フェブラリーS2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎カフジテイク
  3着/1人気

○コパノリッキー14着/6人
▲エイシンバッケン4着/8人


多分コパノリッキーがハナを取り切る形になると思う。内枠なので当然出負けのリスクが大きいこの馬はリカバーがカギになるが、その点で逃げるであろうケイティブレイブが大外に入ってきたことで内に切り込み切るまでにはそれなりの猶予がある。そうこうするまでにコパノがリカバーしきる可能性は高くなったかなと。ケイティが番手、ニシケンモノノフが2列目の外というところ、その後ろぐらいにベストウォーリアで内のモーニンが2列目ポケットを狙ってホワイトフーガ辺りとの戦い。モーニンを目標にしつつ外を意識できる位置を狙いたいゴールドドリームが好位~中団というところ。コパノリッキーが支配する展開になる可能性が高いとみて良いので、前半は恐らく速くても中盤で緩めてくる可能性が高い。イメージ的には34.5-25-36ぐらいのイメージで、1:35.5ぐらい、具体的にラップを言えばざっくりと12-10.5-12-12.5-12.5-12-11.5-12.5ぐらいで、前半基礎スピード面を問われつつも中弛みからのL2再加速を想定。 後方から動ける馬、トップスピードを持ちつつそれを持続できる馬を中心に狙いたい。昨年よりはL1が落ちると思っているので長く脚を使える馬を昨年よりも重視して狙いたい。前の馬は基礎スピードを高いレベルで持ちつつしっかりとギアの上げ下げができる馬。



◎カフジテイク

 この馬を本命にした。信頼度と頭まで突き抜ける武器があるかどうか?という観点で本命を決めているんだけど、この馬の場合は不安は一つだけあって武蔵野Sの様に大きな淀みなく平均で淡々と運ばれてしまって、かつL4からロンスパ気味に分散させられると?ってのはあった。ただあの時ですら46.6-47.2と平均、11.6 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 12.2というラップ推移でL1までジリッと伸びてきた。3~4角で外から勝負に行ってL2の地点でグンと伸びてきているようにトップスピード面も高いレベルにあるがそうなるとL1の詰めがちょっと甘くなってしまったと。どうしても緩みが小さいと取り付くタイミングが無いし、4角ではすでに準最速という中でロスがあって差し切れってのは難しい。映像的には苦しくなったけど高速ダートで前も落ちなかったし、こういう競馬のタガノトネールが強かったというしかない。今回ポイントはやっぱり3~4角で緩むかどうか。ハイペースでもマイルなら対応できると思っているが、基礎スピード特化で削がれる形が一番マズイと思う。なので前半は流れても3~4角で緩む必要がある、馬群凝縮の競馬で切れ味勝負に持ち込める形が取れればまず安定してくると。その点で今回はコパノリッキーにせよケイティブレイブにせよ府中マイルだと少し息を入れたくなるだろうし、実際コパノが勝ったフェブラリーは2走とも3~4角で強烈に緩めている。まあそこまで顕著に緩めてくるかはわからないけど、そこで外から取り付いていって、凝縮する馬群の外から一気に中弛みで押し上げて直線まで持っていければ突き抜けるところまであるんじゃないかなと思う。距離は言われているけど、どう見ても延長させて良さが出てきているし、チャンピオンズカップも48.8-49.5と平均からの12.5 - 11.8 - 11.8 - 12.4 - 12.3 - 13.0とポテンシャル特化に近いL1の消耗、コーナーでサウンドよりも明らかにロスがある形でコーナーワークで前に出られただけで直線L1での伸びは見劣っていない様に末脚の絶対量はサウンドトゥルーより上だと思うし中距離路線でも強い。マイルで淡々と平均的でラップの淀みのない基礎スピード戦にならなければ勝ち負けに最も近い馬だと思っている。この馬と心中したい。津村もチャンピオンズCで内をどうこうと言われていたみたいだけど、今回は全く気にせず外から脚を出し切らせてほしい。


〇コパノリッキー

 浮上させた。枠の並びを見た時に案外悪くないぞと。4番枠だけ見た時に嫌だなあとは思ったけど、対抗の逃げ馬ケイティブレイブが15番枠なので流石にここまで離れているなら多少出負けしてもリカバーしてハナを取り切れるだろうと。この辺りは武豊を信頼したい。そのうえで、普通に南部杯はかなり強い内容で、ベストウォーリアにとってはほぼベストの条件、展開の中で正攻法で突き抜けて0.3差完勝ってのはなかなかのインパクト。タルマエやアスカ(やや不満ある騎乗ではあるが)は問題外だったし、基礎スピードを高いレベルで問われた中でベストウォーリアに勝てた以上まともに競馬ができれば中弛みからの出し抜き、基礎スピード戦でも幅を持っているこちらをベストより上位に取るべきだろうと。後はそのまともに?ってのがポイントだがそれは前述の通り。それとここ数走の負けパターンだが、東京大賞典は戸崎さんがとち狂って64.8-61.0と3.8の超々スローで上がりだけの競馬にしてしまってはというところだし、チャンピオンズCは苦手なポテンシャル特化に近い競馬。JBCクラシックは川崎の急コーナーで3~4角3頭雁行状態の真ん中、アウォーディーに外から被される形で苦しそうだった。確かに不満が無いわけではないが、昨年の秋にベストウォーリアのベスト条件で完封できたマイル、かしわ記念でソルテの得意パターンを圧倒してきたパフォーマンスからも、見限るのは早計だと思う。今回はこの馬が主導権を取れる可能性は結構高いと思っているので、そうであれば侮れない。ただ機動力があって緩めてから加速して先頭にという総合力は高いけど、こういうタイプは中弛みで外から取り付いて末脚の絶対量で勝負する馬との相性は良くないので、カフジテイクを上に取ったのはその辺。仮にコパノリッキーが対カフジにこだわるなら淡々と進めた方が良いと思う。その辺りのバランスを武豊がどう取ってくるかだね。


▲エイシンバッケン

 前走の根岸Sでカフジテイクが外からグングン来ていたのに対して、こちらはL1で物凄い伸びを見せての3着。ペース自体は35.0-36.1とハイペース、ラップ推移的にも11.8 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.2と淀みなく進めている中で、後方から直線で馬群の中を捌くのを選択した。その分少し勢いがつくのが遅れた印象で、4角出口の段階ではカフジとほぼ同じ位置にいたが、L2の段階では4馬身も前に行かれてしまっている。ラストの伸びは素晴らしかったし、出し切れていない感覚で良いのかなと。この馬の場合はここ3走の内容からも後傾型で良さが出てきていることと、かつL1での伸びがどれも良かった。ファイナルSは基礎スピードで押し切られる形になった分甘くなったので、こういうタイプは延長が面白そう。それと今回の場合はカフジテイクが目標になるし、カフジも正攻法で外から動いていくしかないだろうと。それを目標にしながらしっかりとエンジンをかけ切った時にL1の底知れなさというのはちょっと侮れんなと。これも浮上させた形だけど、東京マイルで化ける可能性はあると思う。


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