10期 予想歴20年
◎ソルヴェイグ
6着/2人気
○ブランボヌール13着/5人
▲アースソニック7着/11人
予想の前に、まず馬場の傾向から。Ｂコースに替わったことで少し時計が速くなったのと、少し外脚傾向が出ていたかなという感じ。恐らくこの面子なら８秒前後、７秒台まで視野に入れても良いレベルの馬場にはなってきた。冬場は芝の施行数が少ないから決めつけにくいけど、そんな感じ。
展開予想だが、ローレルベローチェが回避したがそれでも逃げ先行馬が多い。ネロが積極的に行きたい、というのは分かるがスッと入っていけるほどテンが速い馬ではない。エンジンの掛かりが遅いので、ひとまずテンが速いソルヴェイグがミルコで出遅れなければすっとハナを取ってしまう、その外からこれまた速いセカンドテーブルがスッと番手につけていくというところで、この隊列をネロが外から崩しに行くかどうかがポイント。ネロの外のセイウンコウセイもネロを目標にと決めつけていると下手するとネロが３番手に収まった時に４番手で雁行状態の２列目～好位外とかもあり得ると。ネロの出方で随分変わってくるし、セントウルＳでも好位からの競馬で結果を出してきたネロ、というところからも必ずしも逃げに拘って、というところはないだろうと。そうなるとペースが上がり切らない可能性も出てくる。まあネロも簡単に引き下がるわけにはいかないだろうし、その辺りを考えてもハイペース気味になってくる可能性の方が高いかなと。一応は平均～ややハイぐらいのイメージで…33.8-34.2～33.5-34.4ってところかなと。幅は持たせた予想をしたいが、頭数も少ないので絞って。
◎ソルヴェイグ
ブランボヌールと悩んだ本命だけど、こちらを取った理由は枠の並びもあるのと馬場が思ったよりは回復していたこと、展開がちょっと読み切れなかったことかな。ブランボヌールは先週ぐらい時計が完璧に掛かっていたら外枠でも面白いと思ったけど、先週に比べると一段階回復してきた感じ。このソルヴェイグの良いところはやはり基礎スピードを持ったうえで後半要素を高いレベルでまとめてくること。そしてなんといってもポジショニングが上手い。ミルコに替わるのだけがこの条件では不安というところ。前走のスプリンターズＳなんかを見ても33.4-34.2と１秒以内のややハイ、11.8 - 10.5 - 11.1 - 11.2 - 11.2 - 11.8とテンから11.8と速いラップを踏む中でも内枠からスッとハナを切れてしまうテンの速さ、最終的には外のミッキーに譲る形だけどこれが主導権を取り切る中では重要になってくるし、ネロよりも速いと思う。仮にネロが競ってこなければ平均ペースに落としてもある程度やれるができればある程度のペースにはしたい。その点でもネロが競ってきて譲る形で２列目ポケットに入り込むのが理想だろう。展開の幅も広いし馬場も対ブランボヌールで見れば軽い方が良い。函館スプリントＳは33.4-34.4と１秒のハイでも息を入れて11.8 - 10.6 - 11.0 - 11.5 - 11.3 - 11.6と再加速ラップを踏んでいる。流石にシュウジには動き出しでちょっと見劣ったけど、総合的に隙が無い。ここは信頼したい。
〇ブランボヌール
外枠が必ずしも悪いとは思わないし、今回は雁行状態の先行列を見ながら好位で様子を見ながら入っていけるというメリットもある。ただ、それでも総合的に見るとソルヴェイグの幅の広さを上位に取ったというところ。この馬はキーンランドＣでも時計が掛かりだした札幌で34.1-34.4と平均ペースの中で好位外々から12.1 - 10.9 - 11.1 - 11.3 - 11.3 - 11.8とコーナーでも大きく減速していない中でロスを作りながらもＬ１のバテ差し顕著に差し込んできた。まあこの時はソルヴェイグも少しロスがあったので、立ち回りの上手さを活かせるソルヴェイグは手強いが、それでもシュウジやレッツゴードンキを撃破しているわけで、ナックビーナスやエポワスの活躍からもハイレベルは間違いない。京都だと軽い馬場でとなると微妙かなと思っていたので、適度に時計が掛かるのは良いがそれでも先週ほどタフな馬場とは思わないのでその辺りも微妙に評価を下げたところ。まあここに入っても地力自体は最上位だと思っているし、枠の影響が出やすい京都1200なのでどうしても少し下げたけど、ここも期待したい一頭。
▲アースソニック
馬場が少し軽くなったところでこの馬の良さが出てくる可能性は高い。明確な後傾型の追込み馬で、京都1200は抜群の相性を持っている馬。近走はハイペースでもこなせているし、セントウルＳなんかでも本来の競馬ではない中窮屈なところを立ち回りつつも差し込んできた。ネロとの比較でみても噛み合えば十分戦える馬で、ネロの出方次第ではあるがペースを上げ切れずトップスピードの質を要求される形になればこの馬の切れ味は最大の武器になる。コーナーで内内を立ち回りつつ直線で上手く中目に誘導できればと思うし、ラインスピリットやソルヴェイグ、ダンスディレクター辺りが前にいる形だろうから、進路確保もそんなに苦労はしないんじゃないかなと。テイエムやヒルノよりは前につけてほしいが噛み合えば一発十分あり得ると思う。
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