10期 予想歴20年
◎サンソヴール
2着/10人気
○ダイワドレッサー15着/7人
▲クインズミラーグロ3着/6人
雪の加減がどうかだけど、一応天気予報を見る限りはちらつくぐらいかなと。我が町城崎は普通に降って積もってますがね。前開催の中京も基本的に高速状態だったし、期間も短いので基本的には高速状態とみておいて良いかな。
展開予想だがウインリバティが今回は出たなりで無理をしない、控えるのではなく出たなりでという感じなので恐らく逃げの手を打ちたいプリメラアスールがハナを主張する形になる。それを行かせてウインが番手を狙うのか、その間にクリノラホール辺りがスッと先行策を取ってくるかというところ。先行勢ではシャルールの出方がカギだがシャルールは壁を置きたいといっているのでこの枠からだと外から入ってきてもらいたいと思うし恐らく少し控える意識。となるとクリノラホールが外から切り込んでプリメラの外につけて番手外の可能性が高いなと。内からはサンソヴールが2列目のポケットを狙いに行くということで先行集団はある程度ペースをコントロールしてという形になりそう。坂スタートで探り探りのレースメイクになるとみて、恐らくスロー、60.5-59ぐらいのイメージで入っていく。恐らく3~4角でもそんなにペースが上がってこず直線入りのL2最速とみて良いかな。予想で重視するポイントとしては前半はポジショニング、後半の総合力の高さと見て進めていきたい。特に上り坂加速で動けている馬を狙っていきたいかな。
◎サンソヴール
まあここは思い切った予想で…というよりも、個人的には軸としてダイワドレッサーやシャルール、クリノラホール辺りとの比較で考えていたんだけど、枠の並びみて割と普通にこの馬にとなった。まずレースレベルが低いのは確かで、その中でシャルールとダイワが地力で抜けているとは思っている。ただシャルールは出来が不安定でまだちょっと安心できない、ダイワは力はあるけど要所の動きではそこまで良いものを持っていないのでそこが中京ではカギ。クリノはダメジャ産駒でU字が理想っぽいし1周コースで実績はあるけどあくまで500万下、プリメラ相手にやれているけど上位5頭ぐらいは混戦だった。となると上位勢もそんなに信頼はできない。その中で、この馬はまず3走前のTVh賞が良くて、48.1-46.9とスローからの12.6 - 12.3 - 11.7 - 11.2 - 11.7と加速していく流れ。ここで2列目の外にいて更に外からプレッシャーをかけられることで4角出口で一気に仕掛けて直線で出し抜く。最速地点での伸びが良く緩い地点から動いていくのが得意なタイプ。パフォーマンスが高いときは前を取ってスローからのトップスピード戦、緩い地点からの加速性能…ギアチェンジが持ち味。東京1800で強い勝ち方をしたときも同様にスローからの12.2 - 13.1 - 11.5 - 11.1 - 11.7と3F勝負、L2の上り坂地点が最速なんだがここで2列目から先頭に一気に立っていて坂の地点での加速性能の高さをしっかりと見せてきた。機動力の高さが持ち味。前走のターコイズSはマイルのハイレベル戦の中で46.4-47.2と流れた中でしっかりと先行できた。ただ持ち味はポジショニングの良さをつけてきたことと、後半のギアチェンジなので流れたことで後半要素を削がれたという形。逆に言えばハイレベルなマイル戦で46秒ペースにしっかりといいスタートを切って2列目に下げられたというのは非常に大きい。マイルを使ってきたので折り合いがカギだったが内枠を引けたのも前に壁を置けるという点でポンと出して下げていけるという点で前走同様ポジショニングには良い材料。そのうえでスローでコントロールされれば後半のギアチェンジと坂の地点での加速力の高さは活かしやすいし、仮に3~4角で動かれてもそこでロスなく立ち回れるのは武器になる。ここは普通に通用すると思っているので、まあ上記の実力馬が不安を克服して勝ち切る可能性はあっても、3着まででの期待値と考えればこの馬が一番だと思う。完全に流れ切ったり超ロンスパまで行くと厳しいと思うけど、いい位置を取って後半の総合力勝負なら素直に勝負になるという予想。多分人気ないけど、こういう動けるタイプは常に過小評価されがちだからね。予想的には頭でというのもチャンスはあると思うけど、複勝で勝負したい気持ちが強いかな。
〇ダイワドレッサー
この馬の前走ターコイズSの負け方ははっきりしていると思っていて、単に基礎スピード不足だったと。この馬はラジニケ賞で47.2-47.4と平均ペースの中で上手く2列目から立ち回ってしぶとく粘っての2着が一応のベストバウト。また古馬との戦いでは福島記念で61.0-59.8と1秒程度のスローの中で後半のロンスパを中団から内内立ち回ってしぶとく伸びてきての3着。オークスが個人的には面白いなというところで、距離延長の中で厳しい流れになってもトップスピードを引きだしたりポテンシャルを引きだしたり、という競馬をしてきている。パフォーマンスだけで見れば1800以上がベストなのはまず間違いないと思っていて、前走ハイレベルのマイルの流れでは脚を使わされてしまう。そういう意味では今回は恐らくゆったり入れる舞台だし、外枠なので取り付きながらいい位置を狙って行けるという点では良い。ただ中京2000で高速状態だとTS持続やポテンシャルよりもL2最速に向けてのギアチェンジ、機動力を問われがち。オークスでもそうだが要所のギアの切り替えよりはどちらかというと前目から早めに仕掛けても最後までしぶとく、というTS持続なりポテンシャルなりの方が高いものを見せている。ので、外から前を向いて動けるのは良いけどスローで仕掛けの遅い中で質を問われて一気に突き抜けきれるかどうか、という不安は少しある。前半ゆったりなら大崩れはしにくいけど、個人的にはそこが引っかかった。ただ思った以上に人気がないんだよなあ。出し切れる競馬になればこの面子なら2枚抜けていると思うんだけどね。
▲クインズミラーグロ
この馬は本質的には流れた中で鋭く一足を使ってくるところで良さが出てきた(紫苑S)と思っているがその中で4走前の山中湖特別の勝ちっぷりはかなり驚かされた。東京芝1800で少し渋っている中、もちろん49.6-46.5と超スローの部類で12.7 - 12.4 - 11.4 - 11.3 - 11.4と3F勝負に特化してはいるが、後方外々からミルコが出し切って上がり最速33.2、坂の上りでグンと来てL1まで脚色を維持しながら他を寄せ付けなかった。これは結構意外だったかな。そのうえで前走のカウントダウンSでは阪神2000でタフな馬場、61.5-61.2と流れた中で2列目ポケットにつけてしぶとく一足を使って外から先頭列に並びかけ、L1までしぶとく脚を使ってきた。この内容からも前につけて前半脚を使っても戦えるというのは大きいなと。ある程度の流れから動く形で脚を使えるのとドスローまで落ちればその分TS持続を引き上げてくる、この辺は結構ルージュバックに近いところはある。昨年はドン詰まったが、府中の内容を見ても坂加速ができているので高速馬場の中京2000で後半勝負、しかも今ならある程度いい位置を取れる、という点で考えればこの面子なら好勝負だろうと。
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