10期 予想歴20年
◎パドルウィール
16着/8人気
○ステファノス6着/3人
▲フルーキー15着/14人
開幕週土曜の重賞は馬場が読めないのである程度決め打たんとというところはある。金曜正午の段階で良馬場、今週通して1mm以上の雨がない、水~木に散水、1月開催から中間に馬場をいじらず、エアレーションなどの作業はないので恐らく前開催の最終週ぐらいの時計の出方なら高速馬場になる可能性の方が高いかなとみておく。馬場はやや高速~高速ぐらい、坂スタートで時計が出にくい方の中京2000でも59秒前半ぐらいは出るだろうと。
展開だがロードヴァンドールが外枠を引いたのでこれが外からハナを主張する形になるが、坂スタートが上手いパドルウィールがその内からとりあえず出していって内に切り込みつつロードを行かせながら番手外を意識というところだろう。この2頭が外から先行争いをしていく中で内から抵抗できそうな馬が意外と少なく、ヤマカツエースもここ2走からそんなに前につけてはこないだろうしこの2頭を行かせながら中団ぐらいを意識できればという感じ。外からヌーヴォレコルト辺りも先行しながら結構切り込んで内のスペースに入ってきそうだし、サトノノブレスもある程度前を意識してきそうで枠の並び的に見て縦長になる可能性が高くなってきたかな。坂スタートでペースは上がりにくいと思うがそれでもロードがある程度ペースを作っていく、これをパドル松山が突く形ならそこまでスローにもならないかな。昨年末の金鯱賞と比べると恐らく少しは流れる、60-59ぐらいをイメージしておきたいし、ある程度流れることで仕掛けのタイミングも遅れるパターンでL2最速トップスピード戦。ある程度総合力を重視したい。
◎パドルウィール
展望の段階からパンパンの良馬場ならまず本命級の印は打ちたいと思っていたけど、天気予報と枠の並びを見てもこれならいいでしょうと。この馬の場合金鯱賞はドスローに落とした中で意外とTS持続で高いレベルのものを見せたな、という感覚。ペース的には61.5-58.2と3.3は超スロー、ラップ推移的に見ても遅かった分だけ12.5 - 12.6 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.5と仕掛けどころが早くなってしまった。まあコーナーで上手く分散させることで外から来た有力馬には優位に立ち回れたけど、それでも番手外で内内から完璧に立ち回ったサトノノブレスと比較すればロスもあった。その中で最後までサトノ以下を寄せ付けなかったのは評価したい。ドスローの決め手勝負でここまでやれたなら十分通用するはず。そのうえでシンガポールTC賞の内容。ペースバランス的に見ても59.7-58.7とややスローだが1000で60秒を切る流れで坂スタートの中京2000としてはそこそこ速い。11.7 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.2 - 12.1と終始11秒後半を刻み続ける厳しい流れからL2で11.2と強烈なラップを踏んでぶっちぎった。坂スタートの中京で二の足の良さを活かしてすっとポジション差を作れるし、そこからこのペースなら問題なく脚を引き出せた。サトノノブレスよりもポジションで優位性を取れるのとTS持続が良かったというところから、坂スタートでペースがそこまで上がり切ることが無い中京2000ならサトノより上位で良いと思う。前走の小倉大賞典は小倉1800で46.2-48.2と1800でもかなり厳しい流れになったことが大きい。坂スタートの中京2000なら主導権を取りやすいと思うので、後はロードヴァンドールを適度につつきながら3~4角で仕掛けを待てる形に持ち込めれば好勝負でしょう。ドスローでも金鯱賞からやれると思うが強敵が多いのでできれば平均~ややスローの流れを作ってほしい。
〇ステファノス
この馬の場合基本的にはコーナーで分散する形よりはトップスピードを要求された方が良いだろうという点では、ペースが上がると仕掛けのタイミングが遅くなりやすい、L2最速が顕著になりやすい中京2000なら流れてもある程度対応してくるだろうというのが一つ。それとトップスピードの質的にはルージュバックの方が上だろうが、TS持続まで含めると昨年、一昨年の天皇賞秋でL1までしぶとく伸びてきているところからもわかるようにこの路線では屈指の実力馬。外から前を向いて入りたい不器用なルージュバックが最内枠を引いたのに対して、こちらは中目の枠なのである程度様子を見ながら中団ぐらいを確保しやすい枠の並びだと思うし、外からしっかりと脚を出し切れる競馬が狙える。 多少のハイはこなせるし平均ペースでも鳴尾記念で対応してきた。それでも基本はスロー寄りの方が良い。スローで仕掛けの早い、昨年の金鯱賞のような展開になればパドルウィールよりこちらの方が分がある。追い切りも良かったと思うし、この条件ならある程度信頼度は高いはず。
▲フルーキー
この馬は前走の小倉大賞典も面白いかなと思っていたんだがちょっと恵まれずペースが上がり切ってしまった。この馬は近走は特に感じるが前半の基礎スピード面を問われると甘くなることが多くなってきた感があって、前走の小倉大賞典もゆったり入ってのロンスパなら面白いかなと思ったところで46.2-48.2とマイルでもGIレベルの前半の入り方をされてしまってこれでは辛い。チャレンジCも一昨年程には伸び切れなかったが、それも47.0-47.7と入りが少し速かったというのはあるかもと。キャピタルSまで含めてここ3走は厳しい流れだった。中山記念で坂スタートはそこそここなしていたし、このメンバー構成で坂スタートの中京2000ならもうちょっと序盤ゆったり入れると思うし、しかもそこそこいい位置を取っていけるんじゃないかなと。前半無理をしなければ後半のトップスピード持続力はそこそこ高い馬で、そういう馬に仕掛けは積極的になりやすい松岡というのもあるのでその辺もこの馬の適性と噛み合う可能性はある。いずれにせよ前半ゆったり運んでほしかったのでその点も含めてもう一度強く狙う。ステファノス、ヤマカツにはTS持続でも見劣る可能性が高いのでそれより前で早めに動いて粘り込むイメージで進めてほしい。
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