菊花賞2009予想
能力比較・適正・前走比較による

敏腕フリーター
09期 予想歴10年

◎ナカヤマフェスタ
  12着/4人気

○アドマイヤメジャー11着/5人
▲ブレイクランアウト16着/9人
×アンライバルド
×トライアンフマーチ


舞台は京都3000m。折り合いも重視される距離なのは周知の事。“実力馬”と言われる中でも折り合い面で不安のある馬は頭から外すのが賢明かと。

新聞各紙、リーチとアンライの3000mでの折り合い不安を挙げている。もちろん力のある2頭だが、他馬との実力差もそこまで開いていないという事も事実。うまく立ち回って脚を溜め、ラスト3ハロンをいかに長い末脚を爆発させられるかがカギ。実力上位とはいえ、ここでは頭にはしづらいか…。


では前走比較をしたいと思います。

※評価の印は《予想》ではなく単純に次走での《力関係》を評価したものです。

■■■神戸新聞杯組■■■

イコピコ【▲○】(前1着)
前走の阪神2400といえば脚を溜めやすいコース形態で展開も先行集団が残りやすい事が多い。神戸杯もその通りの展開になったが、直線に向けての下り坂はこの馬にとっても最高のコース形態だったはず。長い脚を使ってくるタイプで、徐々に加速し、その勢いのままラスト100mの上り坂も他の馬と違う脚で駆け上がる。阪神杯の結果はそれだけの事という感じ。これからも阪神に出走するなら頭で買いたい。だが今回は道中に急坂のある京都を2周…ここは割り引きが必要。ただ力自体は高いものがあるので2着までは考えておきたい。○に限りなく近い▲。

リーチザクラウン【○】(前2着)
前半のペースが若干速くなった前走。その展開の中で粘りこみで2着。イコピコが走りすぎただけでリーチ自体は強い内容だった。ペースや展開を考えれば、明らかにハイペースにはなりにくいだろう菊花賞ではリーチの粘りこみも十分にある。デビューから思っていた人も多いとは思うが、明らかな長距離向きの馬身体。この距離は2400以上に走る。

セイウンワンダー【×】(前3着)
めずらしく先行策だった前走。最後も思った以上に粘って3着。器用さを感じた前走だったが、どのレースをどう分析しても、この馬が3000mもつかという疑問が解決されない。トビなどに若干の無駄があるというのが理由。距離が伸びれば伸びるほど、他の馬よりも余計な力を使ってしまう。適正は1600~2000くらいではないか。ゆったりと好位につけた前走は単騎で逃げたリーチよりも楽な競馬だったのは間違いない。ここには着差以上の力の差がある。

アンライバルド【×】(前4着)
人気を集めるようならまず最初に切るのがこの馬。スピードだけ言えば同世代ではトップクラス。だが、スタミナは相当の不安がある。使える脚も決して長くない。皐月賞でも最後は失速し最後の50mは差し返されそうなほど。近2走では距離が伸び、その欠点が露呈した形。3000mでは通用する可能性は低そう。

シェーンヴァルト【×】(前7着)
トライアンフマーチ【×】(前10着)
アントニオバローズ【×】(前11着)
神戸新聞杯では全く見せ場なし。強いて1頭残すなら、距離的に問題のなさそうなアントニオバローズくらい。

次に
■■■セントライト記念組■■■

ナカヤマフェスタ【◎】(前1着)
セントライト記念の勝利は、終始外を回って早め先頭。非常に強い勝ち方で着差以上の内容。超極悪馬場だった日本ダービーでも1頭抜群の上がりを見せたナカヤマフェスタに瞬発力とパワーで高評価。調教内容からスタミナも不安なし。前走の様な位置から競馬ができれば最先着の可能性は高い。

セイクリッドバレー【▲】(前2着)
前走のセントライト記念では、今までの後方待機策ではなく、好位からの競馬。4コーナーで進路が狭くなる不利を受けながらも最後は馬群を割って2着差し込み。内容的には悪くない。押さえくらいは必要な1頭。

フォゲッタブル【▲】(前3着)
3000mという未知の距離に魅力を感じるのはリーチとフォゲッタ。走りを見ていると長距離ではしぶとい脚を使えそう。ただ今の段階では単純な競争能力という部分では劣る。距離得がどこまでハマるかわからないので押さえ評価。穴で狙って面白い。

アドマイヤメジャー【◎】(前4着)
スタートで立ち遅れ、今までにない後方からの競馬。しかし直線で抜群の伸び脚で大外からの追い込み。結果は4着だが、内容は非常に強かった。3着のフォゲッタブルよりも上の評価。まともなレースができていればナカヤマフェスタと着順が入れ替わってもおかしくない内容。

■■■別路線組■■■

ブレイクランアウト【◎】(朝日CC2着)
前走は古馬相手に朝日CCで2着。メンバーは皐月賞馬のキャプテントゥーレ、金鯱賞4着で重賞馬のベッラレイアとメンバーは決して弱くない。手前を替えて反応は抜群で直線は終始加速を続ける長い脚を見せた。多少渋った馬場の中で叩き2走目のトゥーレをクビ差追い詰めた内容は素晴らしい。馬自体も落ち着きが出て、折り合いの面でもクリア。

スリーロールス【×】(1000万1着)
前走は強い勝ち方だったが、時計も水準。スタミナの底をまだ見せてはいないが、同じ様に前から競馬するリーチを比べるとかなり見劣る。前走着順だけの過剰評価禁物。

イグゼキュティヴ【×】力不足
ヤマニンウイスカー【×】力不足
キンバンブー【×】よく出走できましたね
キタサンチーフ【×】力不足
ポルカマズルカ【×】力不足

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まとめると
【◎】ナカヤマフェスタ
   アドマイヤメジャー
   ブレイクランアウト
【○】リーチザクラウン
   イコピコ
【▲】フォゲッタブル
   セイクリッドバレー

正直【◎】の3頭は1番を決められません。少々荒れそうなので手広く購入するのが良さそうですね。


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