NZトロフィー2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎ボンセルヴィーソ
  3着/5人気

○ナイトバナレット10着/7人
▲メイソンジュニア2着/8人


 金曜正午の馬場状態で稍重、ただそこからは雨も止んでいるみたいなのでそこまで悪化はしないだろうと思う。先週も雨が残っていたがBコース替わりもあったし土曜は影響はあったけど日曜はそこまで時計が掛かっていたというほどでもなかった。 標準~ややタフぐらいで入ってメインの頃には少し乾いて標準ぐらいとイメージしておきたい。この面子なら大体平均なら47.2-47.3で1:34.5ぐらいの馬場のイメージ。


 そのうえで展開予想。逃げ馬候補のボンセルヴィーソが大外枠に入ってしまったので、逃げるまでは分からないが出していく。逃げ馬候補がこれと言っていないが、メイソンジュニアがとりあえず出していってできれば前走の様に前に壁を置きたい。クライムメジャーは前走出負けして出していって掛かったのを意識しているみたいなので恐らく最序盤は無理はしない、タイセイスターリーは出脚が底まで速くない、スズカゼ辺りが主張すればハナを切るチャンスはあるかなという感じで、スズカゼがハナを切るか、行かなければボンセルヴィーソがじわっと内に切り込んでハナを取り切ってという形になるんじゃないかなと。メイソンも速いから場合によってはこれが押し出されてハナまである。ボンセルがハナなら恐らくじわっと切り込んですぐにコントロールできるのでペースは少し緩めに、スズカゼでボンセル番手なら平均まで上げてくる意識はあるかもしれないが、馬場が渋っていることを意識しそうだし、先週のダービー卿でもそうだが雨の影響があるとペースの意識を下げる可能性が高い。ここ最近の中山マイルの傾向として、前半のペースに関わらず3~4角で緩む傾向が強いので、松山がどういうレースメイクをするか次第だけど、そんなに基礎スピードは問われないかも。基本的には総合力重視。



◎ボンセルヴィーソ

 まあここは信頼度を取った。まず馬場が読みにくいという中でゲートの安定感と基礎スピードとコントロール能力が高く適性ペースの幅が広い。馬場も重馬場で負けているが多少時計が掛かる程度は朝日杯でも問題ない。パフォーマンス比較でみてもデイリー杯は48.4-46.2とかなりのスローだが12.5 - 12.1 - 11.5 - 11.2 - 11.4と3F勝負の中でしっかりと加速してしぶとく最後まで抵抗。ジューヌエコールはそこそこ強敵だと思っているし、朝日杯でも48.3-47.1、1.2でスローにコントロールしつつ12.7 - 12.3 - 11.5 - 11.2 - 12.1と下り坂からトップスピードに乗せていってしぶとく抵抗、3着は確保した。ファルコンSでは34.0-35.3と1.3でかなりのハイ、11.2 - 11.8 - 12.1 - 11.4 - 11.8と中弛みからの再加速で2列目からしぶとく伸びてL1でメイソンジュニアは捕えている。中弛みでフラットに外から押し上げて差し込んできたコウソクストレートには苦しい展開で差されてしまったが内容的には強い2着。メイソンジュニアも評価しているんだが、メイソンに比べるとこちらはマイルでスローでもしっかりと後半勝負でやれているというのは大きい。ある程度のペースの範囲内ならしっかりと末脚を引き出し切れるし、仮にスローになってしまったとしてもトップスピード戦でそこそこ高いレベルの質、持続力のバランスを持っていて、それを前で引き出せる。ギアの上げ下げが上手い・適正ペースの幅が広いので、馬場が読みにくく、かつ適正ペースが読みにくい条件ではこういうタイプが一番信頼しやすい。嵌った馬に差し込まれる可能性はもちろん十分あるし、その辺が勝ち切れなさでもあるんだが、総合的に高いレベルにあるのでこのレースでは軸として相手で嵌った時に勝ち切れそうな馬を狙いたい。松山はレースメイクも信頼できる騎手だと思っているのでここは適度に良いペースを作って頑張ってほしい。


〇ナイトバナレット

 ここでちょっと攻めたい。まあ想定的にはややスロー~平均だと思っているが、平均~ややハイぐらいであってほしいのは確か。この馬の場合質的に軽い馬場で基礎スピードを要求されたのがまず前走のファルコンSで辛かった要因なのは間違いなくて、出遅れて34.0-35.3という流れのなかでリカバーするのは難しいし、L2の最速地点で前との差が詰まっていないので質的に足りなかったと思う。大外を回したのは別に問題なくて、単にこの高速馬場のハイペースの中で出遅れてしまってはどうにもならなかったという話。中山マイルも昔の様に単調に流れてしまうと出遅れは厳しいんだが、幸い金曜の雨の影響で各騎手も少し意識を下げるだろうし、実際馬場もパンパン良に比べれば少し時計が掛かる。この馬の場合は出負け癖が酷くこれは予想の段階で想定しないといけない。なので狙うなら取り付くタイミングが欲しいポテンシャルタイプだし、馬場も重い方が良いのでこういう条件の中山マイルは噛み合いそう。前がペースをコントロールしてという中で3~4角で多少距離ロスがあっても差を詰めていければ勢いをつけながら入っていけるしL1でバテ差せるというタイプだろう。ただ内枠なので出来れば少し出遅れて外に持っていく意識が欲しいね。内で包まれてコントロールされてしまうと難しくなる。動くタイミングでジュニアCの様にできるだけタイトにできれば理想だが、しっかりとコーナーで押し上げていくことを最優先してほしいかな。本質的には1800以上の方が良いと思っているので、この馬場で紛れてくることを意識して浮上させたい。少なくとも前走時からは明らかに条件は良くなっているので相手関係もそんなに変わってこないなら積極的に狙いたい。


▲メイソンジュニア

 展望の段階では少し下げようかなとも思ったんだけど、枠が良いし2列目ポケットで我慢しながら前走の鋭さを見ると案外マイルまで距離が延びてもやれる可能性はありそう。前走のファルコンSは上位の中では一番厳しい流れになったとみていいと思っている。34.0-35.3とかなりのハイまで行っているんだが、中盤が11.2 - 11.8 - 12.1 - 11.4 - 11.8と大きく緩んでいて前半前目につけたことが優位性にあまり繋がらなかった。しかも2列目のポケットで前を向けない状況から12.1-11.4と結構なギアチェンジをあっさりこなしてきて、ここではボンセルヴィーソを上回ってきた。1400に伸ばしたことで息を入れて後半のギアチェンジをここまで高めてきたなら個人的には距離は1200よりは1400の方が良い、マイルまでとなると正直自信は持てないがやれそうな感じはしている。全体のペースが速かった中でとはいえL2の鋭さは十分通用したので、2列目ポケットを確保して我慢しながらボンセルヴィーソを目標にしつつ仕掛けを待って一瞬のギアチェンジで出し抜ければ怖い。ボンセルがコントロールして上手く息を入れた時はセットで狙いたい馬。


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