10期 予想歴20年
◎ダノンリバティ
3着/5人気
○ウインガニオン2着/4人
▲ロサギガンティア7着/14人
△ウキヨノカゼ10着/11人
逃げ馬が多く、主張しそうなのが内のマルターズアポジー、外からマイネルハニーも積極策というところだろうが、同じマイネル軍団のウインガニオンとの兼ね合いをどうするかというのはある。ウインガニオンはあまりスタートが安定しない方なので外枠を引いたので出方次第である程度幅をもって進められそう。ただ前に馬を置くと行きたがるタイプなので理想はハナ、というタイプ。いずれにせよマルターズアポジーが行き切る可能性が高いし、先行勢に人気馬が揃っている。前半45秒台後半ぐらいまでは視野に入れて平均ペース想定、ややスローまで幅を持たせる。
◎ダノンリバティ
実はウインガニオンを本命にしようかなと思ったんだけど、嫌な予感というか少しよぎってこの馬を本命に。理由としてはスローだろうが平均だろうが夏場なら対応してくる。昨年の関屋記念でも45.7-46.1と平均ペースを11.3 - 11.4 - 11.9 - 10.8 - 12.0とコーナーでも速いラップからの2F戦という中で3番手からしぶとく伸びての2着。最後はヤングマンに交わされたがそれでもかなり抵抗していたし、このペースの中で乗って行っての2着は立派。今回はヤングマンや状態面で少し疑問があるし、こちらは前走は後ろからになったことを除けば内容的には悪くない。中京記念の場合結果的に内の馬場が悪くなかったし、46.3-46.9と平均だが11.6 - 12.1 - 11.3 - 11.3 - 12.2とL4の12.1の地点でウインらが内から動いて単騎逃げ馬との差を詰めてという競馬でコーナーでかなり速いラップを踏まされたとみるべきだろうと。その中で外外を回されてコーナーワークの差で後方に下がってとなると難しい競馬だった。本来もうちょっと前を狙える馬だし、ペースもある程度速いという程度なら前目で競馬ができる馬。トップスピード戦でも2走前の谷川岳Sでスローの流れ、内からしぶとくL1食い込んでウインガニオンとは差を詰めてきた。後はしっかりとゲートを出てくれれば。
〇ウインガニオン
少し引っ掛かった点がある。もちろん外枠を引いたこと自体は良いな、と思ったんだが今回は先行したそうな馬が他にも多い。クラリティスカイの出方も読めないし、ヤングマンもコメントは消極的だがブラフでもうちょっと前かもしれない。オールザゴーあたりも内田なのでポジションを優先して流れても乗ってきそうとなると、案外2列目勢の内のスペースがない状況で外から進めるリスクはあると。基本的に近くに馬がいると掛かるリスクがある、追っかけたくなる馬なのでそういうのは好ましくない。ただ外枠なので内に入り込まずに離して3角まで入っていくという手も打てるかもだし、3角までに動ける位置を確保して、かつオーバーペースにならなければ基本はこの馬で良いとは思っているんだけどね。前走の中京記念も平均ペース、ラップ推移的には11.6 - 12.1 - 11.3 - 11.3 - 12.2と3角で息が入っているがこれは逃げ馬が落としたもので、この馬はここで内から動いている。コーナーでペースを引き上げながら4~5F戦で分散しつつというのが理想かなと。新潟は急コーナーなのでそれがなかなか難しいんだが、谷川岳Sではしっかりとコーナーでそれなりのラップを踏めている。外から3角に入って行けるようなら恐らくペースを引き上げられると思うので、後はバランスを取って乗ってくれれば。マルターズを追いかける必要はないし、中京記念ぐらいのイメージで前を追いかけすぎず、実質的に主導権を取る形で平均ペース、3角から進出が望ましい。
▲ロサギガンティア
思った以上に人気を落としたな、という認識。過去新潟マイルでも別に悪い競馬はしていないし、1400m重賞勝ち馬なわけで基礎スピードも高く我慢して内からの一足が武器の馬。5走前の新潟マイル戦では45.7-46.1と平均ペースで11.3 - 11.4 - 11.9 - 10.8 - 12.0というラップ推移の中で少し離れた2番手から直線でも楽な手ごたえですぐに先頭に立つ。ただ反応が良いタイプだけにあまり仕掛けを早めたくない、というところで目標になってしまったのもあってL1は甘くなったという感じ。また基礎スピードはあるけど、個人的には府中や新潟の場合は後半のギアチェンジ面を武器にしてほしい馬なので、これはペース的に見てちょっと追いかけすぎたかも、というのはある。今回は前もかなり飛ばすと思うので、好位内目ぐらいで立ち回りながら、3~4角で息を入れる形で直線での加速でするっと反応してくると面白いし、メンバー構成的にもチャンスは十分あると思う。時計的にも1400ではかなりの持ち時計を持っているし、マイルでも32秒前後を視野に入れられる馬なので。この条件でこの人気なら単穴候補で積極的に狙いたい。
★ウキヨノカゼ
後ろからの馬で一番の評価をしたのはこの馬。関屋記念で追込み馬に問われるのは、31秒台には入ってくる可能性が十分ある中で最低限の基礎スピード、そしてトップスピードの質の高さを要求されると。この馬はどちらも見せている。もともとは1200路線で台頭してきた馬で、46.9-47.9とややハイからの12.0 - 11.8 - 11.8 - 12.1 - 12.2と消耗戦でもラストまで伸びてきた。これはちょっと意外だったんだが、1800の厳しい流れでやれた。そのうえで武器はトップスピードの質が高い。スプリンターズSでも3着だったが速いラップを踏んでいる地点ではストレイトガールを上回ってきていた。新潟外回りの場合は3~4角でそこまでペースが上がり切らない分直線3F勝負の側面が強くなる。この馬の場合はゲートが拙いだけでペース自体は対応できるし、コーナーで息が入って直線3Fの勝負になれば末脚勝負組の中では面白い。
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