10期 予想歴20年
◎ペイシャフェリス
9着/17人気
○アルビアーノ17着/3人
▲エテルナミノル15着/8人
天気が読みにくいが金曜に少しぱらつく程度かなと。土曜は曇りなのでどこまで降るか分からんが重馬場まではいかない可能性が高いだろうと。良~稍重で少し影響するとみる。先週の段階でも馬場はそこそこ重め、今週もそこに近いか少し軽いぐらいのレベルとみていいだろうと。標準馬場想定としておくが、振れるとすればややタフな馬場の方に、ぐらいのイメージかな。
展開予想だがまあなかなか難しい。引退が近づいている幸四郎のフィドゥーシアが大外を引いたのでこれがハナを主張していく形になると思うし、これに対抗する馬がいるかどうか。ワンスインナムーンは基本は番手策ではあると思っているので、まあ是が非でも逃げたい馬ではないし幸四郎が行くなら控えて番手の可能性もある。中目のムーンエクスプレスは前走逃げられているが出足が速い馬ではないので楽にハナを取り切るところまでは難しいだろうと思う。中目のペイシャフェリスも前走でハナを切って沈んでいることからも無理してハナを切ることはないだろうし、恐らくムーンを行かせながらか或いはムーンの前に出切ってしまって逃げ~内ポケットを狙う、外から切り込んでくれば譲って2列目ポケット~好位という意識かなと。それ以外はこれといった先行馬が不在なので読みにくいところはある。ただ内にアルビアーノやベルル、スナッチマインドといった微妙なポジション取りの馬が固まったのでこの辺がどう転ぶかな。枠の並びを見て荒れる気配が少し出てきたかなと思う。先週の淀の傾向を見ても馬場が読みづらくペースも上がり切りにくい、仕掛けも遅れがちでL2最速、L1最速率がド日通して結構多い。今週も雨がちらっと降りそうで意識的には仕掛けが遅れるケースを考えておく必要はあると思う。平均~ややスローで35.5-12-34.5~35-12-34.7~8ぐらいでスローもあるかなと。スローから平均ぐらいで見ておいて、ペースは決めつけないが仕掛けどころはコーナーではそこまで上がらず直線序盤のL2最速を強く想定しておきたい。
◎ペイシャフェリス
本命にするかどうかは流石に悩んだが、それでもこの馬にとってはこれ以上ない条件が揃ったと思う。今の京都の馬場も歓迎できるし、1400でも単調な流れだと基礎スピード負けしかねないが一息を入れて仕掛けを待てる展開は理想。相手関係を見てもアルビアーノやスプリント路線のレッツゴードンキやナックビーナス、ちょっと足りないスナッチマインドが上位人気になるレベルなら普通に展開が噛み合い切れば勝負になると思う。新潟内1400でも朱鷺Sが34.3-34.5と平均ペースからの11.0 - 11.4 - 11.9 - 11.0 - 11.8とコーナーでの中弛み、直線再加速という新潟内らしい競馬。ここでしっかりと2列目外で進めながら直線でしっかりと反応してL1で迫っている器用なワキノブレイブを振り払う勝利でL1の粘り込は良い脚だった。この馬の良いところは基礎スピードを持ちつつ一足をそれなりに長く使ってくるタイプ。昨年のスワンSでは34.4-34.5と平均、11.5 - 11.8 - 11.3 - 11.4 - 11.8と少し息を入れたが4角最速で仕掛けが早い流れ。アルビアーノが外から勝ちに来る中でL2では少しキレ負けしていたがL1では踏ん張って食らいついての時計差無しまで粘っている。この馬の場合は高速馬場でも結果が出ているが、本質的には淀みやすく息が入りやすい、少し時計が掛かって馬場が読みにくい状況の方が良いし、通常の高速京都で3~4角から動くような競馬だと甘くなるので京都実績は物足りないが、今の総合力を活かしやすい京都は噛み合うと思う。常に二桁人気の馬だし、恐らくここも二桁人気でしょう。バランスを上手く取れればここでも戦える一足、マイルでもここ2走はペースが速かった。過去を見てもハイまで行くと崩れる、ドスローまで行くとキレ負けするというところでどう見ても平均までが理想だし、今回は恐らく各馬先行しても探りながらでペースをそんなには上げられないし仕掛けもそんなに積極的にはできないだろうとみて、それなら2列目から前受して脚を引き出せるこの馬を狙いたい。スワンSの内容は仕掛けが早く噛み合い切ってない中で強敵相手にあれだけやれたならここは馬券的にチャンスは十分にあると思っている。3着までの期待値はかなり高いと踏んでの本命。平均~ややスロー、L3-2で加速度の高い出し抜きの競馬になってくれれば。
〇アルビアーノ
結果が出ていない休み明けでも追い切り自体は良かったと思っているし、馬場がちょっとマイナスかなと。この馬の場合一度目のスワンSを勝った時の様に高速馬場でペースが平均で上がったように見せて直線序盤で鋭さを引き出ししっかりと抜け出すという競馬ができてこそという感じ。これまでのパフォーマンスを見ても古馬以降は1200寄りだと思っているし、昨年のスワンSなんかは34.4-34.5で平均でも11.5 - 11.8 - 11.3 - 11.4 - 11.8とL3最速で仕掛けが早い中外から勝ちに行く形で一瞬は凄くいい脚を使ったがL1はかなり甘くなった。馬場がソフトでキレを削がれるとちょっと物足りないし、高松宮記念でも32.7-34.0、超高速で自身平均で進められたにせよL1の伸びはイマイチ。その辺を考えても個人的には少し渋って時計が掛かっている今の淀を単純にプラスには取れないかな。ただ機動力が非常に高いレベルである馬だし、昨年のスワンSでも外から動くときの脚は一番だったので、馬場はともかく全体のペースが落ち着く可能性が高いのと仕掛けが遅くなりがちな今の淀の競馬で内枠を取れたのは噛み合うと思う。後は下手に下げ過ぎないことだけかな、ゲート自体は悪くない馬なので。単純な地力を評価して対抗に。
▲エテルナミノル
この馬は前走のターコイズSが思ったよりやれたなという感じ。この一戦はハイレベルだと思っているんだが、その中で46.4-47.2とややハイで流れているし、11.9 - 11.7 - 11.9 - 11.7と淀みなく前半が速い流れで外枠から好位外、ポジションを取りに行った分甘くなったがそれでもしっかりと一足を使おうしていた。個人的には流れてどうかというところで結構やれたと思うし、あの馬場で入りが46.4というのは結構速い。今回は息を入れられそうだし、この馬の良さはポテンシャル面にあると思う。2走前のユートピアSも渋って時計が掛かる中で48.0-46.7とスロー、11.8 - 12.2 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 11.8とL3最速の中で番手からしぶとく粘っていたし、L1の踏ん張りが良かった。ゲート自体はそこそこいいのでポイントとしてはアルビアーノより前に入れるかどうかかな。そのうえで2列目の後ろ、好位列辺りで入っていければ怖い。要所ではそこまで動けないだろうが、L2最速戦でも今の淀はL1落ちることが多い。そこでの差し込みは面白いかなと。
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