10期 予想歴20年
◎レッドファルクス
1着/1人気
○ダイアナヘイロー15着/4人
▲レッツゴードンキ2着/5人
△セイウンコウセイ11着/3人
◎レッドファルクス
信頼した。まず休み明けに関しては去年も休み明けで強い競馬ができているように問題ない。宮記念の場合は香港からの検疫+休養明けぶっつけというのもあった。そこから立て直して京王杯SCではトップスピード戦で完勝、安田記念でも高速馬場での平均ペースでしっかりとトップスピードに乗って持続してきた。本質的にはマイルまで行けるタイプと思っている、敢えて言うならストレイトガールに近い感じがするんだが、TS持続力が極めて高いレベルにあるのと、ストレイトよりもハイペースへの対応力が高いという点。やはり今見ても驚きなのはCBC賞で、33.8-33.4と平均、コーナーで10秒台を刻む12.2 - 10.7 - 10.9 - 10.9 - 10.8 - 11.7という流れで3~4角で終始3~4頭分ぐらい外の大外を回しながらL1で食い込んでくるという競馬。速度負けもせず、L1でのバテ差しのインパクトは物凄かった。少なくとも1200路線でこの馬にTS持続力で勝てる馬は国内にいないと思うし、実際昨年のスプリンターズSでも33.4-34.2とややハイになりながらも11.8 - 10.5 - 11.1 - 11.2 - 11.2 - 11.8というラップ推移、コーナーでは速い脚を連続する中でここでも大外をぶん回してL1でしぶとく抜け出している。ややハイでもクリアできているので1秒程度なら問題ないし、しかも馬場適性的には高速馬場の方が本来は合っていると思う。京王杯SCでも強かったが顕著にスローバランスで良さを見せたし、宮記念みたいに渋った中で33.8-34.9という流れで欲を出して前目に行くと本来の持ち味であるトップスピード持続力が削がれてしまう感じ。まああの時は状態的にも良くなかったかもしれんが。昨年スプリンターズSは接戦とはいえこの馬は外枠でそこまで隊列も広がらず大外とロスの多い競馬、2~4着は内をタイトに立ち回った馬たち。今回はそれよりもロスなくかつ出し切るチャンスが多いと思うし、追い切りも万全とまではいわないが思ったよりは動けていた。仮に少し緩い流れになってもミルコなら外から動いてくれるし、この馬から入りたい。
〇ダイアナヘイロー
ここ数走の上昇度が侮れない。時計的には北九州記念は決して早い方ではないのだが、道中の緩みが大きかったしその流れの中に乗って一息を入れて減速からのもう一段の加速を示せた。32.8-34.7とかなりのハイペースだが、そこから11.7 - 10.0 - 11.1 - 11.5 - 11.2 - 12.0と再加速で番手からしぶとく先頭に並びかけてL1で突き抜けたし、最後で踏ん張って後続をほとんど寄せ付けていなかった。時計的には確かに同日1000万下の戸畑特別と同じだが、この2着のグレイトチャーターが土曜で1000万下を勝ち切っているようにレベルが高かった可能性も高い。し、こちらは道中の淀みがあったので時計を出すという観点だけで見ると決して理想的な入り方ではないと。仕掛けをワンテンポ待てる馬なので、逃げの手を打って仮に番手をワンスインナムーン、2列目ポケットにフィドゥーシアとしてしまえば隊列は固まるしネロもなかなかそこからはハナを奪いにくいだろう。レースを支配して3~4角で少し緩めての再加速での出し抜きも狙える。また仮に番手でも前走の北九州記念の再現ができるのでそう心配はない。充実度とレース展開、ハイペースに自身で持ち込め基礎スピードも高めてきたと。総合的に考えると通用していいはず。
★レッツゴードンキ
穴にはならないが、一応この位置づけ。鞍上が枠が良いので積極的にと言っているが、この馬に関してはあまり欲をかかずに2走前ぐらいの感じの方が良い。前半スピードに乗る競馬をすると案外甘くなる馬で、前向きな気性をコントロールして末脚を爆発させる方が持ち味が出ている。2走前は稍重で時計も掛かっていて、その中で33.8-34.9とかなりのハイを後方内内で進めて12.3 - 10.3 - 11.2 - 11.4 - 11.3 - 12.2のラップ推移を直線最内からしぶとく抜け出しての2着。GI馬を撃破しているわけで、このパターンがベストには違いないだろうと。もちろん前に壁を作るのは容易なので無理のない範囲で良い位置を狙えればそうしてほしいが、あまり積極的に行きすぎると甘くなるかもしれない。枠は良いし要所でのギアチェンジの性能が高い馬なので進路さえあれば内は問題ない。能力的には確かだし内で我慢して後傾バランスで進めてしっかりと鋭さを引き出せれば。できればもうちょっと渋ってくれた方が良かったかもしれない。
△セイウンコウセイ
休み明けがカギだが前走の函館スプリントSに関しては敗因が割とはっきりしていて超高速馬場の中で32.2-34.6と流石にぶっとばした流れについていきすぎた。もともとシルクロードSなんかでも33.9-33.9と平均のバランスの中でスッと直線で抜け出して総合力を生かしての2着。宮記念制覇もハイペースだがバランス的な話で、タフな馬場で33.8-34.9と絶対的には33秒台後半で質の高い基礎スピードは要求されていないパワー型の競馬。前半無理をしない方が良いと思うので、その点で二の足の良さをポジショニングに止めて、そこからペースが上がるようなら無理をせずにしっかりと脚を残したい。理想は3列目~中団ぐらいで、3~4角でロスなく我慢して直線を向ければ。
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