フラワーC2017予想
勝ち方に注目したい

スカイポット
14期 予想歴20年

◎ファンディーナ
  1着/1人気

○ディーパワンサ6着/3人
▲サンティール7着/5人
△ハナレイムーン5着/4人
×デアレガーロ


 私が若駒戦予想を行ってきた過去13年で、実質最大となる指数を前走のつばき賞で叩き出したファンディーナが出走してきました。初重賞挑戦となりますが、相手関係でも相手になりそうな馬はいませんし、調教でも一週前に猛時計を出しており、特に不安は感じられません。

 指数については、超スローペース時のものなので多少下がると思います(昨年のマカヒキも、弥生賞時の指数をその後のレースで出すことができていません)が、それでも過去に中距離でこの指数を出した馬はおらず、ここは前走に引き続き、勝ち方に注目すべきレースになると考えます(ただし、中山は指数が乖離しやすい条件ですし、他の陣営が何とかこの馬を消耗させるような仕掛けをしてくるおそれはあり、大勝負については多少の留意が必要です)。

 先行センスもあるので、折り合いに注意しつつ前目の外を先行できれば、またほとんど持ったままで4角を回ってくると思います。桜花賞への参戦はこのレース後の状態を見て、とのことですから、陣営はここではできるだけ力を温存したいと思っているはず。直線では、軽い仕掛け程度で後続を突き放して3~5馬身差の楽勝となるか、ほぼ馬なりのままで、伸びてきた馬と併走して少差で勝つという見立てをしておきます。

 ファンディーナの強さについてはもう私が言うまでもない程に広まっていますので、予想における焦点は、相手をどう絞るかになるでしょう。

 指数の2番手集団は、ディーパワンサが少し抜けていて、ハナレイムーン、サンティールまでが取りあえず低指数を出していない安定株。ただし、ディーパワンサ、サンティールは仕掛け遅れたり捌けなかったりするおそれがありますし、ハナレイムーンは体重が軽いのでパワーがなく中山で指数を下げるおそれがありそうです。

 デアレガーロは無敗とルメール騎手騎乗で人気になっていますが、前走のメンバーレベルが低めなため、ここは軽視方向で入りたいと思います。あとは、トーホウアイレス、シーズララバイ、ドロウアカード、サクレエクスプレス、モリトシラユリらは指数の出方にばらつきがあって信頼はできませんが、展開のアヤで上位入線してくる可能性はあります。ここまでに名前を載せなかった3頭は指数50未満なので消して良いと思いますが、ここまでの馬は3着までなら可能性がないとまでは言えないように思います。

 なら割り切って単のみとするか、指数上位に割り切って絞った買い方にするか、なかなか難しいところですね。私はこのレートで単勝負ができないので、ディーパワンサとサンティールのいずれかは捌いて来れると考えた馬単、3連単で買いたいと思います。

◎ファンディーナ(楽勝期待)
〇ディーパワンサ(休み明けだが条件は悪くない。捌けるか)
▲サンティール(前走はS後接触で最後方からの不利)
△ハナレイムーン(中山でどうかの不安はあるがおさえは必要)
注 上記6頭


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フラワーC2017回顧
夢の過程

スカイポット
14期 予想歴20年

次走狙い:ファンディーナ
次走危険:シーズララバイ


 ファンディーナがどのような勝ち方を見せるかに注目した1戦でしたが、予定調和のように勝ち切り、それも2番手から少し気合を付けただけで上がり1位、2着に5馬身差をつける形となり、強さが際立って見えるレースとなりました。今回の指数は60程度ですが、ラストは完全に流していましたし、本当に回ってきただけのようなレースだったので、仕方ないでしょう。

 先日、ペルシアンナイトの勝ったアーリントンCの回顧で、年明けの1600~2000mの芝重賞で上がり1位かつ0.5秒差以上離して優勝した馬の春G1成績が素晴らしいというデータ(※)をご覧いただきましたが、ファンディーナも当然のようにこれに該当。故障しない限りは春のG1を勝てると思います。

※1992年以降、年明け以降(5月まで)の1600mから2000mの重賞において、上がり1位かつ0.5秒差の楽勝をした馬のその年の春期G1成績は、(16.3.8.0.2.3)。

 ファンとしてはローテーションがどうなるのかに注目ですね。今回はそれほど疲れないレースができたと思うので、桜花賞も当然選択肢に入ってくると思いますし、ダービーを狙うなら思い切って牡馬3冠に挑戦していくのもありでしょうし、少し間隔を空けて、大事にフローラSからダービーというのもなくはなさそうです。いずれにしても、このような逸材でダービーを使わないというのはもったいないので(しかも、今年は抜けた牡馬がいない)、ここは英断を期待したいです。

 2,3着の相手はすんなり指数上位で決まらなかったのですが、指数は5,6番手での決着となり、ディーパワンサはともかく、その下は混線で、シーズララバイなどは指数55台でした。もう少し手広く本線を選べば良かったです。

 サンティールは4角から直線で前が詰まってしまったように見えました。ディーパワンサはロスの少ない競馬ができたと思いますが、休み明けの影響でしょうか。日曜日のサトノアレス、モンドキャンノの凡走と言い、暮れのG1以来の高指数馬には注意したほうが良いのでしょう。この時期は成長している馬と早熟馬とで力差が結構出てくる期間のようです。

 先日のチューリップ賞でも、ソウルスターリングは楽勝ながら、指数は62程度と、阪神JFを下回っていますし、リスグラシューも59台に落してしまいました。この状況ですと、ファンディーナは桜花賞に出走しても勝てる可能性が高いと思われ、もし、出走するのであればファンディーナ頭の馬券を買いたいですね。

次走狙い馬は当然ファンディーナ。
次走危険馬は500万クラス水準で本賞金を加算してしまったシーズララバイ。


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