函館SS2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎シュウジ
  10着/2人気

○キングハート2着/4人
▲エイシンブルズアイ6着/8人


 まあ土曜の馬場を見てビビった。レコード連発が示す通りでこれまでの洋芝の函館ではちょっとあり得ないほど超高速状態。1000万下で33.3-34.3で1:07.6のレコード、3着まで7秒台と昨年ようやく8秒の壁を重賞で破った函館とは到底思えないほどに軽い。このメンバー構成なら7秒前半はまず確実に出ると思うし、6秒台まで視野に入れないといけないかもしれん。


 展開だがノボバカラが芝スタートでも速いので恐らく行けるだけ行く。イッテツもハナを主張していく、クリスマスも逃げを意識しつつ先行策。それらを見ながら外からシュウジ、セイウンコウセイといったところかな。レヴァンテライオンはどこまでつけていくか分からないが、シュウジなんかはあまり出していくのは好ましくないだろうしもしかしたらセイウンコウセイを先に行かせるかもしれない。ただセイウンもここまで高速馬場で外枠だとなかなか前に出切るまでは難しいかもしれないし、展開はちょっと読みにくいところはあるかなと。ただ馬場が異常に軽いし、仮に7秒と設定しても33.5-33.5の平均、ということになるので基本的に後半要素が甘い馬では難しいだろうと。


◎シュウジ

 このレースはシュウジに限らず馬場次第で印が変わってきそうだなあという感じの感覚だった。そしてこの馬を本命にしたのはこの馬は基礎スピードで勝負するタイプではなく、あくまで幅が広いだけで基本は後半の末脚を引き出して何ぼ、というタイプという認識だから。例えば阪神Cではタフな馬場で34.9-35.4と平均ペース、ここで自身では無理せず好位で進めて後半勝負にシフトした結果、11.3 - 11.6 - 11.6 - 11.3 - 12.5とL1の減速地点でしぶとく伸びてイスラボニータを破った。後半の末脚を引き出してこその馬。もちろん基礎スピード自体はある程度高いレベルで持っている馬なのも事実で、昨年の函館スプリントSでは33.4-34.4と10.6 - 11.0 - 11.5 - 11.3 - 11.6とL2再加速の競馬で好位の内目から上手く脚を残して要所でスッと反応してきた。L2地点では前にいたソルヴェイグに対して詰める脚を使えているように、ハイペースでも息が入ってしっかりと後半の末脚を引き出せれば上位に来れる。この馬は基礎スピードがある程度高いのと、気性的に前掛かりの馬なのでどうしてもペースに乗っていくことが多かったが、今回は超高速馬場なのでまず上がり切るところまでは行かないだろうと。そのうえで要所で動ける馬で軽い馬場での時計勝負への対応力、という観点で見てもこの馬が一番かな。しかも今回は逃げ馬が結構怪しいので内の馬が詰まる可能性があることを考えると2列目~好位の外過ぎないところで進められそうなこの馬から入りたい。


〇キングハート

 明らかにここ2走明確な後傾バランスで良さが出てきたわけで、特に、CBC賞レッドファルクスほどのインパクトではないが前走の鞍馬Sは結構驚きのレベル。33.7-33.6と平均ペース、超高速馬場で上がり切らないパターンで、10.8 - 10.8 - 11.0 - 11.2 - 11.4とコーナーで11秒前後を連続する中で外々から最後まで良い脚を維持してきたというTS持続の高さを評価したい。恐らく今回も上がり切らず、よくて33.0-34.0ぐらい。其れならこの馬が中団で進めれば大体フラット~ややスローバランスで入ってまとめてこれるし、前走で見せたようにロスがあってTS持続で高いレベルのものを見せていた、今の馬場なら後半3Fで33秒を切るレベルはあり得ると。34-33で走破できる目途は立てている。後は内枠なのでスムーズに捌けるかどうか。函館スプリントSは内で有力馬が詰まることが多発しやすいレースだし、今回は逃げ馬が当てにならない馬ばかり。この辺りを考えると外で総合力の高い馬を上位に、という風にシフトしたいかな。それでも条件としては勝負できる舞台なので対抗で狙いたい。


★エイシンブルズアイ

 まず高速馬場適性が高いという点。過去京都1200m戦で32.6-34.1とかなりのハイのレベルではあるが10.2 - 10.5 - 11.0 - 11.5 - 11.6というラップ推移で好位の内からしぶとく2着を確保した。この時の走破時計はかなり優秀で時計勝負への対応力を高いレベルで見せている。直近がちょっと物足りない面はあるんだが、中京1200でも1:07.2と速い時計で5着。相手関係も強敵、32.7-34.0と流れて10.1 - 10.9 - 10.8 - 11.1 - 12.1と淀みない中で後方馬群の中目からジリジリと伸び続けた。自身では33.9-33.3と後傾バランスでしぶとく脚を使ってきたので対応してきそう。ただ、ラップ推移的にも淀みない方が良いし、この辺からも割と単調な競馬の方が合っている感はある。函館1200なので要所で置かれる可能性はあるけど、この枠で外のシュウジやセイウンコウセイが動いていくのを目標に動いていければ怖さはある。今の超高速馬場で警戒したい一頭。


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