15期 予想歴15年
◎ダンビュライト
6着/7人気
○スワーヴリチャード2着/3人
▲アルアイン5着/4人
△アドミラブル3着/1人
無駄に長いので、ダービー前の暇つぶしにどうぞ。
今年のダービーは各馬の力量差を見極めるのが難しく感じていて、恐らく力差が少ないのではないかという実力拮抗の結論に至った。
ならば、少しの差、まさに運が勝敗を分けるのではないかと感じた。
そして、ここでは「運とは枠である」と銘打ってみる。
まず、東京芝2400mの枠の有利不利を考えてみたい。
◆枠の有利不利
従来言われている通り、この舞台は内枠有利と考える。
理由はCコース変わりによって内の馬場が良くなり、内外の差が少なくなることと、それに付随して距離ロスが小さくなる内を通った馬に余力が残るからだと大まかに理解できる。
また、これは個人的な推測だが、JRAの馬場造園課がやはり日本競馬最高峰のダービーということで出来る限り最高の馬場を用意しようとするというのも、内外の差が無くなる一因ではないかと勝手に想像している。
過去10年のデータでは、1枠馬の3着内率は8/10と凄まじい偏りを見せている。
さらに、2枠、3枠までがほぼ毎年馬券に絡んでおり、やはり内枠有利の傾向が見て取れる。
これだけ近年偏りがあるのだから、今年は逆張りをするという手も考えられるのだが、流石にこの偏りは素直に有利不利の傾向として捉えておいた方が良いのではないか。
◆枠の有利不利から導き出した馬券対象馬
実力拮抗と捉えているので、この辺り馬の実力差は無理に難しく考えず、枠の有利不利に則って馬券対象馬を抽出してみる。
【1枠】
まずは1枠のダンビュライトとアメリカズカップである。
1枠が如何に有利であると言っても、勝ちきるにはやはり地力も必要なのは間違いない。
ダンビュライトは正直皐月賞の好走が謎なのだが、しかしあの走りをして弱いわけもない。
考えられる理由は急激な成長、あるいは相手なりに走る気性などだが・・・。
イマイチ掴み切れていない馬だが、有利不利で言ったら明らかに有利であるし、急激な成長期にある可能性もあるので、この馬を本命にしたい。
一方、アメリカズカップは前走の時計勝負では全く良いところを見せられなかった。
サトノアーサーを破ったのは重馬場でのこと。
良馬場想定のダービーでは迷わず消したい。
【2枠】
2枠もかなり有利な枠と言える。
まずマイスタイルは鞍上の不気味さはあるが、地力はやはり及ばないだろう。
消しである。
続いてスワーヴリチャードは偶数枠でもあるし、絶好と言える。
恐らく、ダンビュライト、アメリカズカップ、マイスタイルはある程度前のポジションを取るので、すんなり中団以降の四位騎手の思い描く位置を取れるはず。
いわゆるダービーポジションを熟知している騎手でもあるだけに、ここはシメシメと思っているのではなかろうか。
対抗指名である。
【3枠】
3枠は1,2枠よりはやや劣るが、それでも有利な傾向が見て取れる。
まずクリンチャーだが、この馬が逃げる展開は出遅れ内限りは濃厚ではないか。
ダービーでは逃げ切るのは至難の業。
地力に勝ればまだしも、クリンチャーではちょっと厳しいのではないか。
消しである。
サトノアーサーは満を持してのダービー参戦で、ここは勝負だろう。
ただ、詰めの甘さというか、最後の詰め切れなさがある馬のように映るので、あって3着までと考える。
馬券的には3連系の3着に入れたい。
【4枠以降】
4枠以降は有利不利という意味で大きな差は無いと考えている。
強いていうなら、スタート直後などに挟まれて位置取りに窮する恐れのある4,5,6枠辺りは若干不利ではないかという程度で、しかしそういった事象は大外枠以外は起こり得る。
そういうことで、これ以降の枠は馬の力を重視して買い目に入れたい。
まずは皐月賞馬のアルアイン。
皐月賞では一旦位置を下げてから驚異的な巻き返しを見せた。
勝負根性という意味では素晴らしいものを持っているのだろう。
さらに折り合いにも不安が無さそうなので、好勝負可能ではないか。
オッズ的にも比較的低く収まりそうで、買い頃に見える。
恐らく内から2頭目くらいで中位から前目で競馬をすることになるだろうが、内々がもし取れればかなり面白い。
トラストももはや逃げるしかないだろうが、いずれにせよ厳しそうだ。
マイネルスフェーン、ジョーストリクトリ、キョウヘイ辺りも同様に地力が及ばないと考える。
ベストアプローチ、ダイワキャグニー、ウインブライト辺りはオッズ的にも中穴程度になりそうで、激走の可能性はありと見るが、ここまで印は回らない。
ぺルシアンナイトは力はあると見ているのだが、M.デムーロ騎手の選別ということで、この馬を買うならアドミラブルを買わなければならないと考えている。
以下、レイデオロ、カデナについても同様で、この2頭が幾らダービー向きだと言っても、これまでのレース振りからどうにもひ弱さや不器用さを拭い切れない。
それなら皐月賞を見るにつけ、ダービーでもぺルシアンナイトを買いたくなるというのが個人的な見立てだ。
そんな中で、枠の有利不利がそれほど無い状況下で優劣を付けるとすると、M.デムーロ騎手がぺルシアンナイトという皐月賞2着馬を蹴ってまで早々に騎乗を打診していたアドミラブルが一枚上回るとするのが自然であると感じた。
ちなみに、この舞台のフルゲート大外枠は若干の不利であるとデータ的にもあるのだが、もし力が違うのであれば、突き抜けてくるだろう。
ただ、終わってみればアドミラブルには枠順という運が無かった、という結果になるのではないか。
◆結論
ということで、印は
◎ダンビュライト
○スワーヴリチャード
▲アルアイン
△アドミラブル
さらにここに、サトノアーサー、ベストアプローチ、ぺルシアンナイト、ダイワキャグニー、ウインブライトを絡ませて3連単を購入したい。
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