10期 予想歴20年
◎ペイシャフェリス
15着/11人気
○エテルナミノル9着/7人
▲ロッカフラベイビー10着/6人
金曜正午の段階で芝は良のダートが稍重、火曜日に21mmとまとまった雨が降っているのでこれの影響が続いているという感じ。そして今週はBコースでの開催になってかつ中間芝刈りが行われていると。この感じだと読みにくいけどもしかしたら少し高速化する可能性は考えておいた方が良いかもという感じ。土曜の前日予想だと決め打ちは危険なので一応標準~やや高速、ただできるだけ芝のラップタイムを見て進めた方が良いかなと思われる。
展開だが逃げ馬候補はひとまずペイシャフェリスで良いかなと思っている。逃げて結果を出した前走、ゲートも二の足も速く前走で逃げた川須君。クロコスミアはコメント的には逃げ番手でもという感じでペイシャの外。ペイシャを突きつつ番手まで入り込みたいという意識かな。流石にこれだけ外でペイシャの前に出るというような戦略を戸崎がうってくるかは疑問があるし。内からウインファビラスやギモーヴ辺りも先行出来ればいいが、ゲートがそんなに速くないのでまず逃げはないと思う。となると恐らく割と楽にペイシャフェリスがハナを取り切ってクロコスミアが番手まで決めつけて良いかなと。ペースは恐らく47~47.5ぐらいで入っていくと思うが馬場次第ではちょっと読みづらい。入りが早く2角の上り坂で落ち着いて向こう正面では若干緩むので、息を入れて良さが出ている馬を中心に狙っていくのが基本になりそうかな。
◎ペイシャフェリス
テーマとしてはひとまずこのレースでレベル的に明らかに上なのはウキヨノカゼだけ、それ以外は準OPとそう差はないレベルだという前提で、流石に武豊効果と言ってもクインズミラーグロが人気をするなら穴から狙うのが上策、という視点。そのうえでこの馬を本命馬でにまで引き上げたのは枠の並びとBコース替わりで芝刈り、馬場が軽くなる可能性があると言う点も含めて。タイプ的には1800への延長で甘くなるかなと思っていたんだけど、前走の六甲Sはこれまでのイメージとは逆で、48.1-46.1とかなりのスローまで落としながらも11.9 - 11.6 - 11.2 - 11.3 - 12.0と徐々に加速していく形でL3最速と仕掛けの早い展開に持ち込んで結構きわどく2着に粘ってきた。これまではある程度引き上げてその分で仕掛けを待った方が良いと思っていたんだが、前半ゆったり入ることで後半のTS持続にある程度繋げてきているのであれば距離自体は本来大丈夫なんじゃないかなと。1800への延長でペースが上がると微妙かもしれないし、実際2年前は46.8-47.2と平均で淀みも小さい状況で流れていたというのもあったし、案外マイル以上ではゆったり入った方が良いタイプかもしれない。小器用さがあったのでどうしてもこれまで1400~マイルで平均ペースで進めて一足という競馬だったが、新潟1400の朱鷺Sを勝った時も平均だが大きく緩んで11.0 - 11.4 - 11.9 - 11.0 - 11.8と11.9の地点でじわっと取り付いて鋭さを引き出してきた。息が入った方が良いのは間違いないだろうと。47秒半ばぐらいでコントロール、中間しっかりと息を入れてという競馬ができればギアチェンジもTS持続も高めてきているなら両面で進められるのは怖い。 追い切りも良かったし追いかけている馬でもある。前走の六甲Sはかなりメンツも揃っていたしL3最速で勝負に行って決して恵まれた逃げ残りではない。距離延長をプラスとみて積極的に狙いたい。
〇エテルナミノル
案外前半ゆったり入った方が良い感じで、前半楽に進めると後半長く脚を使ってきているというのが魅力的。例えば5走前の堀川特別なんかは京都1800で48.5-45.7とドスローではあるがその分だけ12.0 - 11.8 - 11.1 - 11.5 - 11.3と仕掛けが早くL3最速。これを好位の外目から4角最速地点でロスを作りながらしっかりと進めて直線で抜け出したところに外からアドマイヤリードに迫られる。流石にかなり決定的な食い込みを受けて最後は首の上げ下げなんだが、L2の地点よりL1での踏ん張りが良かったし、TS持続を高いレベルで見せていたアドマイヤ相手にしぶとく踏ん張り切ったのは立派。後半要素に繋げてきていたのを一つ評価。それと、4走前のユートピアSなんかでも東京マイルだが渋ってパワー型の馬場で48.0-46.7と1.3のややスロー、12.2 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 11.8とゆったり運んで仕掛けが早い、という中でしっかりと番手から追走、最速地点でのキレはイマイチだがしっかりとジリジリと伸び始めてL1で抜け出すという競馬で使える脚の長さの方が目立っている。ターコイズSなんかはハイレベルの戦いで46.4-47.2とややハイを好位で進めながらも一瞬は足を使っていた。ただ一瞬しか使えなかった辺りが基礎スピード面での問題という可能性が高いので、であればペースが上がってというよりはゆったり運んで後半積極的な仕掛けを、というのが良いと思うしコーナーで分散しながらでもL1までしぶとくというのは理想。この枠の並びなら恐らくペイシャ、クロコスミアを行かせながらじわっと取り付いて2列目の外ぐらいは確保できると思う。3~4角でプレッシャーをかけながらでもL1まで伸びて来れそうな感じだし、1800なら基礎スピード的にも楽ができそう、少し息が入っても大丈夫、ターコイズSでこの中に入れば十分戦える目途を立てた、という点でこの馬とペイシャの両軸から美味しい配当を狙いに行きたいなと。
▲ロッカフラベイビー
この馬に関しては展望では触れていないんだけど、タイプ的には福島は合いそうな感じはしている。前走の競馬が面白く、中山2000で61.9-59.6と2.3でかなりのスローからの12.4 - 11.8 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 12.2とポテンシャル戦を後方内から上手くコーナーで押し上げて直線。そのまま突き抜けた。まあコーナー地点でのロスのなさもあったが、内から上手く捌けるぐらいコーナリングが上手いなという印象は受けた。それと、5走前の札幌1800mの勝ち方も面白くて12.4 - 12.1 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 11.9とスローロンスパもL4最速で3角の地点から中団外々とロスの多い競馬をしながら最後まで脚を維持し続けての完勝。ポテンシャル面とTS持続面の両方を見せている馬。エンジンの掛かりが良い方ではないので福島のスパイラルカーブでロスを覚悟で3角から動いていく競馬ができれば面白いなと。
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