阪神カップ2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎アポロノシンザン
  14着/6人気

○レーヌミノル7着/4人
▲キャンベルジュニア11着/5人
△イスラボニータ1着/2人


◎アポロノシンザン

 1400の基礎スピードタイプがそこまで強敵不在、1400の持ち時計が一番優秀なのもあるが単にぶっ放してというタイプではなくしっかりと主導権を取って中盤コントロールして要所の一足の鋭さを引き出せるのは大きな強み。前走の信越Sなんかは34.5-34.4と平均でコントロールしながら3~4角で息を入れる形から11.3 - 11.6 - 11.6 - 11.0 - 11.8とL2最速、ペースをコントロールしたとはいえ平均からこの加速度を楽に引き出せるようにギアチェンジと基礎スピードが非常に高い。ここでは総合力タイプのディバインコードを楽々撃破。またスローまでコントロールした阪神1400の山陽特別では34.8-34.1、11.3 - 11.6 - 11.3 - 11.0 - 11.8と中盤息を入れながらL2最速で一気に突き放したしL1まで踏ん張って上がり最速。この時はある程度軽い馬場だったがそれでも後傾バランスで1:20.5はかなり優秀だ。トウショウピストは結構厄介な同型だが枠の並び的にもこちらの方が主導しやすいしハイペースでも構わないので内に切り込みつつハナを主張、どうしてもトウショウガ引かないなら抑えて離れた番手で実質逃げでもいい。33秒台後半まで上げても大丈夫だとは思うので、上手く途中で息を入れたいところ。単調な基礎スピード戦でもやれるかもしれんけど、ハイペースでも引き出せる一足を活かしたい。


〇レーヌミノル

 マイルでは条件が揃わないとというところがあるので、1400の方が良いと思っていたしここは対抗で狙いたい。マイルだとマイルCSでも悪くはない、桜花賞でも強かったように後半あまり速いラップを問われない、前半要素を高いレベルで問われた方が良い。こういうタイプは個人的には短距離色が強いと思っている。桜花賞は46.5-48.0とタフな馬場でハイペース、11.8 - 11.8 - 11.5 - 11.9 - 12.8とL3最速の中で好位の外目からじわっと進めて後ろのソウルスターリングを問題としない直線の伸び。タフな流れでトップスピードを問われない、前半のパワー型基礎スピードを活かしてリードを作って粘ったというイメージ。マイルCSも46.7-47.1と平均から12.1 - 11.9 - 11.5 - 11.6 - 12.1と同じようにL3最速でトップスピードを問われない中で頑張ったがそれでもこのペースでは脚を引き出せた馬も多かったという感じ。クイーンCの負け方がマイルが本質的に長いと感じていて、良馬場で46.8-46.4と平均も12.0 - 12.3 - 11.3 - 11.2 - 11.6と息を入れて再加速、加速ではスッと動けるけど末脚の絶対量が足りない、だから後続に楽をさせるレベルまでには緩めない方が良いというイメージ。基礎スピードはある、ギアの上げ下げ自体は上手いので前半の基礎スピードが問われやすく、そのうえで今の馬場ならそこからのもう一段の脚を問われる、という点で面白い。イスラより恐らく前で競馬ができる総合力タイプなのでこちらを上位にした。


▲キャンベルジュニア

 この馬だけ多分藪から棒って感じかもしれん。ただ、この馬のイメージは意外と流れた中での一足の反応が良い、という印象でこういう馬にこの鞍上というのはレース運びという点では非常に相性がいいと思う。反応が良いタイプなので内の窮屈なところで流れに乗って我慢を強いられても動けると思うしね。評価としては4走前中山マイルで46.0-47.3とハイペースからの11.4 - 11.7 - 12.1 - 11.5 - 12.0と一足を問われた中で2列目外から一気にL2の地点で抜け出したし、L1の坂の上りでもしっかりと伸び続けての完勝。機動力があって基礎スピードが高い馬、時計勝負に対応はできるが1400でとなると流石にちょっと不安もある。枠の並び的に見て好位は取れると思っているが、仮にイスラが前に行くケースになったとしても進路は確保できるのでその後ろを狙うというのも良い材料。イスラより前を取れれば前にレーヌミノルも含めて要所で当てに出切る馬が多いし捌き次第で頭まで狙えるチャンスもあると思う。追い切りも良かったと思うし、5走前はメートルダールを撃破していて要所での動きの良さは通用するはず。後は距離が合えばで個人的には結構いけるんじゃないかなと。


△イスラボニータ

 引退レースなので頑張ってほしいけど、ゲートがそんなに安定しない馬で今回はレーヌミノルやムーンクレストといった結構速い先行勢が内にいるので良くてその後ろからとなると差し切るところまでは難しいかなという判断。昨年の場合は34.9-35.4と平均からの11.3 - 11.6 - 11.6 - 11.3 - 12.5という流れで出負けしながら番手までリカバーできたというのもある程度枠の並びが大きかった。今回は外から内に切り込んでくる逃げ番手がいるので、恐らく好位~中団やや後ろぐらいも覚悟しないといけないかな。要所で動ける馬なので内内で我慢の展開自体は悪くなくても良い位置で直線を迎えて一脚を使いたいこの馬としては枠の並びがあまり良くない。トップスピードの質が高いので高速馬場で無理なく運べば怖いけど連下での押さえまでかな。


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