10期 予想歴20年
◎ハッピーモーメント
9着/7人気
○アストラエンブレム2着/1人
▲フルーキー5着/11人
最終週ということもあってここまで来ると馬場もかなりカオス。内で決まることもあるけど、同じような縦の位置関係同士なら外の方が伸びているイメージだし、基本的には外差しが利きやすいイメージで入っていきたい。
展開予想だが、確たる逃げ馬不在でウインガナドルかマイネルフロストかというところなんだが、フロストは番手至上主義の大知なのでマイネル軍団のウイン津村を行かせて番手というところだろうと思う。ウインの場合は2000への距離延長でもあるし、前走のようなペースを新潟外2000で作れるかは微妙だろうと。怪しいのはスピリッツミノル三浦かなというところだが、このクラスの2000となると流石に簡単に前をというのは難しい。タツゴウゲキは２列目が理想だろうし、となるとペースは恐らく落ち着く可能性の方が高いだろう。スローで決め打ちたい。60-58ぐらいの感覚で入る。
◎ハッピーモーメント
ここはちょっと勝負に出る。ペースはスローで決め打ってこの馬を本命にした。この馬は結構細かい武器を持っていて、まずゲートが上手いので安定していい位置を取れるのと、緩い地点から一気にギアチェンジでトップスピードに持って行ける。その代りＬ１はちょっと甘くなる、という感じの馬。なのでスローでも小頭数で団子だと一瞬良い脚を使って抜け出すけど他とのリードが取れないのでラストでちょっと甘くなる、という感じになりがちだった。トーセンバジルに負けたオクトーバーＳがまんまそうで、極端なドスローからの12.8 - 12.5 - 11.7 - 11.2 - 11.3と３Ｆ勝負、という中で３列目のポケットで我慢しながら直線で追い出されてスッと反応して２列目に対応、Ｌ２の最速地点で詰まってしまったうちに外から一気にトーセンバジルに差し込まれてしまっていると。Ｌ２で詰まったのがラップ推移的にも痛かったし、位置取りももう一列前を取りたかった。今回ポイントになるのは恐らくスローペース、そして恐らく団子気味になるという点。ただ多頭数でゲートセンスがいいし、前半はゆったりの中でポジションを取れればそれが理想だし、団子でもこれだけの多頭数ならトーセンバジル辺りとの比較ならもうちょっと良い位置を獲れていい。それに前走の目黒記念ではスローからの12.4 - 12.2 - 11.3 - 12.0 - 11.8とＬ３最速ＴＳ持続戦という中で２列目から４角で外目から勝負に行って直線で抜け出す脚を見せているし、Ｌ１もこのレベルで踏ん張っての３着ならこの齢にして地力をつけてきている感はある。本質はもうちょっと距離が欲しいタイプだが今回は前半ゆったりの想定だし、ゲートが良いのでスローでポジションを取ってタツゴウゲキの後ろ辺りを確保できてしまえば。ＴＳ持続はちょっと甘いんだがこの面子で54kg、スロー想定で２～３列目までで入れれば一発期待。
〇アストラエンブレム
ここからはかなり悩んで対抗にアストラを。この馬もメカニズム的にはハッピーモーメントと同じで、これまでマイル路線では末脚不発、というケースが多く距離延長でポジションを取ってそこからのトップスピード戦でパフォーマンスを上げてきた。特に前走のエプソムＣの場合は48.2-46.2とかなりのスローからの12.1 - 11.5 - 11.7 - 10.8 - 11.6 - 12.1と２段階加速でＬ３最速ＴＳ持続戦。後半のウエイトがかなり大きいし、そのうえで出し切る競馬で２列目から最後までしぶとく食らいつけた。まあこういう競馬でのダッシングブレイズは厄介な馬なのでこれに負けたのは仕方ないと思う。大阪城Ｓでも内を上手く立ち回ったとはいえＴＳ持続特化戦で戦えているし末脚はこの距離でも優位で進められている。そしてこの距離でポジションを上げられるようになった今なら新潟2000でミルコの積極的なポジショニングと仕掛けもプラスになると思うので。ただどうしてもダイワメジャーの仔には1800と2000で結構な壁があるし、その辺がどうしても引っ掛かって本命には据えきれなかった。
▲フルーキー
穴でこれ。前走は個人的には悪くない展開だったかなと思ったんだがいまいち伸び切れなかった。ペースは48.2-46.2で12.1 - 11.5 - 11.7 - 10.8 - 11.6 - 12.1と後半２段階加速と結構仕掛けも早かった中で内から押し上げながら直線ラスト狭くなった面もあったにせよいまいち。これをどう判断するか。ただ２走前なんかは59.8-58.8と１秒のスローで12.2 - 12.1 - 11.5 - 10.8 - 12.2とＬ２最速戦、結構後ろから直線ラストまでしぶとく伸びて３着争い際どいところ、一番いい脚を使ってきた。1800路線でも嵌った時に重賞を勝てたけど、意外とスローからのトップスピード戦で高いパフォーマンスを見せていた馬だし、ここ最近の内容からももっとゆったり入れた方が良いのかもしれない。今回はＴＳ持続型で強敵がそんなにいないし、ヒストリカルやアルバートドックに先着した時なんかは府中の1800で48.5-45.7と極端なスロー。近走は物足りないけど新潟2000では流れても対応しているし、ドスローの方が合うかもしれない、そのうえでメンバー構成も混戦模様。元々もうちょっと距離があった方がと思っていた馬なので一発期待。
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