10期 予想歴20年
◎シャイニープリンス
3着/4人気
○ツクバアズマオー1着/1人
▲ダノンメジャー7着/5人
2017年最初の予想だけど、Cコースに替わって馬場が高速化することが多いので、昨年のタフな馬場のイメージから一気にどこまで変わってくるかは正直やってみないと分からない。その点ではある意味今年一年の運だめしかな、ひとまず標準馬場で昨年有馬の週よりは軽くなるとみておく。
展開だけど、これもまた運試しというか、読みにくい。ひとまず行く可能性が高いのがダノンメジャーで、これはコメントからも積極性を窺える。それとクラリティスカイ田辺も陣営のコメント的に見ても少なくとも前にはいきたいだろうと。田辺のタイプ的にも逃げられれば逃げの手を打つということも余裕であり得るんだけど、ダノンメジャーが行ききるつもりなら2列目ポケットを取りに行くだろうと。その外からマイネルフロストも恐らく番手を狙いに行く、ダノンの番手を取りに行く形で松岡ならペースを速めてくる可能性は高くないと思うので、そうなると前半はスロー寄りの可能性が高くなるかなと。ただ松岡が番手なら3~4角の動き出しの意識は強くなると思うのでコーナーで勝負してくるという可能性が高いかな。スローからのロンスパ気味を想定しておきたいが、正直展開は読みにくいし決めつけるのは危険。少なくとも軸はある程度対応できる馬を据えたい。
◎シャイニープリンス
まず予想の前提としてツクバアズマオーを喰える馬、という所から入って、前走のディセンバーS組で逆転が十分可能性的にある、という点ではこの馬だと。前走のディセンバーSの場合はペースは61.5-59.4で2秒とかなりのスロー、そのうえで12.2 - 11.5 - 11.9 - 12.1 - 11.7 - 12.2と5Fのポテンシャル戦。ただそれでも3~4角でちょっと緩んで出口で加速するという形になっていて、ここで2列目ポケットで待たされながら直線なんだが入りの段階で待たされ、追いだしてから進路が狭くなって再度我慢と追い出しの地点で器用に立ち回りながらもスペースが無かったという感じ。そうこうしているうちに外から勢いをつけて坂に入ってきたツクバ辺りに見劣ったという形。それにこの馬の場合福島民報杯で59.8-59.1と平均の中で12.2 - 11.8 - 11.2 - 11.5 - 11.9 - 12.7とL4最速の流れをミラノが作っていて、それを離れた番手から進めながらL1まで突き抜けているようにポテンシャル戦に近い競馬の中で強い競馬ができている。その点からも出し切っていい、2列目ポケットで我慢しながらでも器用に動けるギアチェンジ面もある程度見せてきているという点で後半要素は高いレベル。またポジショニングも上手くペースも平均までならクリアできるので、その点も含めて不確定要素が多い今回は軸として狙いやすい。そのうえでツクバを上回る可能性が十分にあって、前にクラリティスカイやマイネルフロストといった動ける馬を置く形になりそうなのも要所で動きやすいという点で良い材料。アイルランドTは外枠でもあったし、そもそもキングヘイローの仔は休み明けで走らない馬が圧倒的に多い。叩いて良化を示してきているわけだし、この条件ならこの馬から入りたい。
〇ツクバアズマオー
ん~まあこの馬をどうするかちょっと悩んだんだけど、対抗にした。人気が読みにくいところで、軸としては良いと思うんだけど勝ち切れるかどうかがポイントだと思っている。ひとまずこの馬の良いところはコーナーで加速することができる馬で、3~4角で内で我慢しながらしっかりと動けるというのは強み。例えばオールカマーなんかは典型的で、59.9-59.9と平均ペースの中で12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 11.3 - 12.0とラップ推移的にはL2最速だが単騎のモノで、3~4角で離れた番手以降が差を詰めている、実質的にはコーナーで動いていると。その中で中団の中目で我慢しながらサトノノブレスの直後を取って上手く3~4角で押し上げながら動けていて直線で内に入ってスッと反応、しぶとく伸びてきた。この辺からも個人的にはもうちょっと距離があった方が良いかなとは思っているんで、常識的なレベルでのスローであれば恐らくかなり高い信頼度だと思う。前走のディセンバーSでも61.5-59.4と2秒のスローからの12.4 - 12.2 - 11.5 - 11.9 - 12.1 - 11.7 - 12.2とポテンシャル戦の中でも外から押し上げながらきっちりと捕えた。ただこの時はコーナーで緩んでいたというのも幾らか噛み合った要素だし、2kgの斤量差があった中でコーナーで少し待たされたシャイニープリンスとの比較、としてみた時に逆転される可能性は十分あるなと感じた。なので軸としてはアリだけど、じゃあ2倍前後の単勝オッズで、勝つか負けるか、という中で?という点で本命にし切れなかったところかな。恐らく前走は叩き台でこことAJCC辺りが目標かなと思っているので上積みはあると思っているし、ここできっちり勝ち切れれば今後楽しみ。
▲ダノンメジャー
この馬は1周コースの2000m、というイメージが正直湧かなくて、ダイワメジャーの仔ってメイショウカドマツを除けば基本的にはU字のトップスピード戦得意の後半総合力型がほとんどで、コーナーで早めの仕掛け、分散する競馬は合うのか?ってのが一つポイントとしてはあるんだけど、この馬の場合前走のチャレンジCはやっぱり甘く見てはいかんし、このメンバー構成なら…というのはある。前走のチャレンジCはペース的にも47.0-47.7と平均で厳しい流れの上で、11.8 - 11.6 - 11.3 - 11.8 - 13.0とL3最速、L4の地点でも11.6とかなり仕掛けも早い流れでレースを作ってしぶとく踏ん張った。8着なんだけど、マイネルハニー比較で0.3差で踏ん張れているわけで、しかも厳しい流れの中でやれたのならある程度ペースを引き上げても面白いと。それと、個人的には5着だけど3走前の秋風Sも悪くなくて、47.2-46.4とややスローからの11.9 - 11.5 - 11.5 - 11.3 - 11.6 - 12.0と後半勝負のL3最速戦。ここで好位の外から3~4角で勝負に行く、ロスの多い競馬をして結構踏ん張った。相手が準OPだがグランシルクやマルターズアポジーといった強敵が揃っていたし、前半ゆったりの中で後半ラップが早い地点で勝ちに行って踏ん張れたのは後半要素で良さを出してきたといえそう。本質的にはマイルよりは1800の方が良いのは確かだと思っているし、ゆったり入った方が良いとも思うのでその点でも距離延長の2000でこの面子、主導権を取って3~4角でじわっと引き上げながら外から押し上げる馬を前で受けることができれば怖い。
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