15期 予想歴23年
◎スティッフェリオ
14着/14人気
○ウインガナドル16着/7人
▲ベストアプローチ13着/9人
△ダンビュライト5着/4人
×ミッキースワロー
ダービー上位馬が出てこない今年の菊花賞。さらに台風の影響で不良馬場が確実で、荒れそうな雰囲気が漂っており何が起こってもおかしくないと個人的には感じている。実際、土曜日のレースでも10Rのように人気薄の逃げ馬が残り高配当が出た(単勝:6,900円)レースもあり、不良馬場の長丁場のレースでは前につけることは好走するためには必須だと思われる。
近年ではエアスピネル・リアルスティール・トーセンラーといったのちのちマイルを主戦場をするような馬が好走できているが、今年は不良馬場。間違いなく切れ味は必要なく、スタミナを必要とするレースになる。
なので、上り33秒台で好走してきた×ミッキースワローやキセキは馬券的には軽視して押さえ程度の評価に。
軸馬としてのイメージは不良馬場で行われた2013エピファネイアの年の3着だったバンデ。父系にSadler's Wellsが入っておりスタミナ勝負に強さを発揮する下地が血統からもあったと思われる。セントライト記念で先行して6着と切れ負けから巻き返したように、前哨戦(セントライト記念・神戸新聞杯)で先行して差し切られたがそこそこ粘る走りを見せた馬に注目したい。
気になっているのは次の3頭。
・ウインガナドル
(ステイゴールド産駒・母父メジロマックイーン)
・ベストアプローチ
(父系Sadler's Wells)
・スティッフェリオ
(ステイゴールド産駒・母系 Blandford)
3頭とも本命にと言いたいところだが、レースを見て特に光るものがあると感じたのは、
◎スティッフェリオ。
函館の松前特別でのレースでは、結果だけみると1000万条件で3着と能力不足とみてしまうが、内容を見ると1番枠から道中内々に閉じ込められて直線外に出さなければならないというひどい内容から脚を伸ばしての3着。切れる脚がない馬にあのレースぶりで3着とは逆に力がある証拠。
セントライト記念でのレースぶりは大外から無理なく先行し直線でも一旦先頭に立つ積極的なレースぶり。前半61.8というスローペースからレース上りが34.0とうい切れ勝負のレースで3頭に交わされるも止まったわけではない。今回人気はない(前日:14人気 44.5倍)が、内枠スタートから2番手あたりにつけて流れに乗れれば十分3着、不良馬場で後続が伸びあぐねれば1着まであると期待したい。ひとつ残念なのは騎手の乗り替わり。個人的には夏好調だった北村友一騎手が乗ってくれたほうがよかったが、浜中騎手や川田騎手も若手の時に菊花賞を勝って飛躍のきっかけをつかんだように若手騎手の中でも将来有望な松若騎手ならアリかなと。
〇ウインガナドルはステイゴールド×メジロマックイーンという黄金配合から意外と人気している(前日 5人気:11.7倍)が、津村騎手ということで最終的には6番人気あたりに落ち着くか。先行有利のレース・斤量も有利だったとはいえラジオNIKKEI賞や新潟記念で見せた逃げっぷりは狙ってみたくなる。
▲ベストアプローチは日本ではあまり走らないSadler's Wells系。春の重賞でも後方から脚を伸ばそうとしても届かずの掲示板が精一杯のレースぶりだが、明日の馬場状態でこの血統は無視できない。どのレースをみてもジリジリとしか伸びないのは逆にスタミナに特化している可能性もあり、コーナーでおいていかれてしまう不安もあるが展開次第ではチャンスがあるのでは。
人気どころで注目してるのは、キセキ・ダンビュライトのルーラーシップ産駒2頭。キセキのレースぶりはちょっとイメージとは違うが△ダンビュライトも切れる脚がなくて差されてしまうレースが続いており、ルーラーシップ産駒の長距離適性と不良馬場適性に可能性を感じているので、その走りに注目したい。
tipmonaとは?