スプリングS2017予想
2歳王者の成長度に注目

スカイポット
14期 予想歴20年

◎サトノアレス
  4着/1人気

○ウインブライト1着/5人
▲アウトライアーズ2着/2人
△エトルディーニュ6着/8人


 皐月賞への最終関門というと、厳密には毎日杯を連対しても賞金的に間に合う可能性がありますが、近年は毎日杯を皐月賞へのステップとして使う事例は減っていますし、本気で狙っているメンバーで行われるトライアルとしての最終戦を考えれば、今週のスプリングSが最後と考えてよいでしょう。

 そこに出走してくるメンバーが11頭というのは少ない印象ですが、昨年、一昨年も11頭、12頭と、近年は少なくなっているようです。勝負にならないと思ったり、皐月賞に急がない陣営が出走して来ないためなのでしょうか。サトノアレスは休み明けですし、中距離路線で実績のあるアウトライアーズやトリコロールブルーも抜けた指数を有するわけではないので、今年はメンバーレベル的にはもっと挑戦してきても良い気がするのですが。

 さて、メンバーを見渡すと、朝日杯連対馬の2頭の指数が他を離しています。しかし、朝日杯の優勝馬は年明け初戦を2,3着しつつクラシックで伸び悩むのが近年の傾向(リオンディーズ、ダノンプラチナ、アジアエクスプレス)であり、サトノアレスが勝てるのかどうかに注目したいレースです。同時に、クラシックで伸び悩んだ馬もトライアルでは馬券に絡むことが多いので、指数や大舞台に強いディープインパクト産駒という血統を踏まえると、複軸(あるいは指数差を踏まえれば連軸)としては信頼して良いのではないでしょうか。

 朝日杯2着のモンドキャンノは、当時の指数は高めですが、スプリングSの結果を問わず皐月賞には向かわないと陣営が公言しており、朝日杯のレース内容や、厩舎的のキャラ、1800m以上経験なし、そしてやはり血統面(父及び母父)からの距離不安は拭えないところです。相手の1頭までですね。

 人気はアウトライアーズがサトノアレスと競る形になっています。百日草特別やひいらぎ賞のレースぶりを見るに、あまり距離を延ばして良いタイプではなく、折り合い面に課題も感じられますが、持続よりも加速に秀でているのは中山コースに合っていますし、カデナ級の能力はあるので、相手から外すわけにもいかないでしょう。

 トリコロールブルーも絶好調のデムーロ騎手騎乗ということで1番人気に近い人気となっています。黄菊賞でタガノアシュラに負けたのは展開のアヤでしたが、前走内容からは末脚に少しパンチが足りないような印象があります。指数順位もやや下になるので、おさえるかは別としても本線にはしたくない印象です。

 人気から狙いたいのはウインブライトですかね。ひいらぎ賞ではアウトライアーズに完敗しましたが、冬場の中山は後方有利になりやすいので、見た目ほどの力差はないと考えますし、過去からの指数推移は成長を感じさせるもので、前走は着差以上の楽勝で、現状の底は見せていないとも思われます。サマーエタニティの仔であり、頑張ってほしいですね。

 エトルディーニュは徐々に指数を上げてきていて、とうとう共同通信杯を連対しました。スプリングSは先行馬のほうが多く馬券に絡む傾向があり、3着くらいはありそうな気がして、念のため紐の1頭には選んでおきたいと思います。それでも、重賞で連続して馬券に絡むほどの馬とも思えないのですけれど。

 プラチナヴォイスは気性面の課題があり、重い馬場で指数が落ちているので京都から中山への変更は良いと思えず軽視します。ダノンケンリュウは走法がストライドですが拡がりは感じず、新馬戦ながら芝戦での惨敗もあるので軽視。指数からサウンドテーブル、オールザゴーも軽視します。ストロングレヴィルは未知さはありますが、新馬戦の時計は流石に遅すぎて、もっと鋭い脚を見せるくらいでないとここでは通用しないと考えました。

◎サトノアレス
〇ウインブライト
▲アウトライアーズ
△エトルディーニュ
注モンドキャンノ
注トリコロールブルー


tipmonaとは?

スプリングS2017回顧
今年の皐月賞は低レベル混線へ

スカイポット
14期 予想歴20年

次走危険:サトノアレス
次走危険:アウトライアーズ


 本命としたサトノアレスは出遅れて最後方からの競馬となり、追い込み届かず4着まで。指数を大きく落とす敗戦となりました。3着にプラチナヴォイスが粘り込んで自己勘定馬券も不的中となり、残念な結果となりました。プラチナヴォイスはこのシーズンで馬券相性が悪く(そういえばエトルディーニュも悪かった)、何となく終わってみれば納得の結果でもあるのですが、本命を保守的に流れてしまい、ウインブライトに打てなかったのが特に心残りとなりました。

 また、プラチナヴォイスは近走指数が低かったことと、高速馬場向きと思っての軽視でしたが、過去の指数では57くらいはあり、折り合いなどの気難しさの影響であることも把握していたのでおさえる手もあったかなとこちらも反省材料で、自己嫌悪度の高いレースとなりました。

 しっかり回顧して皐月賞につなげていきたいところです。サトノアレスとモンドキャンノ、それからファルコンSのボンセルヴィーソの結果も踏まえて、朝日杯のレース評価を見直しました。サトノアレスは持ち指数自体も下げまして、皐月賞に向けては指数1位で臨むことができなくなりました。出遅れ癖があるので、本番でも上位評価はできないと思われます。これで、今年の皐月賞は低レベル混線であることがはっきりしました。

 ウインブライトとアウトライアーズは、やはり能力的には同等レベルで、時計的にはまずまず評価できそうですが、指数は弥生賞とあまり変わらず。カデナを買うなら買ったほうが良さそうですが、微妙ですね。

 プラチナヴォイスは気性的に中盤緩まない流れのほうが向いていて、タフ系の素養もありそうですし、前々でも競馬ができ、坂のあるコースで今回のような末脚が使えるとなれば、指数的には少し厳しいものの、皐月賞に出走してくればちょっと面白いかもしれません。

 なお、スプリングS連対から皐月賞に臨む馬の傾向としては、下記のデータがあります。

【皐月賞データ(過去25年)】(皐月賞の出走取消、発走除外馬を除く)
○年明け重賞でスプリングS以外に連対歴がない馬の皐月賞成績(4,1,1,2,2,32)
<好走パターン>
・スプリングSが重賞初挑戦かつ本番4番人気以内馬(キタサンブラック、アンライバルド)
・過去3戦が朝日杯を含む全連対かつ本番2番人気以内馬(ロゴタイプ、サクラプレジデント、ミホノブルボン)
・タフ系先行馬(ダイワメジャー)
○年明け重賞でスプリングS以外に3番人気以内での連対歴があった馬(年明け以降5戦以上使った馬を除く)の皐月賞成績(4,3,2,1,1,1)
<凡走パターン>
・スプリングSで3角15番手以降又は4角13番手以降からの極端な追い込みをしていた馬(ブラックタイド、タニノギムレット(1番人気3着))

 今年の連対馬、ウインブライトとアウトライアーズが、当日4番人気以内に推される可能性は低いと思いますが、注目したいと思います。

次走狙い馬はなし。
次走危険馬はサトノアレス、アウトライアーズ
(当日そこそこは人気になりそうですが、後ろからの馬たちなので妙味はないかと)


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >