秋華賞2009予想
秋華賞 残り1席を賭けての戦い。

軍神マルス
08期 予想歴11年

◎ホクトグレイン
  16着/9人気

○クーデグレイス4着/7人


★傾向分析★
2004年 タイム 1'58"4 (良) 1FAve=11.84 3FAve=35.52
テン35.5-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり34.9 『加速・中弛み』
1着スイープトウショウ・・・エンドスウィープ×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 〔5-j〕 15-16
2着ヤマニンシュクル・・・トウカイテイオー×Nijinsky=マイバブー×ニジンスキー 〔3-c〕 7-7
3着ウイングレット・・・タイキシャトル×サンデーサイレンス=ヘイロー×サンデーサイレンス 〔2-n〕 9-7

2005年 タイム 1'59"2 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.76
テン35.6-中盤48.6(3F換算36.45)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着エアメサイア・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-r〕 12-9
2着ラインクラフト・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 4-2
3着ニシノナースコール・・・ブライアンズタイム×ノーザンテースト=ロベルト×ノーザンテースト 〔3-c〕 14-14

2006年 タイム 1'58"2 (良) 1FAve=11.82 3FAve=35.46
テン34.5-中盤48.1(3F換算36.08)-上がり35.6 『前傾・中弛み』
1着カワカミプリンセス・・・キングヘイロー×Seattle Slew=リファール×ボールドルーラー 〔4-m〕 5-6
2着アサヒライジング・・・ロイヤルタッチ×ミナガワマンナ=サンデーサイレンス×ヒンドスタン 〔1-p〕 4-4
3着フサイチパンドラ・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔8-f〕 8-6

2007年 タイム 1'59"1 (良) 1FAve=11.91 3FAve=35.73
テン34.2-中盤51.0(3F換算38.25)-上がり33.9 『中弛み』
1着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 2-1
2着レインダンス・・・ダンスインザダーク×Bob Back=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-s〕 4-4
3着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド 〔3-l〕 12-12

2008年 タイム 1'58"4 (良) 1FAve=11.84 3FAve=35.52
テン35.0-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり35.4 『一貫・中弛み』
1着ブラックエンブレム・・・ウォーエンブレム×ヘクタープロテクター=ミスプロ×ミスプロ 〔3-c〕 8-7
2着ムードインディゴ・・・ダンスインザダーク×Sharpo=サンデーサイレンス×ネイティヴダンサー 〔1-l〕 11-11
3着プロヴィナージュ・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔22〕 1-1

流れは『中弛み』が基本形。コース形態なのか3歳戦だからなのか、『加速』でも『前傾』でも中盤は弛む傾向。

また秋華賞は、桜花賞やオークスの結果につながる傾向がある。上がり馬の好走があまり多くなく、春の実績馬が好走という結果が多いです。
桜花賞好走馬なら先行タイプ、オークス好走馬なら差しタイプの好走が多い。

血統の傾向は、中盤が弛むほど上がりに特化した展開となるため、その場合はサンデーサイレンス向き。
00年前後はサンデーサイレンス不向きの傾向でしたが、消耗戦の秋華賞が少なくなり、今はサンデーサイレンス系に向いていると考えます。
それでもリファール系・ノーザンテースト系・ロベルト系・など欧州スタミナ型の血統をもった馬の好走も多く、これらは秋華賞好走の桜花賞好走馬に多くみられる傾向でもあります。
またネヴァーベンド系やグレイソヴリン系やボールドルーラー系といった大系統ナスルーラ系は、秋華賞好走のオークス好走馬にみられる共通点です。

牝系の傾向は、No.〔1〕〔3〕〔4〕の牝系の好走馬が多い。
No.〔1〕の牝系は、08年2着ムードインディゴ・07年2着レインダンス・06年2着アサヒライジングなどで、2着好走が多い。
No.〔3〕の牝系は、08年1着ブラックエンブレム・07年3着ウオッカ・05年3着ニシノナースコール・06年2着ヤマニンシュクルなど。
No.〔4〕の牝系は、07年1着ダイワスカーレット・06年1着カワカミプリンセス・05年1着エアメサイアなどで、クラシック春シーズンでGⅠ好走していた馬が1着になる傾向。
分枝記号では、c記号の馬の好走が多いです。

ステップの傾向は、前走ローズS好走馬の成績が非常に良い傾向。特に春から活躍している馬で、好走馬のほとんどが阪神JF・チューリップ賞・フィリーズR・桜花賞と阪神コースの重賞で3着内好走していて、その上でローズS好走だと信頼度高し(=01年2着ローズバド、03年2着アドマイヤグルーヴ・3着ヤマカツリリー、04年1着スイープトウショウ、05年1着エアメサイア・2着ラインクラフト、06年3着フサイチパンドラ、07年1着ダイワスカーレット・2着レインダンスなど)。

★予想★
ブエナビスタ〔16-c〕とレッドディザイア〔16-b〕は同牝系で好走も多分一緒になるだろうと考えることと他馬よりも力が一枚以上抜けていると考えて、3着の残り1席を争う戦いと考えました。その1席を巡って好走できそうな馬を今回は狙ってみました。

◎ホクトグレイン・・・アグネスデジタル×サッカーボーイ=ミスプロ×ファイントップ 〔3-l〕
前走習志野特別1着(=中山芝2000m)。アグネスデジタル産駒はミスプロ系で、アグネスデジタルは現役時代に芝・ダート兼用型でマイル~中距離で強さを発揮した異能のオールラウンダー。産駒もその特性を受け継いでいるようでマイル~中距離で強さを発揮し、また軽いスピードを披露しながらすぐに差しを覚える産駒も多く、脚質の幅と学習能力の高さを有している。成長力も同じように3歳秋から4歳時にかけて充実する。母父サッカーボーイはディクタス系で、夏~秋にかけて著しく成長する特性を持っている。強敵相手にひるむことなく食い下がる特性もあり、挑戦者としての立場なら面白い存在。京都コースとの相性も良いのがディクタス系で、今回人気の馬が後方からぶち抜くタイプから反対の前にて展開する馬が穴になると考えて期待する。最内をうまく活かして欲しい。
No.〔3〕の牝系で、クラシックでの好走も多い成長力に富む牝系。分枝記号lは、クラシックで特注の好走の多い記号。No.〔3-l〕と考えるとウオッカやメイショウサムソンなどのように3歳秋は今一つ足りない感じになることは多いが、3着内好走で考えるなら十分ありと考えて評価する。

○クーデグレイス・・・ホワイトマズル×トニービン=リファール×グレイソヴリン 〔19〕
前走ローズS3着(=阪神芝1800m:0.2秒差)。ホワイトマズル産駒はリファール系で、欧州型のスタミナ血統なので淀みない流れの中長距離戦で高い能力を発揮する。スローペースの瞬発力勝負で負けても、厳しい流れならすぐに反撃する。前走は瞬発力勝負での内容から、前につけての3着好走は評価したい。母父トニービンはスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。この特性にも期待する。
No.〔19〕の牝系で、分枝記号なし。


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秋華賞2009回顧
秋華賞 エリザベス女王杯に向けて。

軍神マルス
08期 予想歴11年

次走狙い:レッドディザイア
次走狙い:ブエナビスタ


2009年 タイム 1'58"2 (良) 1FAve=11.82 3FAve=35.46

ラップ
①12.3-②10.3-③11.4-④11.9-⑤12.1-⑥12.8-⑦12.2-⑧12.0-⑨11.6-⑩11.6
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-1.5 ③-0.4 ④+0.1 ⑤+0.3 ⑥+1.0 ⑦+0.4 ⑧+0.2 ⑨-0.2 -0.2
テン34.0-中盤49.0(3F換算36.75)-上がり35.2 『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着レッドディザイア・・・マンハッタンカフェ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-b〕 5-5
2着ブロードストリート・・・アグネスタキオン×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔6-b〕 13-14
3着ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 9-10
4着クーデグレイス・・・ホワイトマズル×トニービン=リファール×グレイソヴリン 〔19〕 3-2
5着ミクロコスモス・・・ネオユニヴァース×Marquetry=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-g〕 18-18

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には追込が最も恵まれ、次いで逃げ、先行・差しには厳しい流れ。

1着レッドディザイアは、前走ローズS2着(=阪神芝1800m:0.0秒差)からの好走。本馬は春シーズンは桜花賞2着・オークス2着とGⅠ好走もあり、秋華賞の前哨戦のローズSは2着好走。春シーズンのクラシック好走歴のあるローズS好走馬は例年崩れにくい傾向があり(=過去5年では、04年1着スイープトウショウ、05年1着エアメサイア・2着ラインクラフト、06年3着フサイチパンドラ、07年1着ダイワスカーレットなど。)、今年もその傾向に則した結果に。マンハッタンカフェ産駒で、スタミナ型サンデーサイレンス系。ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する。また距離が延びて本領発揮が多いのが特徴。叩き良化型も多く、次走にも期待できると考える。分枝記号bで、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。次走はエリザベス女王杯なら、距離延長、古馬初対戦の鮮度、叩き3戦目と好走しそうなポイントが多いし、勢いがあることからも中心と思われる。

2着ブロードストリートは、前走ローズS1着(=阪神芝1800m)からの好走。アグネスタキオン産駒は、前走0.5秒差以内で5着以内好走だと次走も連続好走しやすい特性がある。また瞬発力勝負が得意なサンデーサイレンスの瞬発力を良く受け継ぎ、瞬時の加速が出来る器用さが特性。母父Cozzeneは、大物喰いの特性を持ち、先行馬は二枚腰、差し馬えげつない末脚を繰り出す。京都コースや東京コースでの好走も多いのが特徴。今回は位置取りからは後方からの不利な流れの中2着(=実際はブエナビスタが2着降着により3着になる)なので、上位3頭はほぼ力差はなかったものと思われ次走にも期待する。
No.〔6〕の牝系で、早い時期から走るが詰め甘で、3歳クラシックでは脇役のことが多い牝系。人気を背負うと脆いが、マークする立場では強さを発揮する。シーズンオフの厳冬期や真夏に強い特性もあるので、これからに期待。分枝記号bは、レッドディザイアと同じで、鮮度と勢いが好走のポイント。

3着ブエナビスタは、前走札幌記念2着(=札幌芝2000m:0.0秒差)からの好走。桜花賞1着・オークス1着の2冠馬で、レッドディザイアとは牝系が同じ。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は33秒台~34秒台の末脚を連発していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。母父Caerleonで、レッドディザイアと同じで、これまた特性が良く似ていると思われる。今後も好走は似ると考える。
No.〔16〕の牝系で、叩き良化型の特性から、間隔をあまり開けないで望んだ方が好走できると考えてエリザベス女王杯での反撃には期待できると考える。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。非根幹距離のエリザベス女王杯の流れなら、持続型のなりやすい分好走の可能性は高くなると思うので、次走に期待。

上記の3頭は、各自エリザベス女王杯では好走が十分に可能ではと思います。特に古馬勢が順調ではないようなので(=府中牝馬Sなどの結果から)、上位独占もありうると考えてエリザベス女王杯の予想に臨みたいと思います。


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