14期 予想歴35年
◎タワーオブロンドン
12着/1人気
○アンコールプリュ17着/18人
▲パクスアメリカーナ6着/4人
△リョーノテソーロ11着/15人
土曜日の府中8Rの平場戦1400㍍のレースでは、2番人気のグランドボヌールが1着。
勝ちタイム1.20.0はコースレコードからコンマ4秒差。1000万下のクラスで好時計が出ている。
グランドボヌールの父はエンパイアメーカー、母父はフジキセキ、母母父はフォーティナイナー、更にインリアリティのクロスなども内包しており、スピード色の強いアメリカン血統。
道中スピードにモノを言わせて逃げ、そのまま押し切った。
一方、1番人気のファミーユボヌールは3着と人気を裏切る。
ファミーユボヌールの父はマンハッタンカフェ、母父もレッドランサム中長距離色の強い配合となっている。
今回の内容を見ても、勝馬に対して明らかに「スピード負け」していた印象が強かった。
そんな事からも、開幕当初に比べてかなり馬場が高速化している印象。
高速馬場を前提に話を進めてみたい。
府中高速馬場のありがちな傾向として、適性距離が1~2ハロン短めの馬が激走するパターンが度々見られる。
ヴィクトリアマイルでの2008年のエイジアンウインズや、2015、2016年のストレイトガールの激走が良い例。
マイルCでは2009年度の勝馬ジョーカプチーノような激走例もある。
ジョーカプチーノは、血統的に中長距離色の強そうなイメージが強いが、芝マイル戦の勝ち鞍はこのレースのみ。
ダート戦での1勝を除いては、あとは全て1200㍍での勝ち鞍で、明らかに1200㍍が適距離だったと見受けられる。
そして、勝ち時計1.32.4は同時のレースレコードだった事も付け加えておく。
そんな事から、結論を導き出すと…
◎タワーオブロンドン
ききょうS、京王杯2歳Sでは共に完勝。
朝日杯は明らかに力負けだし、抵抗すら見せられなかった内容だった。
これらのパフォーマンスからも、ベストはマイルというよりは1400㍍と言えよう。
○アンコールプリュも1400㍍で2勝。
▲パクスアメリカーナはマイルCのレース特性と相性の良い血統背景(フレンチデピュティ系×サンデーサイレンス系)。
☆リョーノテソーロはアメリカ色の強い血統背景に魅力。
「ハイペースのダート1200㍍で先行策→スローペースの府中芝1400㍍で差し」というレースのギャップを見事に克服しているところから判断して、高速マイルならあっさり巻き返してもおかしくはないと見る。
△ミスターメロディも面白そうだが、ちょっと枠が外過ぎたか…
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