チャンピオンズC2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎コパノリッキー
  13着/3人気

○モーニン7着/5人
▲アポロケンタッキー5着/7人


 チャンピオンズカップの展開予想の前に、まず土曜のダートから馬場を予想しておく。ちょっと読みにくいところがあって、午前の2歳戦なんかは結構出ているな~という感じだったけど、午後の古馬戦ではそうでもなかったし2歳500万下の寒椿賞なんかは1:24.7でまずまずの時計。まあそこまで時計が掛かっているという感じはないが、高速ダートではまずない。標準位でいいと思う。イメージ的にはこの面子ならハイで50秒前半ぐらいには入ってくると思う。一応平均のど真ん中で、大体49.5-12-49.5ぐらいで1:51.0としておくかな。


 そのうえで展開予想。枠の並びを見た時にまず坂スタートがイマイチなコパノリッキーがどこか、というのがポイントで、これが逃げ先行馬の中では外の方を取れたことで無理せずリカバーしていけるというのが一つある。そして逃げ馬候補のモンドクラッセが中目の枠で、逃げる可能性のあるアスカノロマンより外、そしてアスカは坂スタートの東海Sでは出脚イマイチだったので、これの前にモンドクラッセが取っていく可能性が極めて高くなった。となるとまずはモンドがじわっとハナでペースをスローにコントロール、というところから入ってくると思う。後はこの外の番手に誰がつけるか。アスカがやり過ごして番手外と東海Sの再現を狙えるか、その間に外からコパノリッキーがリカバーしてくるか、モーニンがつけてくるか、というところ。ただ、どの馬が前に行くにしてもそこまでペースを引き上げて行くイメージは湧かないし、恐らく多頭数で内枠のアウォーディーが先行しながら外に出すなんてのは恐らく難しいので、各馬はアウォーディーをアシストしないように仕掛け遅らせる、ペースも上げずにスペースを与えず窮屈にというところに意識は強くなると思う。なので今回のチャンピオンズカップの展開予想はややスロー~スローに決め打つ。仕掛けを前にコントロールされる形で、イメージとしてはタルマエが勝った年のような展開になるとみる。50-12.5-49ぐらいのイメージかな。前々にいて坂の上りで動ける馬を中心に狙いたい。去年並みに流れたらごめんなさいの予想でいく。


◎コパノリッキー

 最終的に雨が降りそうにないな、降っても直前も直前だなと。良馬場での信頼度でとなるとモーニンはちょっと不安があるし、最上位を争う中ではこの馬が一番信頼できるなと。一応想定はスロー…まあタルマエの時ほど明確になるかはわからんが、せいぜい平均でもスロー寄りという程度までだとは思う。ただこの馬の場合は別にスローでなくても良いし、例えば圧勝した東海Sなんかは48.9-49.7と0.8のややハイで出脚は微妙もしっかりとリカバーして番手につけて12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.3 - 12.0 - 13.2とそこからは淡々と進めてのL2再加速で一足を使っていたように決してハイでダメな馬ではない。崩れているときは昨年のチャンピオンズカップを筆頭にハイペースで流れながら仕掛けも早いというところで明らかにコパノ潰しを敢行されてのモノ。ハイでもコントロールしてしっかりと一脚勝負に持ち込めれば大丈夫なのでその点でも不安はない。高速ダートの方が良いとは思うが良でも安定しているし、前走の川崎2100のJBCクラシックでは川崎らしからぬ14.0 - 11.8 - 12.5 - 13.1 - 13.2とアウォーディーが外から一気に動いて向こう正面最速は良いがコーナーで消耗しながらL1で減速ラップとこれはかなり稀なケース。日本一だと思う急コーナーでアウォーディーに外からプレッシャーをかけられて3頭併走の真ん中というのもきつかったと思うし、馬場も時計が掛かっていて消耗度合いのきつい4F戦というのも大きかったと思う。コントロールしてレースを支配できればまずパフォーマンス的には最上位との比較でみても1枚抜けているし、唯一伍すことができると思っているアウォーディーも内枠でまず外に出す必要がある、それも難しいということでこの馬が外から主導できる立場ならこの馬から行くべきだろうと。この◎はほぼ即決。


〇モーニン

 チャンピオンズカップの予想の過程で、モーニンの対抗はちょっと時間がかかった。まあ一つ引っ掛かるのはこの馬はやっぱり道悪巧者の可能性が高いということ。フェブラリーSでは46.1-47.9とかなりのハイペースの中で上手く好位づけしながら直線で早い段階でタガノトネールに並びかけてL2の最速地点でスッと先頭に立ってそのまま粘り込む強い競馬はできていた。ただ不良でレコードが出る中でのものだったし、この馬の馬場適性を見ても根岸S、日本テレビ盃を見ても時計が出やすい方が良い感じで、逆にかしわ記念みたいに時計が出なかった船橋では追走で脚を使って甘くなってと全然良さが出なかった。まあかしわ記念は状態面(-12kg)というのもあったかなと思うし、個人的には日本テレビ盃は道悪を考慮に入れてもやっぱり驚きで、49.5-49.4と平均ペース、58kgを背負って13.3 - 13.1 - 12.3 - 12.0 - 12.2 - 12.9と息を入れてからの4F戦でロンスパの形、アウォーディーにプレッシャーをかけられながら簡単に譲らなかったのはかなり評価したい。この内容、息を入れてのロンスパでやれた以上まともに考えれば距離は問題ないはず。前走の武蔵野Sの敗因が難しいけど3角までにかけてかなりスムーズさを欠いていたのもあるし、59kgを背負っていたのもあった。フェブラリーSは確かに流れているが息を入れられたことも大きいし、そこからの一足だった。府中での坂の上りで加速できているので中京1800は合うと思うし、後はうまく先行策、コパノリッキーを目標にしながらの競馬、もっと言えば理想はコパノがスタートで安定しない内に前に出れちゃえばそれが一番。まあこの馬もダートスタートでこの面子だと簡単に行けるかの不安はあるけど、根岸S、日本テレビ盃の内容なら2列目ぐらいは問題ないはず。


▲アポロケンタッキー

 メイショウスミトモとちょっと悩んだ単穴枠はこの馬にした。理由としてはスロー想定で後半勝負にシフトしそうな中で、中京1800だとL2での加速が問われる可能性が高いしそこが上り坂であると。その点でも同じようにL2の直線半ばに上り坂がある府中で、しっかりとL2最速地点で伸びてきている実績があるこの馬を取った。前走のみやこSは平均ペースの1800、48.7-49.1という流れの中でこの馬は序盤無理せず中団やや前目ぐらいで入って3~4角で動いていってねじ伏せきったわけだが、ラップ推移が12.5 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 12.3 - 12.5とL3の3~4角で最速、ここで外々から動いていってL1まで一番いい脚を維持して伸びてきているように後半の余力さえ持って入れればポテンシャルは通用する。またシリウスSでも12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 12.5とL2最速11.8とそれなりに速いラップの中で外から押し上げ、流石に最速地点では食らいつくまでだったがそれでも対応してL1ではジリジリ伸びてきた。ロスなく立ち回った1,2着馬と比較しても最後まで脚を使えたという点は評価したい。最速地点でのキレ負けもしにくいと思うので、まあ流石にコパノリッキー比較だとキレ負けしてもL1でグンと来る可能性は高い。2100で流れると甘かった馬が1800の平均でやれた以上イメージを一新しないといけないと思うし、この距離の方が良い可能性は高くなったと思う。まだ人気的にもそんなに反映されていないし、まあ前走のロワジャルダン比較でみると着差はそうでもないがロスなく完璧に立ち回ったロワよりもL1で伸びていた点は素直に評価したい。外から勝ちに行ける立場なので、その点でもこの馬を推したい。アウォーディーが内枠に入って出し切れないリスクが出てきた中でポテンシャルタイプで一番狙いたい馬かな。


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