共同通信杯2018予想

編集長おくりばんと
08期 予想歴28年

◎ブラゾンダムール
  6着/8人気

○トッカータ11着/12人
▲ステイフーリッシュ10着/2人
△グレイル7着/1人


 走法研究会は、競馬ナンデの公式ツイキャスで昨年末にスタートしました。若駒戦では、馬柱上の実績だけでは馬の能力を測り知ることがなかなか難しく、馬の走法から、未知の部分の能力や将来性を探れるのではないかと考え、走法理論を確立していこうという試みです。
 始めてみると思いのほか予想が的中し、これまで4レース予想し、推奨したラッキーライラック、ダノンプレミアム、タイムフライヤー、アーモンドアイがいずれも勝利。にも関わらず、プロモーションが地味なせいかなかなか人が集まらず、開催が中断しております。次回はぜひぜひ来てくださいね。

 共同通信杯ですが、今回も攻めた予想をしたいと思います。圧倒的1番人気のグレイルですが、これを危険視します。というのは、この馬は走るときに前脚が前に伸びず、内側に向き、つまり掻き込む形の走法で、ダート馬かのような走法に見えます。これでは東京の長い直線で切れる脚を使えるかどうか不明で、東京替わりも距離短縮もマイナスの可能性があります。中間は調教で素晴らしい時計が出たと騒がれていますが、こういったパワフル系の走りをする馬だけに、当たり前のことと捉えることもできます。
 血統的にも、兄弟にはダートで活躍した馬もちらほらおり、母方の血が出ていれば、芝の良馬場の競馬ではマイナスに出るかもしれません。今週末は今のところ雨予報なので、そういった馬場はむしろ苦にせず得意かもしれません。新馬で勝っているように。なので、道悪ならむしろ怖いですが、良馬場なら思い切って消しにしたいと思います。また、もしも道悪でここを勝ったとしても次は疑って入るべきだと思います。いずれにしても個人的には今年のクラシックにはダノンプレミアム、ワグネリアンと素晴らしい馬が控えているので、この馬のチャンスはかなり小さいと見ます。
 
 むしろ全くの人気薄になかなか良い馬がいます。ブラゾンダムール。これは東京の新馬を勝ったときのフットワークが素晴らしかった。33.4で上がっています。この中では最も走法的な観点では良い馬だと思いました。走法研究会としてはこの馬を推さざるをえません。
 サトノソルタス、ブレステイキングは注目されていますが、それほど良いとは感じません。オウケンムーンはシャドーロールをつけているように首が高くてワンペースっぽい走りで、中山の方がよさそうに見えます。ジャックローズは人気がない割にはまずまずの大きな走りをしますが、切れ味はイマイチ感じられません。


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