10期 予想歴20年
◎デニムアンドルビー
6着/4人気
○スマートレイアー2着/1人
▲ラストインパクト8着/6人
△スズカデヴィアス4着/5人
鳴尾記念の予想の前にまず馬場状態を考察。木曜に結構な雨が降っていて、金曜正午は稍重馬場。前開催から間隔が開いてないし中間でのエアレーション作業もないので、前開催の阪神を考えればやはり高速馬場想定で入るべきかなと。
展開予想だが逃げるのはステイインシアトル、これを外からミュゼエイリアンが競っていくかなという程度。内からスズカデヴィアスのノリが場合によっては逃げる可能性もあるし、恐らくステイかスズカの逃げ、マイネルフロストは様子を見ながら2列目ポケットになる可能性が高いだろう。スマートレイアーが好位の外から進めて行ってこれが動くタイミングが仕掛けどころになる。ミルコだし前に豊が有力馬でいるということ、内回りも踏まえてある程度早めに勝負に行くとみて、前半スロー60秒ぐらいの入りからの後半L3最速ぐらいをイメージしておく。スローからの恐らく最速11秒前半、TS持続とみておきたい。
◎デニムアンドルビー
この馬の魅力はやっぱりTS持続力の高さにある。復帰以降はこれを上手く引き出せない展開が多かった。金鯱賞はいい感じで仕掛けが早い流れだったが捌けず。中山牝馬Sでは50.2-47.0と3.2のドスローでこれ自体は良かったが12.4 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 11.8と仕掛けが遅くのL2最速戦でL1で強襲も出し切れず。阪神牝馬Sは重馬場は悪くないが47.2-46.9と流れてしまって追走で苦労。基礎スピード面も弱点の一つなので噛み合いにくいというのはある。ただ雨の影響でどうしてもペースはそこまで上がりにくいと思うし、今回のメンバー構成だとステイインシアトルの武豊もそこまでペースを上げる意識はない、これを突いてノリが逃げたとしてもスズカデヴィアスで平均に引き上げて良さが出ない。となると全体のペースが上がってくる可能性は低いだろうと。そのうえで外枠のスマートレイアーもミルコなので3~4角から動く意識を持つ可能性が高い。これならこの馬の競馬になる可能性が高いと。ハイレベルの宝塚記念2着が62.5-59.2と3.3の超スローからの12.5 - 11.7 - 11.0 - 11.6 - 12.4とL3最速TS持続特化戦で上手くロスを最小限に外に誘導できたと言ってもL1の伸びは圧巻でショウナンパンドラを問題とせず。地力は最上位だし、展開が噛み合えばロスだらけの有馬でもやれている。この面子ならスローで出し切れれば一番のはず。
〇スマートレイアー
取りこぼす可能性はあるかなという感じ。ただ京都記念で全くこれまでとは違う競馬ができていて、京都芝2200m戦、少し渋った中で60.2-61.3も単騎、実質的にはかなりのスローからのポテンシャル戦でサトノクラウンの後ろ、内目を立ち回りながら直線中目に持ち出してジリジリと最後まで伸びての2着。マカヒキには瞬間的に見劣ったがL1まで踏ん張れたようにポテンシャル面が武器。極端なトップスピード戦になるとこれまでも甘かったし、ヴィクトリアマイルもとどのつまりはスローになって決め手勝負に特化したのが響いた。阪神でも外回りより本質は内回りで3~4角で分散する方が良いだろうと。基礎スピード的に2000なら流れてもやれると思っているけど、スローからしっかりとミルコが好位外から勝負に行ってくれれば大きく崩れることはないと思う。このメンバー構成ならやはり堅実にいい位置から末脚を引き出してくれそう。ただ出し切ってくるとデニムは地力で一枚上の存在だと思っている。
★ラストインパクト
流れる想定なら本命まで考えたんだけど、スローっぽいなという感じのメンバー構成。ペースを平均で作ってくれれば恐らくこの馬が一番だと思っているが。ただこの馬のイメージは基本的に極端に速いラップを踏むのは好まない。後半勝負でも中間的な脚を連続することに長けている印象だ。近走は結果が出ていないのでそこは割り引くが、良い頃は59.3-60.5と単騎の馬が引っ張ったとはいえ実質でも平均ぐらいの流れの中、最速ラップは11.3という程度の中で内内からしぶとく伸びての2着はGI級の面々を相手に立派。結果を出しているときは淀みが小さく全体で流れているか、もしくはスローロンスパ。出来れば全体で流れてほしいがこの枠でスマートレイアーが早めに動く形になればこの馬にとっては十分戦えるかなと。▲までは打てないかなという感じだが★でピックアップしたい。
△スズカデヴィアス
状態面は鍵だが、今回はノリだし豊のステイインシアトルもスマートレイアーを意識すればもしかしたら逃げたくない意識もあるかもで、それを考えるとノリが逃げの手を打つ可能性は結構高いんじゃないかと。ノリが逃げて番手が豊、ペースをスローに支配してスマートが動いたときにロスを、という作戦もお互いWin-Winの関係性。そのうえで基本スローからのトップスピード戦が理想だが金鯱賞で60.4-58.8とかなりのスローからの11.7 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 11.4 - 11.8と2段階加速戦で結果を一定レベル出してきた。前目からじわっと引き上げてくるパターンだとちょっと怖い。状態面不安だが追い切りからはなかなか良さそうな感じ。押さえ。
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