エプソムC2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎ダッシングブレイズ
  1着/5人気

○クラリティスカイ15着/4人
▲クラリティシチー4着/12人
△レッドレイヴン16着/13人


 展開だがまああまり決め打たないでアバウトに。ひとまずクラリティスカイが逃げる可能性が高い。行かなければマイネルミラノがハナをというパターン。少なくとも田辺クラリティはそれではキレ負けするので恐らくミラノのレースメイクがスローなら田辺が競っていってハナを奪う形になると思う。マイネルハニーもスローは好ましくないので本来マイネル軍団はスローには支配せずしっかりと縦長に持ち込みたいが、大知がそこまで適性面を意識して乗るかは不明なので当てにはしない。基本的には平均では流れるとみているんだけど、スローになる可能性も考えないとという感じ。それでも馬場が超高速から脱却してきているので、47で入ればそこまで極端に緩くはならない。46.5~47ぐらいが前半のペースかなとみている。平均~ややスローでやや縦長。


◎ダッシングブレイズ

 まず根本的に前走の京王杯スプリングカップは結構ハイレベルだったと。詰まったサトノアラジンと勝ったレッドファルクスが安田で1,3着。その中で適性外の36.4-34.2と超スローからの12.3 - 12.6 - 11.6 - 11.1 - 11.5とギアチェンジを伴うトップスピード戦で要所で置かれてしまった感じ。元々1400紅葉かいと思っていたが更に動き出しを要求されて重馬場でも11.1と切れ味が問われた。この馬の場合マイル戦でも基礎スピード面をそこまで問われない方が良いし、そのうえで仕掛けが早い方が良い。重馬場でも洛陽Sのように48.8-46.9とかなりのスローからの12.4 - 11.9 - 11.5 - 11.6 - 11.9とL3最速戦、早いラップを踏まない中で中団の内目からしぶとく伸びてL1で1馬身以上突き抜ける競馬。また昨年の京王杯SCでは34.6-33.5とかなりのスローからの11.1 - 11.5 - 10.9 - 11.2 - 11.4とL3最速、仕掛けが早ければ質では見劣ってもL1でジリジリと食い込んでくる。TS持続が武器になるしポテンシャル面も見せているので距離延長は歓迎のはず。マイルだと流れてしまうと追走で苦労していた感じだし、後半要素で良さが出ているので距離延長はプラス。浜中はこの馬で重賞初制覇を成し遂げんといかんぞ。内で我慢してという競馬では良さが出ていないのでしっかりと外目からエンジンをかけてほしいのと、そこで外を回し過ぎないように最序盤で出来るだけ好位のポジションを取ってほしい。この距離ならもうちょっと楽に入って行けるはず。スローでも仕掛けが早い展開ならTS持続が引き出せるのでミラノが出ているなら面白い条件。


〇クラリティスカイ

 マイネル2頭との比較で考えて基礎スピード面がこの馬の武器になると思う。ミラノもハニーも本質的には軽い馬場での1800m戦では基礎スピード的にそこまで優位性を見せられない可能性が高いと。ハニーは京都金杯で頑張ったのでわからんが、ミラノに関しては1周コースならともかくU字の東京1800だと流れる競馬に持ち込んでもなかなか一瞬しか脚を使えないから乗り難しいと思う。その中で田辺と総合力が高いクラリティスカイのコンビが前では一番かなと。逃げの手も打てるし、小倉大賞典では46.2-48.2と2秒のかなりのハイという中で好位からしぶとくばてずに粘っての3着。小回り1周コースの1800ではかなり厳しい流れだったと思うが2着争いでは差はなかった。57.5kgを考えれば立派。またメイSでは48.7-45.3と超スローからの12.0 - 11.8 - 11.1 - 11.0 - 11.4とL2最速戦で切れ味勝負になって見事にキレ負け。この時も57.5kgで今回は別定56kg。基礎スピードの幅が広いしトップスピード戦でも最低限はやれる。瞬間的にしかいい脚を使えないミラノ、質的にちょっと足りないハニーと比べても基礎スピード面で勝負ができるのは強み。前々で基礎スピード面、TS持続・質も最低限のレベルにあるわけで総合力の高さ+それを引き出せる田辺を取りたいかな。



▲クラリティシチー

 序列を上げた。個人的にはなかなか読み切れない馬なんだが、意外とTS持続力が高い馬。3走前のカシオペアSなんかは京都1800で47.6-46.4とスローからの12.1 - 11.6 - 11.0 - 11.7 - 12.1とL3最速戦という競馬、最内を完璧に立ち回ったのはあるにせよL1までしぶとく伸びて2着を確保。それとこの馬の場合ペースが上がっても大丈夫で、過去中山マイル戦を勝った時も46.8-47.0と中山マイルらしいそこそこの流れで11.6 - 11.6 - 11.5 - 11.8 - 12.1とポテンシャル戦に近い中を後方ズドンで勝ち切った。前半ゆったりから出し切って良さが出ている感覚なら東京1800は合うと思う。意外と人気の盲点になっている印象で、前走も12.7 - 11.9 - 11.3 - 11.5 - 12.2とL3最速戦で内内から上手く噛み合ったにせよしぶとく差し込んできた。今回はそこそこ流れるのでマイルの流れでも対応できている、かつ後半勝負に持ち込んでTS持続で良さが出ているというのは結構侮れない。注目したい馬としてはこの馬かな。


★レッドレイヴン

 長期休養明けなのでそこはともかく、条件としては意外と最高レベルで揃ってきたかなと思う。超高速馬場だとトップスピードの質、持続力にかなり依存する競馬になるので持ち味が活きにくい。この馬は好走条件は大体1800m戦で流れているとき、になる。2走前なんかが顕著で47.5-47.9と平均、12.3 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.0のラップ推移で後半のポテンシャル戦ではあるが中団からじわっと捲ってそのまま突き抜けている。3着馬が後に重賞を勝つわけでレベル的には疑問はないし、流れても脚を繰り出せる基礎スピード面が実は武器だろうと。今回は結構外目の枠だし鞍上も積極的にポジションを取っていく騎手。じわっと外から出していって中団ぐらい、ペースも平均ぐらいで流れてくれればこのメンバー構成でも嵌った時は十分戦えるだけのものを示せている。過程が過程なので人気が落ちるのは仕方ないが、1800がベストで噛み合えば強敵相手に互角の実績は侮れん。超高速馬場では上がり切らないが、馬場も先週までと比べて少し時計が掛かってきていて、かつ前の意識もそこそこ高そう。状況はともかく噛み合うなら条件はベストと言って良いぐらいだと思うので。


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