安田記念2018予想
非SS系であることが強味になるレース

Apollo
09期 予想歴15年

◎モズアスコット
  1着/9人気

○ペルシアンナイト6着/2人
▲レッドファルクス9着/8人
△ヒーズインラブ13着/12人


過去10年の安田記念を分析すると、とても特徴的な傾向が出ています。
(以下は統計的な補正後の値)

〇前走脚質
逃げ先行 3着以内率16.3% 複勝回収率73%
差し追込 3着以内率24.4% 複勝回収率99%

〇血統
父SS系  3着以内率14.5% 複勝回収率61%
上記以外 3着以内率29.7% 複勝回収率123%


長い直線の東京1600で行われる安田記念で、有利な脚質は差し追い込み。

言うまでもなく、父SS系最大の長所は鋭い瞬発力。

にも関わらず、このレースに限っては「父SS系以外で瞬発力を備えた馬」が活躍します。

これは興味深い傾向です。


このデータの背景としては、

・高速馬場で高速決着になりやすいこと

・ステップレースに先行有利なコースが多く(高速京都のマイラーズC、高速東京1400の京王杯SC)、先行馬が出走しやすい環境であるため、ハイペースになりやすいこと


以上2点により、全体的に速いスピードで走り切る能力(≒スプリント能力)が問われるため、スプリント適性に劣るSS系の成績が振るわない、ということが考えられます。


それを踏まえて見てみると、次のデータは強力です。

●父SS系以外で、前走上がり3F2位以内の馬
3着以内率54.5% 複勝回収率209%

今回の出走馬でこれに合致するのは、以下の4頭。

ペルシアンナイト
レッドファルクス
モズアスコット
ヒーズインラブ


本命はモズアスコット。

マイラーズC
12.2 - 10.7 - 11.0 - 11.9 - 11.4 - 11.2 - 11.2 - 11.7

マイラーズCは京都1600らしいテン3F33.9(先行不利要素①)から、4F目11.9と中弛み(先行不利要素②)。さらにそこから終い3F目11.2に入れるロングスパート(先行不利要素③)で、このラップで早め先頭に立った(先行不利要素④)モズアスコットにとっては四重苦の展開。

4着以下が上位から3馬身千切られるのも納得の厳しいレースで内容で、レース単体で見れば、モズアスコットは勝ち馬のサングレーザーより上の内容です。

マイルCS3着のサングレーザーを物差しにすれば、マイル路線で暫定首位には立てる計算。

父は超名マイラーフランケル。母父は高速決着大得意のストームバード系。配合的には、安田記念にとても向いているように見えます。


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