17期 予想歴3年
◎サクラアンプルール
16着/13人気
○キタサンブラック1着/1人
▲スワーヴリチャード4着/2人
△シャケトラ6着/7人
◎サクラアンプルール…穴
◯キタサンブラック
▲スワーヴリチャード
☆シャケトラ
△ヤマカツエース
△ミッキークイーン
△シュヴァルグラン
△ルージュバック
△サウンズオブアース
中山は標準的な馬場。
有馬記念のラップ傾向として、ラスト5F目からロングスパート気味にペースが上がり、そこからさらに直線入り口のラスト2F目で最速ラップを刻むという形が顕著。持続力と要所での加速力、いずれもが要求されるトリッキーな舞台と言えます。
その上今年はキタサンが内、ライバルの有力各馬が外という布陣。
前半をスローで進めつつ、外から押し上げてくる各馬にロスを与えたいキタサンとしては、4コーナー出口のラスト2F目に速いラップをぶつけてくる可能性が高く、ここでの立ち回りが明暗を分けそうなところです。
(参照:【回顧】天皇賞(春)2017)
じわっと長く脚を使いつつ、そこからもう一段の加速をこなせる機動力のある馬が狙い目かと思います。
◎サクラアンプルールは中山記念と札幌記念のラップが秀逸。
中山記念は
12.6 - 12.2 - 12.6 - 12.9 - 11.1 - 11.6 - 11.6 - 11.3 - 11.7
とL5Fから速いラップを刻みつつ、L2で11.3と後半ではここが最速。この地点で内から鋭く抜け出してネオリアリズムに迫っていますし、中山での実績が示す通り要所での器用さは大きな強みと言えます。
さらに札幌記念では
12.7 - 11.0 - 11.7 - 13.0 - 12.3 - 12.1 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 12.0
という後半6ハロンのロングスパート戦で外からヤマカツエースをねじ伏せていますし、器用さだけでなくタフさも兼備。
上記各レースの時点ではこの馬の適性をつかみきれずに強く狙うことはできませんでしたが、一年を通してこの馬の走りを分析した結果、適性的にはもはや有馬専用機と言っても過言ではない程にドンピシャだと考えます。
戦績を見るとどうも安定しないようですが、函館記念と秋天はいずれも極端な道悪で度外視可能。
とりわけ前走の秋天は圧倒的内有利の展開で外を回しての8着とむしろ健闘したように思います。
距離延長に関してもコーナー6つの舞台なら問題なくこなせそうですし、ここは大駆けを期待です。
…まあ、今年は「北」馬券ということでキタサンブラックやルージュバック北村騎手に注目が集まりがちですが 笑、
この馬とてホッカイドウ競馬出身にして札幌記念を制した北の皇帝。さらに鞍上は北海道出身の蛯名騎手と、舞台は整いました。
北風吹きすさぶクリスマスの中山に、季節外れの満開の桜を咲かせてほしいところです。
◯キタサンブラックはもはや多言を要せず。自らハナを切るもよし、他を行かせて実質的にペースを支配するもよし。
何れにしてもこの馬が展開の中心となることは間違いないですし、仕上げとしてもここがメイチのはず。
イスラ同様、ラストランを有終の美で飾りたいところです。
▲スワーヴリチャードもロングスパートからひと脚の機動力を引き出せるタイプ。適性的には噛み合いそうですし、不安要素は右回りだけ。
手前さえ上手く替えてくれれば突き抜けても不思議はないところですし、単穴としての妙味は一番でしょう。
☆シャケトラも日経賞覇者で適性的に軽視は禁物。特に加速を問われない完全なロングスパートの展開になった場合、持続力は驚異ですし要警戒です。
買い目は本命◎サクラアンプルールの複勝一点。
今回の予想は自分の中でもこの1年の集大成的な意味合いが強いですし、
ダメ元の勝負ではなく是非とも仕留めたい一戦です。
拙ブログ「事例から競馬を考える」
http://jireikara.blog.jp
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