08期 予想歴11年
◎オウケンブルースリ
2着/2人気
○リーチザクラウン9着/5人
▲レッドディザイア3着/6人
×ウオッカ
★傾向分析★
1998年 タイム 2'25"9 (良) 1FAve=12.16 3FAve=36.47
テン36.7-中盤73.6(前半35.8-後半37.8)-上がり35.6 『加速・一貫』
1着エルコンドルパサー・・・Kingmambo×Sadler's Wells=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔5-h〕 3-2
2着エアグルーヴ・・・トニービン×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔8-f〕 5-4
3着スペシャルウィーク・・・サンデーサイレンス×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔3-l〕 5-4
1999年 タイム 2'25"5 (良) 1FAve=12.13 3FAve=36.38
テン36.3-中盤72.5(前半36.1-後半36.4)-上がり36.7 『一貫』
1着スペシャルウィーク・・・サンデーサイレンス×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔3-l〕 9-6
2着インディジェナス・・・Marju×Averof=ノーザンダンサー×ハイペリオン 〔11〕 3-6
3着ハイライズ・・・High Estate×High Line=レイズアネイティヴ×ハイペリオン 〔9-e〕 6-6
2000年 タイム 2'26"1 (良) 1FAve=12.18 3FAve=36.53
テン38.0-中盤72.5(前半37.4-後半35.1)-上がり35.6 『加速』
1着テイエムオペラオー・・・オペラハウス×Blushing Groom=サドラーズウェルズ×レッドゴッド 〔4-m〕 7-7
2着メイショウドトウ・・・Bigstone×Affirmed=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ 〔4-p〕 3-3
3着ファンタスティックライト・・・Rahy×Nijinsky=レッドゴッド×ニジンスキー 〔14-c〕 9-10
2001年 タイム 2'23"8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.95
テン36.3-中盤71.8(前半36.8-後半35.0)-上がり35.7 『加速・一貫』
1着ジャングルポケット・・・トニービン×Nureyev=グレイソヴリン×ヌレイエフ 〔11-g〕 11-10
2着テイエムオペラオー・・・オペラハウス×Blushing Groom=サドラーズウェルズ×レッドゴッド 〔4-m〕 6-6
3着ナリタトップロード・・・サッカボーイ×Affirmed=ファイントップ×レイズアネイティヴ 〔18〕 13-14
2002年 → 中山開催のため参考外
2003年 タイム 2'28"7 (重) 1FAve=12.39 3FAve=37.17
テン37.7-中盤73.6(前半36.4-後半37.2)-上がり37.4 『ハイレベル』
1着タップダンスシチー・・・Pleasant Tap×Northern Dancer=リボー×ノーザンダンサー 〔23-b〕 1-1
2着ザッツザプレンティ・・・ダンスインザダーク×Miswaki=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-b〕 2-2
3着シンボリクリスエス・・・Kris S.×Gold Meridian=ロベルト×ボールドルーラー 〔8-h〕 8-9
2004年 タイム 2'24"2 (良) 1FAve=12.02 3FAve=36.05
テン35.9-中盤73.3(前半35.5-後半37.8)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着ゼンノロブロイ・・・サンデーサイレンス×Mining=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-b〕 7-6
2着コスモバルク・・・ザグレブ×トウショウボーイ=ヌレイエフ×プリンスリーギフト 〔5-d〕 2-2
3着デルタブルース・・・ダンスインザダーク×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔3-d〕 9-11
2005年 タイム 2'22"1 (良) 1FAve=11.84 3FAve=35.52
テン34.7-中盤71.1(前半35.5-後半35.6)-上がり36.3 『前傾』
1着アルカセット・・・Kingmambo×Niniski=ミスプロ×ニジンスキー 〔10-c〕 9-9
2着ハーツクライ・・・サンデーサイレンス×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔6-a〕 15-13
3着ゼンノロブロイ・・・サンデーサイレンス×Mining=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-b〕 13-13
2006年 タイム 2'25"1 (良) 1FAve=12.09 3FAve=36.27
テン37.0-中盤73.8(前半36.8-後半37.0)-上がり34.3 『加速・中弛み』
1着ディープインパクト・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 11-7
2着ドリームパスポート・・・フジキセキ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-t〕 5-4
3着ウィジャボード・・・Cape Cross×Welsh Pageant=ダンチヒ×ハイペリオン 〔12-b〕 9-7
2007年 タイム 2'24"7 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.18
テン35.6-中盤74.8(前半37.2-後半37.6)=3F換算37.40-上がり34.3 『加速・中弛み』
1着アドマイヤムーン・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔7-f〕 6-4
2着ポップロック・・・エリシオ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔7-c〕 4-4
3着メイショウサムソン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-l〕 9-4
2008年 タイム 2'25"5 (良) 1FAve=12.13 3FAve=36.38
テン36.6-中盤74.5(前半38.0-後半36.5)-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着スクリーンヒーロー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト 〔1-x〕 5-5
2着ディープスカイ・・・アグネスタキオン×Chief's Crown=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔23-b〕 11-9
3着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド 〔3-l〕 3-3
JCは『加速』もあれば、『一貫』もありいろいろな流れになっているが、一つ言えることは日本馬は一流の成績をおさめた日本最強クラスの馬しか連対していないということ。
3歳馬はGⅠ連対(=エルコンドルパサーはNHKマイルC馬、ジャングルポケットはダービー馬、ザッツザプレンティは菊花賞馬、コスモバルクは皐月賞2着馬、ドリームパスポートは皐月賞&菊花賞2着馬、ディープスカイはダービー馬)が最低条件と思われる。
古馬の好走馬は3歳時にクラシック連対馬であれば4歳時に好走できる可能性は高いという傾向あり。特に4歳時に古馬GⅠで勝っているような馬であれば堅軸と考える(=エアグルーヴ、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ゼンノロブロイ、ディープインパクト、メイショウサムソンなど)。
特に宝塚記念好走馬はJC適性あり。過去の好走馬も宝塚記念とJCのどちらも好走している馬が多いので要注意(=同じ年に好走:スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、メイショウドトウ、タップダンスシチー、ハーツクライ、ディープインパクト、アドマイヤムーンなど)。
またアドマイヤムーンやハーツクライはクラシック好走が少ないタイプでしたが海外GⅠ馬だったことから、海外GⅠ馬は外国馬と同じと考えて良いのではと思います(=その中で日本の芝適性は確実にあると判断すべきかも)。
クラシック不出走で好走した馬は、メイショウドトウやタップダンスシチーなどがいます。古馬になってからの好走であることと、外国産馬であった点が非常に興味深く外国馬と同じようにみなすべきではないか?と考えます。
外国産馬(外国馬も含む)の好走馬は、すでに日本で実績のある血統の系統であった馬。短距離やマイルに実績なあったようなタイプの血統馬に好走が多いようです。
また2000mで2'00"前後での時計があるような馬にも要注意。欧州の時計の掛かる馬場だけの強さは日本の速い馬場には適さないため、速い時計で好走経験のある馬には人気薄でも注意が必要と考えます。
またここも連続して2年好走した馬が多いですが、着順が前年よりも上回ったのはスペシャルウィークのみ(3歳時3着→4歳時1着)の結果です。3歳時よりも4歳時に着順が上がる可能性は成長力から十分にあると考えますが、古馬に至っては前年よりも着順を下げる傾向が強く、ここでも『老馬の法則』は活きるものと思われます。
★予想★
◎オウケンブルースリ・・・ジャングルポケット×Silver Deputy=グレイソヴリン×ヴァイスリージェント 〔13-c〕
前走天皇賞秋4着(=東京芝2000m:0.8秒差)。ジャングルポケット産駒はトニービン系で、長い直線をぐんぐん伸びてくる末脚の長さや、一瞬のもたつきはトニービン系に共通する特徴。反面小回りコースの成績も良いタイプもいて、本馬は前者のタイプ。08年菊花賞馬でもあり、本格派のステイヤー。叩き良化型でもあり休み明け3走目、前走よりも距離延長はプラス要因と考えて、前進可能と考える。また前走はカンパニーやウオッカの好走からマイラー寄りの流れでの結果から、確実に前走以上のパフォーマンスが可能と考える。05年2着ハーツクライや07年2着ポップロックのような好走パターンに期待する。またジャングルポケットは、母父の特性も活かしやすい。母父ヴァイスリージェント系のSilver Deputyで、鮮度の高さと勢いが好走に重要。距離の融通性も高いのもヴァイスリージェント系の特徴。
No.〔13〕の牝系で、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、高い心肺機能をもち開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い特性あり。
○リーチザクラウン・・・スペシャルウィーク×Seattle Slew=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔23-b〕
前走菊花賞5着(=京都芝3000m:0.4秒差)。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、エンジンの掛かりが悪いという持久力血統に共通の悩みがある。ただ自身で厳しいペースを刻む場合はその弱点を補うため好走が可能で、肉を切らせて骨を断つ的な流れでこそ本領発揮する。母父ボールドルーラー系のSeattle Slewで、芝向きの中距離血統。持久力にも優れている。前走菊花賞では、距離が長かったことで5着となったと思うが、本来の力を出せる2400mなら逆襲可能なはず。距離短縮はプラス要因。
No.〔23〕の牝系で、タップダンスシチーやセイウンスカイやディープスカイがいる牝系で、自身で強気に勝負すると強さを発揮する牝系。距離は2400m~2500mでの好走が多い。分枝記号bは、鮮度の高い時に好走しやすい特性がある。得意距離に戻っての反撃に期待。
▲レッドディザイア・・・マンハッタンカフェ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-b〕
前走秋華賞1着(=京都芝2000m)。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する。また距離が延びて本領発揮が多いのが特徴。叩き良化型も多く、次走にも期待できると考える。分枝記号bで、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。牡馬混合戦、距離延長、古馬初対戦の鮮度、叩き3戦目と好走しそうなポイントが多いし、勢いがあることからも突き抜ける可能性も十分と思われる。
△コンデュイット・・・Dalakhani×Sadler's Wells=ネヴァーベンド×サドラーズウェルズ 〔1-l〕
前走BCターフ1着(=米国)。Dalakhani産駒はネヴァーベンド系で、東京コースで強かったミルリーフ系に連なる。成長力にも優れ、相手が強いほど闘志をむき出しにして戦う。母父サドラーズウェルズ系で、こちらも同様の特性を持ち、父×母父ともに大一番で怖い血統。凱旋門賞では4着となったが、キングジョージ&クイーンエリザベスSでは1着、BCターフも1着と海外では時計の速いコースで好走していることからも、好走可能では?と考えて評価する。ただし日本の競馬場なら日本馬が有利だと思うので、4番手評価。
No.〔1〕の牝系で、比較的早くに完成する牝系。分枝記号lは、トップクラスでの活躍が多い。
ウオッカは、前走天皇賞3着好走ではあるがやはり昨年ほどの勢いはないと考えること(=老馬の法則)、マイルでの実績からマイラー寄りの資質になっていることを考えて、距離延長はマイナス要因と考えて嫌いたい。着ても3着と考えます。
tipmonaとは?