チャンピオンズC2017予想
チャンピオンズC 近走好調な馬を中心に。

軍神マルス
08期 予想歴19年

◎サウンドトゥルー
  11着/2人気

○テイエムジンソク2着/1人
▲ケイティブレイブ4着/3人
△アウォーディー5着/4人


★傾向分析★
2014年 タイム1’51”0 (良) 1FAve=12.33 3FAve=37.00
テン37.5-中盤37.0-上がり36.5 『加速』
1着ホッコータルマエ・・・キングカメハメハ×Cherokee Run=キングマンボ×レッドゴッド 〔9-e〕 2ー2
2着ナムラビクター・・・ゼンノロブロイ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔7-c〕 4ー4
3着ローマンレジェンド・・・スペシャルウィーク×Awesome Again=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔20〕 2ー2

2015年 タイム 1’50”4 (良) 1FAve=12.27 3FAve=36.80
テン35.5-中盤37.0-上がり37.9 『前傾』
1着サンビスタ・・・スズカマンボ×ミシル=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔16-h〕 8-6
2着ノンコノユメ・・・トワイニング×アグネスタキオン=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔6-a〕 15-15
3着サウンドトゥルー・・・フレンチデピュティ×フジキセキ=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔22-b〕 16-16

2016年 タイム 1’50”1 (良) 1FAve=12.23 3FAve=36.70
テン36.3-中盤36.1-上がり37.7 『前傾・ハイレベル』
1着サウンドトゥルー・・・フレンチデピュティ×フジキセキ=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔22-b〕 14-13
2着アウォーディー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔13-c〕 6-5
3着アスカノロマン・・・アグネスデジタル×タバスコキャット=ミスプロ×ストームバード 〔2-d〕 3-2

14年から阪神D1800m→中京D1800mへとコースが変わり、JCD→チャンピオンズCと名称も変更になったレース。

中京D1800mでの開催ということで、コースの傾向をまとめてみました。

コース形態は、スタンド前の直線から発走して、グルッと1周してくるコース形態。急坂の途中あたりからスタートし、坂を上った後は、向正面までほぼ平坦で、そこから緩い坂をちょっと上り、向正面半ばから4コーナーにかけて下ってくるコース。

このコースは東海Sで使用しているが、13年・14年・15年・16年・17年と過去5年の結果は、下記の通り。

2013年 タイム 1’51”0 (良) 1FAve=12.33 3FAve=37.00
テン36.0-中盤36.8-上がり38.2 『前傾』
1着グレープブランデー・・・マンハッタンカフェ×ジャッジアンジェルーチ=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔3-n〕 8-7
2着ナムラタイタン・・・サウスヴィグラス×Afleet=フォーティナイナー×ミスプロ 〔1-e〕 2-2
3着ホッコータルマエ・・・キングカメハメハ×Cherokee Run=キングマンボ×レッドゴッド 〔9-e〕 5-4

2014年 タイム 1’50”4 (良) 1FAve=12.27 3FAve=36.80
テン36.2-中盤36.3-上がり37.9 『前傾・ハイレベル』
1着ニホンピロアワーズ・・・ホワイトマズル×アドマイヤベガ=リファール×サンデーサイレンス 〔22-d〕 4-4
2着グランドシチー・・・キングカメハメハ×ブライアンズタイム=キングマンボ×ロベルト 〔12〕 9-6
3着マイネルバイカ・・・ロージズインメイ×フォーティナイナー=ヘイロー×フォーティナイナー 〔4-p〕 8-9

2015年 タイム 1’50”9 (良) 1FAve=12.32 3FAve=36.97
テン36.7-中盤36.7-上がり37.5 『前傾・一貫』
1着コパノリッキー・・・ゴールドアリュール×ティンバーカントリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-o〕 2-1
2着グランドシチー・・・キングカメハメハ×ブライアンズタイム=キングマンボ×ロベルト 〔12〕 10ー8
3着インカンテーション・・・シニスターミニスター×Machiavellian=エーピーインディ×ミスプロ 〔22-a〕 14ー13

2016年 タイム 1’51”9 (良) 1FAve=12.433FAve=37.30
テン37.8-中盤37.3-上がり36.8 『加速』
1着アスカノロマン・・・アグネスデジタル×タバスコキャット=ミスプロ×ストームバード 〔2-d〕 2-2
2着モンドグラッセ・・・アグネスデジタル×ラグビーボール=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔4-d〕 1-1
3着ロワジャルダン・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔3-l〕 5-5

2017年 タイム 1’53”2 (良) 1FAve=12.58 3FAve37.73
テン38.1-中盤38.0-上がり37.1 『加速』
1着グレンツェント・・・ネオユニヴァース×Kingmambo=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔25〕 6-6
2着モルトベーネ・・・ディープスカイ×アフリート=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔14-b〕 3-4
3着メイショウウタゲ・・・プリサイスエンド×フジキセキ=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔A31〕 9-9

テンは36秒台前半、中盤も締まった流れで、上りは37秒前後と『前傾』になりやすいコース形態と思われる。
『前傾』の流れだと展開的には、
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎

しかし、過去5年の東海Sの結果をみると、好走している馬は4コーナーで10番手よりも前に位置した馬が多い。追込馬は割り引く必要があると思われる。また逃げ粘った馬も少なく、逃げも割引が必要と思われ、先行・差しが中心とみるべきと考える。

血統の傾向としては、中京D1800mの種牡馬ランキング上位は、1位シンボリクリスエス、2位マンハッタンカフェ、3位クロフネ、4位スペシャルウィーク、5位キングカメハメハ、6位フジキセキ、7位アグネスタキオン、8位スズカマンボ、9位ブライアンズタイム、10位ゴールドアリュール。
スタミナが問われるコースのようで、ロベルト系やスタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い傾向。
またキングカメハメハ産駒は好走は多いが、2・3着が多い傾向。

★予想★
◎サウンドトゥルー・・・フレンチデピュティ×フジキセキ=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔22-b〕
 前走JBC1着(=大井D2000m)。中京Dコースは(2-0-1-0)、D1800m戦は(4-2-5-0)。
 フレンチデピュティ産駒はヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。近年はダート短距離や2歳オープンが活躍の場だが、古馬になってからの成長力・変身が魅力で、ダート→芝、芝→ダート、短距離→中距離と、新しいカテゴリーでステップアップしていく。特に5歳での本格化が多く、5歳と2歳で受賞連対の大半をカバーできる。また鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意とする。母父フジキセキはスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出す“イン突き”のレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っていて、サンデーサイレンス系の中でも屈指の能力。この器用さは2~3歳の早い時期では大きな武器となる。この器用さと一瞬の脚の速さは、特に牝馬戦でも発揮され、大物食いもしばしば。2歳から走る早熟性を有しながら、高齢でも侮れないしぶとさがあり、セカンドステージも存在する。休み明け(=4ヶ月以内)での穴も多い。
 No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

○テイエムジンソク・・・クロフネ×フォーティナイナー=ヴァイスリージェント×フォーティナイナー 〔6-a〕
 前走みやこS1着(=京都D1800m)。中京Dコースは初で、D1800m戦は(6-3-2-5)。
 クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。母父フォーティナイナーはフォーティナイナー系で、ぶっちぎりの楽勝や不可解な凡走があり、強さと脆さが同居するヤンキー不良血統。外枠からあっさり先行してそのまま押し切ったと思うと、もまれて走る気をなくすこともしばしばあり、近走の着順よりも気分良く走れるかが取捨選択のカギとなる。芝・ダートともに信頼性が高いのは1400m。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。

▲ケイティブレイブ・・・アドマイヤマックス×サクラローレル=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1-s〕
 前走JBC2着(=大井D1800m:0.2秒差)。中京Dコースは(0-0-0-1)、D1800m戦は(2-3-3-0)。
 アドマイヤマックス産駒はサンデーサイレンス系で、平坦向きの軽いスピードを備えていて、好位や中団から差させると見所のあるレースをするタイプ。ローカル短距離ならクラスはともかく狙っていけるが、中距離は差して届かずが目立つ。これが突き抜ける脚を使うと本格化の兆しで、父母父ノーザンテーストの成長力によるものと思われる。ノーザンテースト系は丈夫な体とミラクルな成長力を有すが、アドマイヤマックス産駒の成長力も父母父ノーザンテーストによるものと考える。また芝のやや重も得意で、この点も父母父ノーザンテーストの特性によるものと思われる。母父サクラローレルはレッドゴッド系で、欧州スタミナ型血統。芝・ダートとも中距離以上を仕事場としている。安定感はないが、時計のかかる馬場やハイペースの消耗戦といったツボに嵌ると高い能力を発揮し、格上相手でも引けをとらない。騎手の乗り替わりや芝・ダート替わりなどで刺激を与えると隠れていた能力を発揮し、穴をあける。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。

△アウォーディー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔13-c〕
 前走JBC4着(=大井D2000m:0.6秒差)。中京Dコースは(0-1-0-0)、D1800m戦は(3-1-0-0)。
 ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は新潟や中京や京都芝コースで好走が多く、速い上がりも繰り出せるので広いコースで末脚を活かすタイプ。しかし阪神Dコースでも好走していて、小回りの持続型も対応可能なタイプと考える。総じて産駒のの特徴としては、緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすい。ジャングルポケット産駒は菊花賞でも好走しているし、スタミナの豊富な馬が多くステイヤータイプも輩出する。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。


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