阪神JF2017予想
阪神JF オルフェーヴル産駒の2頭に期待。

軍神マルス
08期 予想歴19年

◎ロックディスタウン
  9着/1人気

○ラッキーライラック1着/2人
▲マウレア3着/4人
△ラテュロス6着/9人


★傾向分析★
2012年 タイム 1’34”2 (良) 1FAve=11.78 3FAve=35.33
テン34.1-中盤23.7(3F換算35.55)-上がり36.4 『前傾』
1着ローブティサージュ・・・ウォーエンブレム×Singspiel=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔8-d〕 10-8
2着クロフネサプライズ・・・クロフネ×トニービン=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔A4〕 2-2
3着レッドセシリア・・・ハーツクライ×Selkirk=サンデーサイレンス×ネイティヴダンサー 〔6-a〕 15-16

2013年 タイム 1’33”9 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.21
テン34.2-中盤24.2(3F換算36.30)-上がり35.5 『前傾・中弛み』
1着レッドリヴェール・・・ステイゴールド×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔2-d〕 8-8
2着ハープスター・・・ディープインパクト×ファルブラヴ=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-f〕 14-14
3着フォーエバーモア・・・ネオユニヴァース×Pentelicus=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-n〕 6-5

2014年 タイム1’34”4 (良) 1FAve=11.80 3FAve35.40
テン35.0-中盤24.2(3F換算36.30)-上がり35.2 『一貫・中弛み』
1着ショウナンアデラ・・・ディープインパクト×Elusive Quality=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-n〕 13-12
2着レッツゴードンキ・・・キングカメハメハ×マーベラスサンデー=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-r〕 9-10
3着ココロノアイ・・・ステイゴールド×ディンヒル=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔14-f〕 9-8

2015年 タイム 1’34”5 (良) 1FAve=11.81 3FAve=35.44
テン34.8-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり35.8 『前傾』
1着メジャーエンブレム・・・ダイワメジャー×オペラハウス=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔B3〕 2-1
2着ウインファビラス・・・ステイゴールド×アドマイヤコジーン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔18〕 6-6
3着ブランボヌール・・・ディープインパクト×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔4-m〕 8-10

2016年 タイム 1’34”0 (良) 1FAve=11.75 3FAve=35.25
テン34.7-中盤24.1(3F換算36.15)-上がり35.2 『前傾・中弛み』
1着ソウルスターリング・・・フランケル×Monsun=サドラーズウェルズ×スターリング 〔不明〕 3-4
2着リスグラシュー・・・ハーツクライ×American Post=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔1-l〕 15-13
3着レーヌミノル・・・ダイワメジャー×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-c〕 5-5

 近5年の流れは、13年・14年・16年と3年で『中弛み』が複合していて、14年は『一貫』、12年・13年・15年・16年は『前傾』と比較的厳しい流れも内在しているので、底力と完成度の高さを競う流れになると考える。
 そのため07年1着トールポピーはオークス1着、08年1着ブエナビスタは桜花賞1着・オークス1着・秋華賞2着、09年1着アパパネは桜花賞1着・オークス1着・秋華賞1着とクラシック牝馬3冠達成、09年2着アニメイトバイオは秋華賞2着、10年2着ホエールキャプチャは桜花賞2着・オークス3着・秋華賞3着、11年2着アイムユアーズは桜花賞3着、13年1着レッドリヴェールは桜花賞2着、13年2着ハープスターは桜花賞1着・オークス2着、14年2着レッツゴードンキは桜花賞1着、15年1着メジャーエンブレムはNHKマイルC1着、16年1着ソウルスターリングは桜花賞3着・オークス1着、2着リスグラシューは桜花賞2着・秋華賞2着、3着レーヌミノルは桜花賞1着とクラシックで好走できる能力を秘めている証明ができるレースと考える。逆に言えば来年のクラシックで狙いたい馬を素直に評価するレースといえると考える。

 血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、スペシャルウィーク、ネオユニヴァース、ゼンノロブロイ、ディープインパクトと東京芝2400m好走血統が好走しています。またタニノギムレットやジャングルポケット、キングカメハメハなどの好走からも、東京芝2400m好走血統は要注目と思います。
 それからグレイソヴリン系やニジンスキー系などスタミナ型血統も好走が多く、持続型の流れに強い特性があり、厳しい流れに向いています。特に母父として存在感が大きく、好走馬の血統ポイントとして重要です。またファルブラヴ産駒(=07年2着レーヴダムール、11年2着アイムユアーズ)も好走馬を輩出していて、相性は良いと思います。
 09年はヴァイスリージェント系を父や母父に持つ馬が1~3着独占。10年・12年も2着にヴァイスリージェント系を持つ馬が好走。ヴァイスリージェント系は、仕上がりが早いので2歳戦では完成度が高く、鮮度や勢いを活かせる状態なら要注目。
   
 ステップの傾向は、黄菊賞(=京都芝1800m)好走馬が06年・07年と連続して1着馬(=06年1着ウオッカ、07年1着トールポピー)を出しているステップ。牡馬と対等に戦えるだけの力の証明と対戦ストレスが少ないことが好走の要因と思われます。また好走した2頭はともに東京芝2400mのGⅠを勝つことになる馬。ダービーやオークス好走血統ならば堅軸と考える。
 また赤松賞(=東京芝1600m)好走馬も08年・09年と好走馬(=08年2着ダノンベルベール、09年1着アパパネ)と好走馬を輩出。東京芝1600mの赤松賞を好走した2頭とも最速上がりで好走していたことから、速い上がりを繰り出して好走している馬で、こちらもダービー・オークス血統ならば要注目と考える(→赤松賞は12年より、同条件で重賞格上げでアルテミスSになったので、アルテミスSには注目)。14年・15年・16年好走の上位馬はアルテミスS好走からの連続好走も多く、中心視すべきかも(=アルテミスS→阪神JF:14年2着→2着レッツゴードンキ、14年1着→3着ココロノアイ、15年2着→1着メジャーエンブレム、16年1着→2着リスグラシュー)。
 またファンタジーS好走馬は、好走馬も多いが2・3着になりやすい傾向(=06年2着アストンマーチャン、07年3着エイムアットビップ、09年3着ベストクルーズ、10年2着ホエールキャプチャ、11年2着アイムユアーズ、12年1着ローブティサージュ、15年3着ブランボヌールなど)。

★予想★
阪神JFのポイントは、
①『中弛み』が基本の流れになりやすく、オプションとして『前傾』『加速』『一貫』などの流れが付加される。そのため求められるのは瞬発力と完成度の高さ。
②瞬発力勝負のため、器用なサンデーサイレンス系向きのレース。母父サンデーサイレンスも要注意。
③グレイソヴリン系の好走も多く、父や母父にグレイソヴリン系が入っているとなお良い。父系にトニービン系の要素の入っているハーツクライ産駒やタニノギムレット産駒もあうが、中心よりはヒモに一考とすべし。
④ヴァイスリージェント系も好相性。
⑤ここ数年好走馬がクラシック(=特に東京芝2400m)で好走していて、東京芝2400mGⅠ好走血統は特注。
⑥芝1400m~1800mの牡馬混合戦での重賞やオープン実績がある馬で、瞬発力勝負に強い上がりの速い馬は特注。
⑦ファンタジーS好走馬は好走するが、2・3着になりやすい。その中でも上がり上位馬を狙うべし。

◎ロックディスタウン・・・オルフェーヴル×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔2-b〕
 前走札幌2歳S1着(=札幌芝1800m)。阪神芝コースは初で、芝1600m戦も初。
 オルフェーヴル産駒はサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

○ラッキーライラック・・・オルフェーヴル×Flower Alley=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔6-a〕
 前走アルテミスS1着(=東京芝1600m)。阪神芝コースは初で、芝1600m戦は(2-0-0-0)。
 オルフェーヴル産駒はサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父Flower Alleyはフォーティナイナー系で、詳細は不明。父Distorted Humorの特徴は、短距離をスピードに任せて飛ばし、ダートの1000〜1200mで勝ち鞍を重ね、若い時期なら芝もこなせる。仕上がりも早く、中距離をこなせるかは折り合い次第。根っからのハイリスク血統なので、それを確かめてから買うぐらいの慎重さは欲しい。
 No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。

▲マウレア・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔9-f〕
 前走500万条件戦赤松賞1着(=東京芝1600m)。阪神芝コースは初で、芝1600m戦は(2-0-0-0)。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

△ラテュロス・・・ディープインパクト×Touch Gold=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔8-h〕
 前走アルテミスS3着(=東京芝1600m:0.3秒差)。阪神芝コースは(1-1-0-0)、芝1600m戦は(1-1-1-0)。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Touch Goldはヴァイスリージェント系で、アメリカ産ながら淡白なスピード血脈が少なく、中距離も中心に2400mもこなせるはず。とはいってもバカっ速い産駒を出す可能性もある。芝・ダート兼用型で、3〜4歳時に充実し、この時期ならこの系統の特徴となる連勝もある。特にダートは前走の成績が信頼できる。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。


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