ア共和国杯2017予想
高変速度数馬をピックアップ

ヨルゲンセン
16期 予想歴9年

◎ハッピーモーメント
  10着/9人気

○スワーヴリチャード1着/1人
▲アルバート4着/2人
△デニムアンドルビー8着/4人




さてさて

山籠もりに出るので
残念ながら
直前まで様々なファクターを取り入れて分析する
練った予想までには至らない。

まぁ致し方あるまいて。




まずは 基本の解析結果から。

(高評価順・同印は同評価)



ラップ適性解析

 ◎スワーヴリチャード
 ○ハッピーモーメント
 ▲ソールインパクト
 ★アルバート
 ☆トルークマクト
 △デニムアンドルビー
 △シホウ
 △トウシンモンステラ



調教適性評価

 ◎カレンミロティック
 ○シホウ
 ▲レコンダイト
 △デニムアンドルビー
 △スワーヴリチャード
 ▽ハッピーモーメント
 ▽トウシンモンステラ
 ▽ヒットザターゲット



血統評価は

 ☆スワーヴリチャード
 ☆カレンミロティック
 ☆アルバート
 ☆ハッピーモーメント
 ☆レコンダイト
 ☆サラトガスピリット
 ☆ヒットザターゲット



データ的には

 ◎アルバート
 ○ソールインパクト
 ▲スワーヴリチャード






次に 
ラップ解析法で
特にこのレースで重要になる
変速度のランキングを出してみる。

変速と言っても、
急加速の能力を示すのとも少し違って
具体的には、
走破タイム中の
上がりタイムシェアが小さいラップバランスを踏めた時に
好走できる可能性が高い馬のピックアップ 
というコトになる。



順位   馬名   補正変速度数平均~最大値


1. アルバート     23.7 - 39.9
1. ハッピーモーメント 23.3 - 39.6
3. デニムアンドルビー 20.9 - 29.2
3. トルークマクト   20.2 - 29.6
5. スワーヴリチャード 20.2 - 27.6
5. レコンダイト    18.1 - 28.4
7. トウシンモンステラ 19.9 - 23.9
8. マイネルサージュ  15.3 - 28.2
9. シホウ       15.5 - 22.7
10. カレンミロティック 12.7 - 24.3
10. サラトガスピリット 15.5 - 20.5
12. カムフィー     15.4 - 18.7
13. プレストウィック  12.1 - 20.8
13. ソールインパクト  12.5 - 20.1
15. ヒットザターゲット 12.6 - 15.5
16. セダブリランテス    7.5 - 19.9





過去7年 3着内走破馬の補正変速度数は

アルゼンチン共和国杯  15.4 - 27.9




ちなみに なぜ過去7年分なのかと言うのは、、

私のラップ解析ツールで
分析をする際に非常に重要になる
各馬の過去出走レースの自己テンタイムを利用するため。

そのデータをある程度正確に取り出すのに
8年以上は遡りづらいから。
というところに起因する。


テンタイムに注目するのは、
よりラップを正確に詳解したいというのと、
人が注目しにくいところに割と重要なヒントが隠されているからで、

例えば
上がりタイム等には 誰しもが注目するが
誰もが知っている情報にばかり注目しても
大して意味はない。
(意味自体はあるが真新しいモノは見えてきにくい。)
そんな情報は自力で必死になって扱わずとも世にあふれているので
それだけなら解析ツールを自作してまで詳解するものではないかな と。




それはともかくとして


解析結果を総合してみると
普通に人気馬が浮上してきた。

割と分かりやすい傾向のあるレースなので
当然と言えば当然か。



主観的な見方では
危なっかしい気もしているが、、


人気馬なら

アルバート
スワーヴリチャード



穴なら
ハッピーモーメント



あとは、

人気薄でも
解析結果で名前が挙がっている馬や
変速度数ランクで上位に位置している馬を
ピックアップしてみる価値はあると思われる。




4歳馬が断然のレースだが今年はおらず、
高齢馬が不振だが、高齢馬だらけで、
マイナスデータに抵触する馬も多く、
それならば、
3枠のウチの1枠ぐらいは
隠れた適性で走り込んでくる穴に
譲ってくれんかなぁ~ と。


tipmonaとは?

ア共和国杯2017回顧
老臣、権を争うは亡国の兆しなり

ヨルゲンセン
16期 予想歴9年

次走狙い:スワーヴリチャード
次走狙い:ハッピーモーメント





まぁ結果は割と順当だったかな と。


このレースは、
キャリアの浅い馬が断然 
という傾向で、
中でも4歳馬の好走率が抜けている
というのは戦前に語った通り。
しかしながら
過去54回で一度も無かった4歳馬不在
という特異な状況。
とは言え、
フレッシュさが重要となれば
大挙した高齢馬よりも
3歳馬が優勢なハズであるのは自明で、
なおかつ、その3歳馬2頭は、
未だ崩れていないという戦績。


ソールインパクトも
全体で見れば若い存在であり、
このレースは条件戦からの臨戦も悪くない傾向。
データ評価自体、2番手だったし
他の馬がマイナス要素だらけだったコトを考えれば、
思考停止で データだけを見て
スワーヴリチャード
ソールインパクト
アルバート
の、馬連BOXでも良かったぐらいだった。


ただまぁ、そこは、
詳細に分析をして臨んでいるので
まわす印がそんな単純になるハズもなく
人気馬を評価しつつも、
ピンポイントで穴を狙いに行く手法をとった。






解析結果との照合だが

スワーヴリチャードは
ラップ適性評価が最上位
調教適性評価が4番手
データ評価が3番手
血統も注目という形だった。

解析としては
人気でも買うしかない という結果。
ただ、
世間ではあれだけ現3歳世代牡馬を
低レベルと評価する声がありながら
古馬と初対戦のGⅡで
いくらダービー2着馬とはいえ
1倍台のオッズで推すのか
という点には少々驚いた。
(オッズは最終的には2.0倍丁度だったが)
まぁ、それだけメンバーが低調だったというコトだろうか。

確かに、穴目にばかり印をまわしたがる私が
人気でも総合○評価としたぐらいだから、
オッズは案外妥当だったのかも知れない。
(結果、勝ったワケだし。)



ソールインパクトは
データが2番手評価
ラップ適性が3番手評価だった。
単純な解析結果からは
総合4番手評価だったが、
金曜夜の段階では
比較的人気があったので印を下げて
人気が無いと思っていたデニムアンドルビーに
最後の印を回した。
終わってみれば、
デニムアンドルビーはかなり人気していて
逆に、ソールインパクトはジリジリと人気を下げて
最終7番人気。
丁度買い易いぐらいの位置に落ちてきていた。
思ったより美味しい穴になったなぁ と。



セダブリランテスは
解析結果からは特に見るべきところが無かった。
ただ、冒頭で語った通り、
好走率が高い キャリアの浅い馬で
まだ底を見せていない戦績でもあったし
買える要素はあった。
とは言え、
GⅢからの臨戦は不振という傾向があったし、
そうでなくとも
不確定要素が多い以上
個人的には過剰人気感が否めないなぁ
という印象だった。



アルバートは
ラップ適性4番手
データでは最上位
変速度数でも最上位で
血統も注目だった。
ただ、
斤量や年齢的な部分に不安があったのと、
このレースは
前年の好走馬が翌年着順を下げる傾向にあったので
それらを踏まえて
スワーヴリチャードとの比較で
コチラを下にとった。
馬券的には、
そこの評価の上げ下げが効いて
上手くいった感じ。




ハッピーモーメントは
ラップ適性が2番手で
変速度数が最上位
血統も注目で
かなり期待していたので◎を打ったが
結果は残念。
3走前は穴を拾わせてもらった上
フェイムゲームとの合わせ技で爆当たり。
前走でも狙ったが不発。
続けてココでも狙ったが
今回は、
レースの流れが
想定していたモノと違っていたのが
敗因だったかな と。



上位入線馬を一見すると
解析結果とレース結果が
割とリンクしていたように見えるが
ペース含めて近年の傾向とは違った。


比較の仕方は色々あるが

ココでは
予想の段階で示した 
補正変速度数をとり上げてみようと思う。


アルゼンチン共和国杯の変速度数傾向は
事前に記した通り

   15.4 - 27.9
 (平均値 - 最大値)


近3年の平均値は 21.8 で
最大値は 
昨年3着のヴォルシェーブの値だった。



今回の 圏内走破馬の補正変速度数は

 9.4 スワーヴリチャード
 5.4 ソールインパクト
 2.8 セダブリランテス

という数値。


コレは 2010年に近く、
その年は

 9.2 トーセンジョーダン
 7.9 ジャミール
 4.9 コスモヘレノス

となっている。



予想で出した
補正変速度数ランキングで
最下位に置かれたセダブリランテスだが
その値は

    7.5 - 19.9
 (平均値 - 最大値)
 
前走のラジオNIKKEI賞の値が 4.3

コレだけを見ても
セダブリランテスの好走はよく分かる。



ソールインパクトも
補正変速度数ランキングでは13位で
他の要素を細かく比較した上でも
今回はこの馬に向いたラップだったと思われる。

※その他に合っていたと言えそうなのは
  カレンミロティック
  トウシンモンステラ  など





そうなると
今回合わなかったハッピーモーメントは
また合うところで狙えそう。
人気が無いままであろう点も良い。



レースレベルがどうかは置いておいて
スワーヴリチャードは
一定の力は見せたと思うし
新たな適性の幅も見せたと思われるので
その点は素直に評価する。

(ちなみに、今回の補正変速度数 
  9.4 は、自己キャリア中の最低値)


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