14期 予想歴20年
◎サトノアレス
4着/1人気
○ウインブライト1着/5人
▲アウトライアーズ2着/2人
△エトルディーニュ6着/8人
皐月賞への最終関門というと、厳密には毎日杯を連対しても賞金的に間に合う可能性がありますが、近年は毎日杯を皐月賞へのステップとして使う事例は減っていますし、本気で狙っているメンバーで行われるトライアルとしての最終戦を考えれば、今週のスプリングSが最後と考えてよいでしょう。
そこに出走してくるメンバーが11頭というのは少ない印象ですが、昨年、一昨年も11頭、12頭と、近年は少なくなっているようです。勝負にならないと思ったり、皐月賞に急がない陣営が出走して来ないためなのでしょうか。サトノアレスは休み明けですし、中距離路線で実績のあるアウトライアーズやトリコロールブルーも抜けた指数を有するわけではないので、今年はメンバーレベル的にはもっと挑戦してきても良い気がするのですが。
さて、メンバーを見渡すと、朝日杯連対馬の2頭の指数が他を離しています。しかし、朝日杯の優勝馬は年明け初戦を2,3着しつつクラシックで伸び悩むのが近年の傾向(リオンディーズ、ダノンプラチナ、アジアエクスプレス)であり、サトノアレスが勝てるのかどうかに注目したいレースです。同時に、クラシックで伸び悩んだ馬もトライアルでは馬券に絡むことが多いので、指数や大舞台に強いディープインパクト産駒という血統を踏まえると、複軸(あるいは指数差を踏まえれば連軸)としては信頼して良いのではないでしょうか。
朝日杯2着のモンドキャンノは、当時の指数は高めですが、スプリングSの結果を問わず皐月賞には向かわないと陣営が公言しており、朝日杯のレース内容や、厩舎的のキャラ、1800m以上経験なし、そしてやはり血統面(父及び母父)からの距離不安は拭えないところです。相手の1頭までですね。
人気はアウトライアーズがサトノアレスと競る形になっています。百日草特別やひいらぎ賞のレースぶりを見るに、あまり距離を延ばして良いタイプではなく、折り合い面に課題も感じられますが、持続よりも加速に秀でているのは中山コースに合っていますし、カデナ級の能力はあるので、相手から外すわけにもいかないでしょう。
トリコロールブルーも絶好調のデムーロ騎手騎乗ということで1番人気に近い人気となっています。黄菊賞でタガノアシュラに負けたのは展開のアヤでしたが、前走内容からは末脚に少しパンチが足りないような印象があります。指数順位もやや下になるので、おさえるかは別としても本線にはしたくない印象です。
人気から狙いたいのはウインブライトですかね。ひいらぎ賞ではアウトライアーズに完敗しましたが、冬場の中山は後方有利になりやすいので、見た目ほどの力差はないと考えますし、過去からの指数推移は成長を感じさせるもので、前走は着差以上の楽勝で、現状の底は見せていないとも思われます。サマーエタニティの仔であり、頑張ってほしいですね。
エトルディーニュは徐々に指数を上げてきていて、とうとう共同通信杯を連対しました。スプリングSは先行馬のほうが多く馬券に絡む傾向があり、3着くらいはありそうな気がして、念のため紐の1頭には選んでおきたいと思います。それでも、重賞で連続して馬券に絡むほどの馬とも思えないのですけれど。
プラチナヴォイスは気性面の課題があり、重い馬場で指数が落ちているので京都から中山への変更は良いと思えず軽視します。ダノンケンリュウは走法がストライドですが拡がりは感じず、新馬戦ながら芝戦での惨敗もあるので軽視。指数からサウンドテーブル、オールザゴーも軽視します。ストロングレヴィルは未知さはありますが、新馬戦の時計は流石に遅すぎて、もっと鋭い脚を見せるくらいでないとここでは通用しないと考えました。
◎サトノアレス
〇ウインブライト
▲アウトライアーズ
△エトルディーニュ
注モンドキャンノ
注トリコロールブルー
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