09期 予想歴10年
◎ブエナビスタ
3着/1人気
○ブロードストリート6着/2人
×ミクロコスモス
×クィーンスプマンテ
■■秋華賞(３歳)組■■
ブロードストリート(前２着)【○】
秋華賞においては４コーナー手前で大きな不利を受けながら、直線で内から０.２秒差まで追い込んだ。ロスの無い経済コースを回ったと考えても、あの位置からの上がり方は力がなければできない。前走は小細工なしに純粋に強さを見せたレースでもあったのでは。今まで以上に“キレ”を感じた。テイエムプリキュアとクイーンスプマンテが作り出すであろうハイペースでその“キレ”が出せれば好走の可能性は高い。ローズＳでも秋華賞馬レッドディザイアを負かしている所を見てもブエナと大きな差はない。
ブエナビスタ(前３着)【◎】
秋華賞ではレッドディザイアにハナ差だけ届かずの２位入線を果たしたが、ブロードストリートの進路を妨害してしまったため３着に降着。初めての最内枠で包まれながらの競馬になり、最後は脚を余す結果に。秋華賞ではレッドに対する力負けではなく、展開による負けと見る方が妥当でしょう。秋に入り、前走の秋華賞でもわかったように、３歳牝馬での最有力は変わらず、最先着の可能性は高いでしょう。ハイペースになりそうな今回も人気が集まろうともこの馬の力に逆らうべきではないでしょう。
ジェルミナル(前６着)【▲】
桜花賞とオークスではブエナ・レッドに続く３着。重賞も１勝し、実力の高さを見せているが、ここ何走かを見る限りでは、今回のエリザベス女王杯でも、ブエナとブロードを負かす可能性は低い。負かすためには展開などかなりの条件が必要と考える。抑え。
■■府中牝馬Ｓ(古馬)組■■
ムードインディゴ(前１着)【▲】
超ハイペースになった府中牝馬Ｓ。上位４頭は全て後方追い込み勢で決着。その中で展開を味方にしレジネッタが最速上がりで２着に入ったが、それを２馬身突き放している。今回もハイペースになりそうなエリザベス女王杯では好走する可能性は高い。だが一方で、東京の坂では、トビが小さく前肢の掻きの強い馬が有利。理由はもちろん直線での“坂”。スパートからの加速が早いため抜け出し易く、追い込み馬の場合は坂を上り切ればさらにいい二の脚も使える。東京で後方有利という理由の一つでもある。
追い込みではないが今年のクイーンカップのディアジーナが同じ様な小トビで早め抜け出し。
http://www.jra.go.jp/JRADB/accessS.html
馬場が渋っても小トビは有利。チェレブリタの京都牝馬Ｓがそうでしたね。
http://www.jra.go.jp/JRADB/accessS.html
ですが今回は京都が舞台。外回りを使用という事もあり、良馬場ならこの馬にはあまりアベレージはなさそう。抑え。
レジネッタ(前３着)【×】
ビエナビーナス(前４着)【×】
前崩れの展開による好走と判断するのが妥当でしょう。位置取りやペースも理想の展開となったレースでしたので、馬混みを抜けて出てきたムードインディゴと比べると物足りない内容と言えます。好走の可能性は低いと思います。
リトルアマポーラ(前５着)【△】
前走はスタートから行き脚が悪く、位置取りばかりを気にして早めに前に上げてしまった内田騎手の采配ミスが大きな敗戦要因。最後はハイペースに巻き込まれて失速、だがそれでも５着に留まったのだから、むしろタフなレース内容だったなという印象。ただレース前も馬がかなり走る気になっていただけに悔しい１戦だった。叩き２走目に期待するが、前走での斤量差なども考慮して△。
カワカミプリンセス(前６着)【○】
前走での比較はリトルアマポーラと比べるとわかりやすい。１角まではアマポーラの後方からの競馬。先程アマポーラは内田騎手の采配ミスと言ったが、正確にはカワカミの横山騎手のミス。１番人気のカワカミに抜かれ、マークするようにアマポーラが連れ上がったというのが正解でしょう。直線までマークされ、道中はアマポーラのさらに後ろから早めにペースを上げられてしまった事を考えるとレース内容的にはカワカミの方が断然上。こちらも休み明けという事もあったので、着順以上の高い評価をあげて問題ないでしょう。京都での実績等を踏まえ、対抗に。
ニシノブルームーン(前７着)【×】力不足
サンレイジャスパー(前８着)【×】力不足
チェレブリタ(前10着)【×】力不足
ウェディングフジコ(前15着)【×】 力不足
ブラボーデイジー(前17着)【×】力不足
■■別路線組■■
メイショウベルーガ(古都Ｓ１着)【○】
前走で感じた事としては、落ち着きが出て、馬体も大きく成長したという感じ。前走の古都Ｓはエリザベス女王杯と同じ京都2200ｍ。タイムは京都2200ｍで久々の2分12秒台で優秀。後方から直線で差す内容でしたが上がり33.8秒でこれも水準以上。エリ女でも好走できる可能性は高いでしょう。
シャラナヤ【▲】
日本の軽い高速芝への適正ははっきり言ってわからない状態。ただ、今年の欧州３歳はレベルが高い事を考えると完全に無視はできない。
クィーンスプマンテ【×】
色々と条件が必要な馬。逃げを打つなら、スローになる事がもちろんだが、単騎で逃げられないと難しい。今回はテイエムプリキュアがいる事を考えると、頑張っても２番手を進む事になりそう。今回は相手もかなり強化。ペースはミドルでも厳しい。
レインダンス【×△】
前走は自分のペースを守れず、全く見せ場無く大敗。中10週もレース勘が戻っていればいいが…本来なら×にしたいが、適正や距離を考慮してギリギリの△。後方からという条件付きだが展開が向けば３着はありそう。パドックで馬体を見て決めたい。
ミクロコスモス【×】
まだこの距離には適応しきれないのではないか。大倉山特別(1800ｍ)ではメショウベルーガなどを負かしてはいるが、2200ｍでは分が悪い。京都の外回りで坂の下りから加速を始めるレース展開が予想されるので、長い脚が求められる。“キレ”で勝負するこの馬にとってはスタミナにまだ課題がある。
テイエムプリキュア【×】力不足
サンレイジャスパー【×】力不足
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例年のタイムや対戦成績などを比較すると、やはり今年の３歳牝馬はレベルが高い。その中でも中心となっているブエナビスタの能力はかなりのものである事は確か。だが札幌記念で斤量差が５kgで古馬をぶっち切れなかったのも確か。ブエナビスタの末脚や連体率等の信頼度は高いものの、過信は禁物。
一方でオークスなどでも分かった様に、ブエナビスタは非常に長い脚を使える馬。京都外回りの形態上、かなり展開は追い込み有利(ﾐｸﾛｺｽﾓｽ欄参照)。京都の外回りなら、終始インを回っても割って出るのはさほど難しくない。内枠を引いたら勝率はさらに上がると考えます。
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