有馬記念2016予想
中山なのでラスト1Fは東京より確実に時計はかかる

nige
11期 予想歴23年

◎サウンズオブアース
  8着/4人気

○サトノダイヤモンド1着/1人
▲ゴールドアクター3着/3人
×キタサンブラック
×シュヴァルグラン


本命は、サウンズオブアース

前走は、中団の外から追走して、残り700mから仕掛けて直線外へ。
直線でリアルスティールが外にふくれた影響で、どんどん外に行くしかなく、それでも最後まで長くいい脚で伸びてきて2着。
終始外を走らされて、直線でもまっすぐ追えない中で、よく走っている。

この馬は、瞬発力はそこそこだが、トップスピードが速く、それを維持する持続力があり長くいい脚を使うタイプ。

マルターズアポジーが主張して逃げると思うので、そこまで速くならないとは思うが、それでも中山なのでラスト1Fは東京より確実に時計はかかる。
そうなれば、持続力が生きる。

去年は、勝負どころで外から被されてしまい、仕掛けが遅くなったことが、痛かった2着。
今年も内枠なので、ロスなく競馬することはできるので、4角から直線に入るところでスムーズにさばければ差し切れる。



対抗は、サトノダイヤモンド

前走の菊花賞は、中団やや前から追走。
2周目向正面で内から動く馬が数頭いたが、その位置でじっとして、800m過ぎてから外からじわっと進出。直線に入るところでは外を確認する余裕を見せて、追い出すと一気に突き放して2.1/2馬身差完勝。

ラスト3F11.6-11.5-11.6で、残り250mくらいで先頭に立っているので、11秒前半の時計からラスト1Fも11.6でまとめて、まだ余裕のある走り。

この馬は、総合力が高いタイプ。

スローからの上がり勝負での瞬発力(トップスピードに入る速さ)とトップスピードの速さは、ダービーでは33秒台の上がりを使ってマカヒキの2着。

皐月賞では前が不利の速いペースで、早めに先頭に並びかけに行く競馬。
それで不利がありながら、最後までじわじわ伸びる持続力を見せている。

東京のスローのような条件だと、位置取りの悪さが着順に影響しやすく、瞬発力やトップスピードが抜けてあるタイプに負ける可能性も上がる。
今回の中山のような上がりがかかりやすい条件なら、総合力が生きるのでより安定して上位争いに加われる。

上がりのかかる条件なら、まだ底を見せていないと考えているので、55kgの斤量差もあり、あっさり勝っても驚かない。



単穴は、ゴールドアクター

前走は、3番手追走から、直線に入るところでキタサンブラックの外へ。
直線に入って瞬発力の差で前との差を広げられて、後続から差を縮められたが、ラスト100mしぶとく粘って4着には残った。

この馬は、瞬発力(トップスピードに入る速さ)はあまりないが、トップスピードに入ったらその脚を長く使うタイプ。
東京では、アルゼンチン共和国杯を勝ってるが、上がり勝負ではあるが重馬場。

上がりがかかったほうがいいタイプで、器用さが生きる中山でこその馬。

2200m以上の中山重賞では、去年の有馬記念、今年の日経賞、オールカマーを勝ち中山長距離の非根幹距離適性は出走メンバーで一番。

能力的には、上位評価2頭の方が上と考えているが、器用さと前にいる有利さで、押し切れてもいい。



<予想>
◎6サウンズオブアース
○11サトノダイヤモンド
▲2ゴールドアクター


サウンズオブアースの単勝と3頭馬連BOXで勝負します!


キタサンブラック

前走は、逃げて直線で差を広げて、ラスト1Fも大きく減速せずに逃げきり。
ただ前半3F37.2秒とかなり遅く、かなり楽なペースで逃げて、自らペースを上げていける余裕のある仕掛け。

武豊騎手の絶妙なペース配分に、後続が楽をさせすぎた印象が強い。
前半ゆったり入れれば、ラスト4Fならしっかり粘れる所を、宝塚記念3着で見せていた。

今回は、ペースはそこまで速くなりそうにないが、何が何でも逃げるマルターズアポジーがいるので、逃げない競馬。

逃げない競馬でも京都大賞典で勝ってはいるが、あのレースは超スローの前有利。
ラスト4Fだけのレースで、11.9-11.1-11.1-11.5とラスト0.4秒しか減速していない楽なレース。

逃げないレースで、ラスト1F時計のかかる中山は、不安がある。
前走逃げ切ったことで、後続の仕掛けもワンテンポ速くなることを考えても楽ではない。



シュヴァルグラン(5番人気)

前走は、中団やや後ろから追走して、直線外に出して長くいい脚を使って3着まで持ってきた。
広いコースでのゆったりしたペースからのロングスパート勝負は、この馬の得意としているレースなので、力を出し切った。

札幌の500万下で、アルバートの2着があるから小回りがダメではない。
ただ広いコースの方が、3〜4角で外を走らされずに、直線が長く力を最大限に出せる。

結果を出してきた条件とは違い、この条件がいいという馬がいるので、評価は下る。
内枠で無理せず中団くらい取れるような競馬なら怖かったが、外枠だと後ろからの可能性が高く。


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