬。
・フェブラリーS連覇やかしわ記念を勝っていることから、マイラー寄りのイメージを持たれることも多いかもしれないが、本来この馬のスピードレンジはマイラーというほどではなく、中距離で淀みない展開になった時に最も強さを発揮するタイプである。
東海Sの圧勝があるように舞台設定は抜群、一線を越えない程度に追走ペースをコントロールできるルメール騎手ならば馬券内には安定してこれるだろう。
○サウンドトゥルー
昨年は後手を踏みながらの追い込み届かずという結果だったが、もう少し早く対処できれば届く可能性を残す内容だった。近走はコース形態や展開によって足踏みしているが、厳しいレースとなった時の破壊力は抜群で1800mもベストだと判断し昨年のリベンジを期待したい。
▲メイショウスミトモ
・超大穴になりそうだが、この馬もピックアップ。
この馬は5走前から本格化の兆しを見せ、そこから1走毎にパフォーマンスを上げてきた。何より2走前に54キロのケイティブレイブを差し切ったレース振りは見どころ十分であり、そこからもう1段階上積みがあれば今回も勝負できると判断。
・前走の惨敗は、超高速馬場のマイル戦で、この馬の1000m通過が59秒少々と明らかにスピードレンジ的に対応できない次元のレースだったと推察できる。
今回は超高速馬場とは言えない1800m戦であり、舞台設定はベストと言える。あっと言わせる上昇を期待したい。
△アウォーディー
・連勝中で今回1番人気を背負いそうな本馬であるが、そのの内容から推察すると、今回盤石とは言えないと判断する。
・前走は今回とはまるで舞台設定の違う2100m戦、前々走は1800mながらも比較的スローの展開で2キロ差のモーニンに辛勝、3走前はアスカノロマンに1キロ貰って半馬身差し切りと、連勝というフィルターを外せば今回の条件で文句なく本命とはしがたい内容である。
・この馬はメンバーの中では比較的適性距離が長いタイプだと推察できるが、今回はこれまでで最もペースが速くなると予想される1800m戦。果たしてベストの条件のコパノリッキーに真っ向勝負で勝てるのかという疑問が残り、馬券に絡む可能性はあるが、頭はないと判断する。
×ゴールドドリーム
前走は指数上春からの成長をグッと感じさせるものだった。
レース内容では、外から蓋をされた影響で残り2Fからの追い出しとなったが、抜群の反応を見せ、計算上その1F区間は10秒台に突入しようかというラップを刻んでいたと推測できる。
こう書くと今回もと期待したくなるが、前走の内容は逆に反応が良すぎる、あるいはスピードレンジが高すぎると捉えることもでき、典型的なマイラーのレース振りだったと判断する。
今回はマイラーの素質が問われるレースではなく、返ってマイナスに作用しそうなので思い切って消しとする。来年のフェブラリーSでの活躍を楽しみに待ちたい。
×モーニン
この馬は根岸Sのパフォーマンスが良く、その後比較的スローのフェブラリーSも連勝となったが、やはりその連勝劇は距離適性の短さに由来するものだと判断する。12秒少々で淡々と流れると予想される今回のレースでは分が悪いだろう。
tipmonaとは?
16期 予想歴3年
次走狙い:ゴールドドリーム
次走狙い:メイショウスミトモ
<前書き>
実は私はファンクラブに入ってコンサートを観に行く程度にはASKAとチャゲアスのファンでして…。
今回のチャンピオンズCで、アスカノロマンでASKAのサイン馬券と騒がれるとは…かつての私は夢にも思っていませんでした。もう達観してますが、びっくりですね。
それはさておき、今回は私が印をつけた馬を中心にレースを振り返っていきたいと思います。
<レース展開>
ハナに立ったのは大方の予想通りモンドクラッセ。次いでアスカノロマン、コパノリッキー等が先団を形成し、アウォーディーは先団を見る形で中段の内を追走。我がメイショウスミトモはその後ろを追走し、サウンドトゥルーは先団から離れた後方2番手を追走する形となった。
レースラップ上の序盤の3Fは12.7-10.7-12.9となっているが、ちょっとこれは不自然に思われる。昨年も同様だが、熾烈なハナ争いでも起きなければ2F目に10秒台に突入するラップを刻むとは考え難く、11秒前半程度だったと判断するのがより適切だろう。
4F半ばからブライトラインが動いたことによって、それまで12秒半ばで落ち着いたペースが一気に上がり、残り3F手前から各馬追い通しとなるロングスパート戦となった。
田辺騎手の騎乗は同馬主のアウォーディーのアシストとも騒がれたが、それに関係なくブライトラインは明らかに足りない馬であったので、伸るか反るかでレースを動かし見せ場を作ったファイトは評価したい。
<各馬にコメント>
◎コパノリッキー
先団を追走していたが、残り1F手前で脱落した。
今回指数を設定するのが難しいが、残り3Fまでの追走ペースは、オーバーペースと言われた昨年と同等程度と判断した。予想の段階で想定していた東海Sのペースを上回り、余力切れという結果。もう少し頑張れると思っていたが、下手に乗ったわけでもないので、こればかりは仕方ない。
○サウンドトゥルー
序盤はゆっくり入ったが、後半5Fはロングスパートを敢行し、昨年後手を踏んだ反省を、進路取りやコーナーワークで活かした点は見事だった。条件がベストだった面もあるが、やはり厳しいレースとなった時の破壊力は抜群だった。
▲メイショウスミトモ
序盤で内に潜り込み、アウォーディーを見る形でレースを進め、残り5Fから果敢に内から攻めていったが、直線で失速。
着順を上げる方法論はあったと思うが、真っ向勝負を挑んだ姿勢は高く評価したい。これを糧とした上昇はまだあると思うので、来年以降に期待。
△アウォーディー
ペースが動いた5F目から外に出して追い上げに入り、直線でアスカノロマンを交わしたところを1着馬に差される形。レース後はソラを敗因として全面に出す向きがあったが、それは適切ではないと思った次第。
個人的には、外に出すのは良しとしても、ブライトラインがペースを動かした5F目から早々に仕掛けて追撃したところがロスとなったと判断し、少々勝ち急いだ印象だった。ロングスパート戦は追い出しを遅らせた方が有利になる傾向があり、1着馬との比較ではそこで明暗を分けたとも考えられる。
しかし、これは結果論的に言えることであり、人気を背負った馬が横綱競馬を敢行した点では非常に高く評価したい。レース前は少々侮っていたが、やはり6連勝の人馬は強かった。
・アスカノロマン
先行馬の中でもこの展開で最後まで踏ん張った理由としては、サインの力…ではなく、これまでのレース経験を活かせるレースができたことだろう。
具体的に言えば、しっかりポジションを取りに行った点が返って良かったと考えられる。
先行するには序盤に脚を使わなければならないが、その分、後続各馬が11秒後半を連発するロングスパート敢行する中で、そういった速さを必要とせず1F平均12秒少々で踏ん張り続けるという、この馬の理想的な展開に持ち込めた。
勿論そういった競馬を行うには強靭な先行力が必要となるが、平安Sで今回のレベルに近いペースを自力で作って逃げ切った経験がその下地になったと考えられる。
今回は和田騎手の好騎乗に導かれた面もあったが、そのベースとなる馬づくりをした太宰騎手も評価したいレース内容だった。
・ゴールドドリーム
今回は条件的に合わないと考えられたことや、レースレベル的にまだ対応できる次元に無かったことから惨敗したが、悲観することはない。
今回の厳しいレース経験が糧となれば、次走以降、ベストのマイル戦に戻って真価を発揮すると期待できる。
<おわりに>
全体的に昨年よりパワーアップしたメンバーで行われたことが今回の迫力あるレースの要因だと考えられます。G1レースはかくあるべしとは言いませんが、こういったレースは何度も見たくなるなあと個人的には思います。
私は抑えの安め取りでしたが、馬券を本線で的中された方おめでとうございます。お見事です!
またまた長文となりましたが、最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
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