09期 予想歴14年
◎セイウンワンダー
6着/10人気
○イコピコ8着/9人
▲リーチザクラウン13着/5人
×マツリダゴッホ
×フォゲッタブル
枠番確定後の最終予想
忘年会シーズンのお祭り的イベント、国民的行事になりつつあるグランプリ“有馬記念”別々の路線から集まった実力馬たちだけにチカラの比較も難しく、波乱含みの大レース。
断然人気のブエナビスタは1枠2番。
データ的には「消せる」1枠に入った追い込み馬。
しかし鞍上“横山典弘”は「イン捌きの達人」。
内ラチ沿いの経済コースを淡々と進み、狭い馬群を縫うように進出してゴール前抜け出す…こんなレースを何度も見てきた。
正直迷った。が、当初の予想通り、良くて「追込み届かず3着」の結論とした。それは秋3戦で期待を裏切った人気馬に初めて乗る騎手の心理と、どうしても不器用さが中山不向きに思える点。
展開的に有利とされるのは先行馬。
でも今年は前に行きたがっている陣営が多いような・・・
リーチザクラウン、テイエムプリキュア、ミヤビランベリ、マツリダゴッホ、と逃げ候補が4頭、マイネルキッツ、コスモバルク、スリーロールス、シャドウゲイト、ネヴァブションなど、付いて行けるかどうかは別にして、人気ブエナ・ドリームが追込み脚質な事とコース適性から、陣営も先行有利と考えているコメントが目立つ。スタートから相当なHペースになるか?3コーナーからマクリ気味に一気にペースアップするか?どちらにしても簡単に先行馬有利とは言えない展開も予想される。
前予想本命にしたセイウンワンダーは7枠14番。
中山成績【1011】で不可解な弥生賞の8着もあるが、GⅠ朝日FS1着、皐月賞3着。世代的にも不良馬場のダービーを参考外とするなら、神戸新聞杯3着、菊花賞3着で地味ではあるが1番安定した成績を残している。
…確かに外枠は不利だが、現在10番人気なら買いだと思う。
相手はリーチザクラウンと思ったが、前記の通り先行馬多数で乱ペースの可能性があるので、3番手評価に狙いを下げたい。
それでも、中山なら能力と適性で3着までに残ると読む。
改めて、対抗に6枠11番イコピコ。現在9番人気。
鳴尾記念が無かったら迷わず本命だが、逆転もありうる2番手評価としたい。有馬記念はその年のリーディングサイヤー(年間成績1番の種牡馬)との相性が高く、過去10年で「1着6回2着2回3着1回5着1回」と怖いぐらいに連動している。リーディングサイヤーは長い間サンデーサイレンスの独裁が続き、去年アグネスタキオンに変わったが、今年はイコピコの父マンハッタンカフェが断然のトップ。しかも鞍上“内田博幸”も長い間「武豊独裁政権」だったリーディングジョッキーの座を今年ついに奪い取る事が確実になっている。(今日のレースが終わり次第確定)
世相を反映する有馬記念。キーワードは政権交代かも?
神戸新聞杯レコードの脚が中山2500Mで再び蘇る可能性は高い。
後は横一線。何が突っ込んできてもおかしくない。
ミヤビランベリは展開的に厳しいが好枠を引いた。混戦に向くタイプで血統も間違いない。今年の中山金杯3着よりはレースがし易いハズ。
マイネルキッツは秋2戦、追込みの競馬になったが、2枠4番も絶好で勝った天皇賞春のように早めにマクっていける組合せだから、ミヤビ同様今年の中山金杯4着より上に来れる舞台設定。
スリーロールスは菊花賞のタイムよりHペースを先行して勝った事に価値があり、ここでも狙いが立つ。
逆に、同じ菊花賞連対馬でダンス産駒フォゲッタブルは大外枠を引いた事と、前走ステイヤーズSの超スローペースを経験してしまった事が余計で今回は評価を下げたい。
アンライバルドは強い勝ち方を見せた皐月賞馬。
神戸新聞杯は休み明け、菊花賞は躓いた事が敗因ならまだ見限れない。ダービー馬と同じ父ネオユニ、重賞2勝の中山、距離短縮で侮れない。
他、3着候補で
宝塚記念馬ドリームジャーニー、JC最上位エアシェイディ、現在16番人気だが大穴中の大穴で2007年中山金杯大差勝ちある今年の中京GⅡ金鯱賞2着シャドウゲイトまで押さえる。
中山の鬼マツリダゴッホは展開不向きで去年の有馬記念のようになると予想、往年のチカラなし無印。
◎セイウンワンダー
◯イコピコ
▲リーチザクラウン
△ミヤビランベリ
△マイネルキッツ
△スリーロールス
△アンライバルド
…3着候補の押さえに
△ブエナビスタ
△ドリームジャーニー
△エアシェイディ
★シャドウゲイト
馬券は
三連単2頭軸マルチ相手5点流し30通りを厚く
11・14 → 8・3・4・10・1
三連単フォーメーション48通りを押さえに
11・14 → 11・14・8・3・4・10・1
→ 2・9・6・13
勝負にでます!
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↓ 枠順確定前の予想 ↓
バックミラー現象…特に人気が追込み馬に集中した時、騎手が後ろを意識し過ぎ仕掛けが遅れ、楽に先行できた人気薄の逃げ馬などが残ってしまうという心理現象。
現在の予想オッズを見てみると、ブエナ・ドリーム・フォゲッタブルの順。今回も間違いなくバックミラー現象が起きる。
1番人気のブエナは典型的な不器用「追込み専門馬」
確かに切れ味は1流馬のそれだが、テンにズブく最後の直線まで後方待機だから仕掛けのタイミングが難しい。
横山典弘とは同じ“追込み脚質”で手が合うが、小回り中山で間に合う気がしない。能力は認めても届かず3着が精一杯か?
2番人気のドリームも近3戦連続で出遅れ、常に上がり3ハロン33秒台の脚が使えるが、同じ位置取りにいるブエナとお互い牽制し合って仕掛けが遅れる恐れ。これも3着候補。
3番人気フォゲッタブルはもう少し前の中団にいると思うが、近2走の菊花賞3000M,ステイヤー3600M,と緩いペースからの距離短縮。初乗りルメールが勝ちを意識し人気2頭を振り向きながらの競馬。良血だが母父トニービンがいまいちミスマッチな中山、信頼性に欠ける。
展開は枠順に左右され、あくまでも想像でしか言えない…が多分、リーチが暴走気味に先頭、直後にプリキュア、ミヤビ、マツリ、スリーが先行。コスモが内枠を引いて玉砕的にリーチに絡む怖さもあるが、意外と隊列は落ち着く。
イコピコ、セイウン、シャドウ、ネヴァ、フォゲッタが中団。
これにアンライが3コーナーまくり気味に進出、コスモ、エア、キッツが続き、人気のブエナ・ドリームが仕掛けどころを待つ。
過去10年、フルゲート16頭になった年が2回、15頭も2回しかないが、外枠は馬券に絡んでいない。単純に外枠不利もあるが、内枠の追込み馬も馬券に絡んでいない。
面白いのは世代間比較。過去10年間の馬券対象(123着)は
3歳【232】
4歳【821】
5歳【024】
6歳【011】
7歳【022】※8歳以上【000】
出走馬数との率は別にして4歳が断然の成績、3歳も結果を残しているが5~7歳は似た感じ。
だが今年の出走馬を見て愕然、4歳馬が1頭もいない…それなのに3歳馬が8頭、5歳馬1頭、6歳馬5頭、7・8歳馬各1頭。
ここに今年の有馬的中の鍵が隠されているように思う。
血統なら母エアグルーヴ「フォゲッタブル」、母ビワハイジ「ブエナビスタ」、母エアデジャヴー「エアシェイディ」の3頭。
しかし、“ダービー馬はダービー馬から”の格言の通り、父の血が騒げば“グランプリ馬はグランプリ馬から”
歴史は10年で繰り返す。もっとも印象に残る、強かった10年前のグランプリ。
グラスワンダーとスペシャルウイークのハナ差の決着。
その産駒の“3歳代理戦争”と読む。
3歳クラッシック、皐月賞3着・菊花賞3着、セイウンが勝つ!
3歳◎セイウンワンダー(父・10、11年前連覇)
3歳〇リーチザクラウン(父・10年前2着)
3歳▲ブエナビスタ(父・10年前2着)
3歳△イコピコ(父・8年前優勝)
6歳△ミヤビランベリ(父の代表産駒Tオペラオー、10年前3着、9年前優勝、8年前5着)
5歳△ドリームジャーニー(父・11年前3着、10年前10着、9年前7着)
他・6歳ネヴァブション(父・13、12年前連続2着)
3歳フォゲッタブル(母・12年前3着、11年前5着)
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