10期 予想歴20年
◎スマートレイアー
4着/4人気
○レッツゴードンキ11着/3人
▲ジュールポレール3着/7人
ひとまずはスマートレイアーがじわっと出していって様子を見る形、内枠なのでそれでもある程度ペースを作っていく意識が必要にはなる。これに対して外から行く馬がいるかどうかかな。ジュールポレールやソルヴェイグといったところはある程度スマートを意識して番手~2列目を狙うだろうし、リーサルウェポンはやっぱり陣営のコメント的にもそこそこ前を意識している感じなのでこれが逃げまであるのか、それとも好位で落ち着くのか。そしてドンキ岩田が逃げ馬不在を逆手にとっての逃げもあるのか?というところまでかなと。馬場がどうしても悪化している意識で入るので恐らくそんなに速いペースにはならないだろうとみている。ペースも47-46.5前後とみて平均~ややスローぐらいで落ち着くかなと。また雨の意識もあるので仕掛けもワンテンポ遅れる可能性を考えた方が良いとみて、昨年とは逆の展開、パワー型総合力を問われるとみた。ある程度の基礎スピードとポジショニング、ペースコントロールから要所でしっかりと動けるかを重視。雨の影響もあるのは間違いないのでL1の差し込みも軽快はしたいけど、要所の動き出しの良さを重視したい。
◎スマートレイアー
この馬に関してはなかなかこれまでの考察からもベストの条件というのが掴めなかった馬ではあるんだが、理想は1800~2000ぐらいの距離でポジションを取って総合力を、というのが今のこの馬のベストではあると思っている。そして馬場も少し時計が掛かった方が良い。もちろん前走の京都記念はトップスピード戦ではなかったので当てにはしづらいが、ポテンシャル戦でサトノクラウンとの勝負であれだけ頑張れたのはかなり意外だった。香港CでもL4-3区間が最速、3~4角地点に当たるわけでここで外々を回すロスがあっても大きく崩れず踏ん張ってクイーンズリングとは対照的な踏ん張りを見せてきた。距離に関しては少なくとも2000までは問題なく高いパフォーマンスを見せてきたといえる。そのうえで、昨年のヴィクトリアマイルは高く評価している。45.7-45.8と平均ペースで流れてというのはともかく、重要なのは仕掛けどころでカフェブリリアントが掛かってしまって3~4角で動いたことで11.9 - 11.5 - 11.4 - 11.3 - 11.6とL4の段階で11.5とある程度上がっていたしロンスパに近い競馬になっている。ここで先行してL2までは踏ん張っていたというのも驚き。マイルの基礎スピード戦でここまで流れに乗ってやれたのも意外だったし、負けはしたが基礎スピード面の限界を上げてきていること、高速馬場で仕掛けが早い中で噛み合ったミッキークイーン辺りとはそう差はなかった。あのレースはハイレベルだと思っているし、出し切れる展開のマジックタイムを撃破できているわけでこの一戦は評価が必要。先行できるようになってから違う馬になっているとみるべきかな。今回は逃げと目されているが個人的には別に逃げに拘る必要はないとみている。馬群の中で包まれても対応していたし、2列目あたりで進められれば、最悪3列目のポケットまでなら対応してくると思う。トップスピードの質もある程度高いが府中牝馬Sを見てもわかるように究極的な切れ味はクイーンズリングの方が一枚上。TS持続力では昨年の阪神牝馬Sで正攻法のL3最速戦でミッキークイーンを相手に粘り切った。仕掛けを待ちやすい、L2の坂の上りでギアチェンジが問われやすい府中のマイルなら出し切った方が良いタイプの馬との比較で逆転可能。昨年のヴィクトリアマイルは恵まれなかった中で強い競馬、雨の影響で序盤はもう少しゆったり入れそうなのと、昨年ほど出し切りやすい展開にはならないだろうとみてこの馬を本命にした。仮にある程度流れても昨年並みに頑張ってくれれば圏内は狙えるはず。馬場適性もレースの主導権を握りやすいという点でもここから入りたいし、後は出遅れなければかな。
〇レッツゴードンキ
この馬も評価が常に難しいというか、定めるのが難しかったが最近重要なのは馬場状態であるというのと、自身で余裕をもって入れるかどうか。この2つが大きいなと感じた。例えば2走前の京都牝馬Sではド掛かりしたんだが、35.8-34.7と1.1のかなりのスローからの11.6 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.5とL2最速の中で中団外からスッと伸びてL1で突き抜けてとトップスピードの質、持続力を馬場の重い中で見せてきた。前走の高松宮記念も然りで33.8-34.9と1.1のかなりのハイペースでも自身は後方で進めて35.0-33.9と明らかな後傾バランスで末脚を鋭く引き出しレッドファルクスを差し込んできた。パワー型なのは間違いないし、崩れたレースが昨年のヴィクトリアマイル、阪急杯。超高速馬場で掛かるぐらいの基礎スピードをと思って追走させたらそこで脚がなくなってしまったという感じで、超高速馬場は合わない感じだし、前半でスピードに乗って甘くなる傾向も出た。今回は恐らく後ろからとは思っているんだが、昨年のヴィクトリアマイルの場合は45.7-45.8と超高速馬場で全体で流れたうえに11.9 - 11.5 - 11.4 - 11.3 - 11.6とコーナーでも11.5と速いラップを踏んでいて各馬がこの時点で勢いに乗せやすい状況、素材型の競馬になってしまった。道悪でペースが上がり切らず、仕掛けどころも遅くなってという中でパワーが問われる馬場の中でトップスピードの質を引き出してくれば強烈というのはここ2走で示せている。ターコイズSの様にある程度タフな馬場で46.4-47.2とややハイで流れても後方で我慢して直線で鋭く。多少流れても自身で無理をしなければ一足は鋭く引き出してくる。この条件なら逆転してくるとみて。後はとにかく逃げるにせよ後ろから行くにせよ折り合いで暴走しない程度に。
▲ジュールポレール
悩んだけどこの枠で狙うことにした。不安はあって追い切り面がしっくりこなかった。前走からは十分な感覚があるのだが1週前と直前の一本ずつというのは他の馬と比べても明らかに中間の過程が物足りない。それをどう考えるのかが非常に難しい…のだがパターンだけ見ればヴィクトリアマイルで積極的に狙いたい条件が揃った。まず道悪自体は前走でクリア。47.5-46.8と平均の範囲内でそこそこは流れたしその中で11.9 - 11.8 - 11.2 - 11.8 - 12.0とL3最速とTS持続戦となってしまった。それを好位の外から最速地点の4角で少し外を回しつつ直線序盤で2列目を楽に抜け出す脚を披露していた。L1は甘くなったが勝ち馬はTS持続タイプとしては強敵、2着とは僅差のところまで踏ん張っていたし内容は評価できる。もともとこの馬の武器はギアチェンジ面にあり、3走前の京都1800m戦で12.7 - 12.2 - 11.8 - 11.2 - 11.2のラップ推移を2列目ポケットからスッと反応して直線で抜け出してきた。基礎スピード面が不安で、46秒前後の入り方になると不安もあるが今回なら各馬馬場も読みにくいだろうと思うしそこまでペースも上がってこないだろうと。状態面以外の不安はほぼ無くなったと思うので、後は信じてかな。
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