つばき賞2017予想
勝ち方に注目したい

スカイポット
14期 予想歴20年

◎ファンディーナ
  1着/1人気

○タガノアスワド2着/3人
▲エスピリトゥオーゾ4着/5人
△アルジャントゥイユ6着/6人


今期の若駒世代はディープインパクト産駒の大物があまり出現していません。もちろん、朝日杯をサトノアレスが優勝しているものの、他ではカデナくらいで、大物と言われた馬の多くが期待外れの成績に終わっています。先週はクラシックで上位争いできそうな馬と考えていたムーヴザワールドとフローレスマジックも休み明け初戦を3着と微妙な状況となってきました。

その今期のディープインパクト産駒ですが、ここに来て本当に大物かもしれないのが、このレースに出走するファンディーナです。前走の新馬戦ではほぼ直線だけで後続を突き放して9馬身差の圧勝。過去、キャリア1戦時に1.5秒以上差で勝利した馬を調べると、1992年のビワハヤヒデ(1.7秒差)まで遡るらしいです。

天星指数でも中距離で指数58★$を出すことはかなり稀なことで(55以上で優秀というイメージ)、2004年のディープインパクトの新馬戦の指数が68★Sで、これは今の指数計算に合わせると61~62程度なので、それに迫るレベルです。

逃げている場合は楽勝時に着差がつきやすく、逃げて楽勝した馬は実力以上に人気になりやすいため、話題先行という可能性もなくはないです(ネットでは、オーシャンエイプスではないかという話も。懐かしい名前ですね^^)。

ですが、この馬は他にも、調教が抜群であること、新馬戦の内容が非常に良かったこと(スタート良く、超スローラップ時も折り合い、操縦面の不安なく、走法は歩幅がある上でギアの推進が見られ、上がり2ハロンを持ったままで11.0-11.4と上がり最速の末脚を使った)、父がディープインパクトであること、登録馬は16頭いたのに、中途半端に力のある馬は軒並み回避して結局9頭立てになったことなど、推奨材料が多く、G1はともかくこのレースやフラワーCで負ける器とは思いません。

相手は、決め手のあるメンバーではないので、前に行けて素質もありそうなタガノアスワドがそのまま残ると見て対抗に、3番手候補として、指数中位となるアルジャントゥイユ、エスピリトゥオーゾ、インウィスパーズ、未知のダノンロッソまでというところでしょうか。


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つばき賞2017回顧
また牝馬の巨星誕生か

スカイポット
14期 予想歴20年

次走狙い:ファンディーナ


 昨日のつばき賞は、この若駒世代のレースの中で最高指数を叩き出す衝撃的なレースとなりました。超スローペースリスクが付くので指数の精度は落ちますが、現状、71.3で決めてみました(65~73の間になる可能性が高いです)。

 この指数は1800mではリスグラシューの64.7を遥かに上回りますし、昨年のマカヒキの弥生賞の65.7(66.2相当)も上回り、ディープインパクトの指数2000m73(現在の計算では67~68程度)も上回ってしまったというなかなか凄いものです。インウィスパーズの指数を前走レベルで固定したとしてもファンディーナの指数は65となり、これらと同等クラスとなります。

 普通に考えて、上がり2ハロン10.7-11.0というラップを残り600mで0.9秒差ある位置から差し切るなど尋常ではありません。私に、他にこれをできるイメージが湧くのはディープインパクトだけです。

 ファンディーナは今回のレースで走法にエアも加え(抜く時の浮遊感です)、ギアとストライドも兼ねた優秀な評価になりました。ギアの鋭さはディープインパクト程ではありませんが、彼よりも重厚なのは良い点でもあります。厳しい流れになった場合はどうか、という不安材料もあるにはありますが、やはり2月8日の調教の52.7-23.9-11.9がありますから、それなりには対応できると思います。

 今後のローテーションはフラワーカップを予定していたと思いますが、ここでも敵はいないと思いますので、しっかり賞金を稼いでクラシックに乗り込んでいけば良いでしょう。クラシック登録は桜花賞、オークス、ダービーのようなので、選択肢は色々と。強力なメンバーがいる桜花賞で勝てば逃げたと言われずにダービーへ挑戦できますし、毎日杯またはNHKマイルCからダービーという道もありそうですね。

 ファンディーナはタイ語で「良い夢を」という意味ですが、文字通り今後期待できそうな逸材であることを証明する衝撃的なレースになりました。

 2着馬のタガノアスワドも0.3秒差なら強いと思われそうですが、指数は58台なので条件戦からOPクラスという程度。ただし、展開利を受けられれば重賞も好走できる水準です。今回は完全な勝ちパターンでしたが、相手が悪かったですね。

 3着のインウィスパーズは指数56台。前走は引っかかった影響が思った以上にあったと考えています。条件戦なら今後も侮れません。

次走狙い馬:ファンディーナ


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