14期 予想歴35年
◎ウラヌスチャーム
5着/6人気
○トーセンブレス15着/7人
▲センテリュオ7着/4人
先週は天候が悪く重馬場開催の開幕週となったが、2週目で芝生も良い状態で行われる事になるだろう。
過去のローズSでは、
2017年 ラビットラン 1.45.5
2015年 タッチングスピーチ 1.45.2
2009年 ブロードストリート 1.44.7
と、1分46秒を切る事例が良く見られるようになった。
ただ、高速決着というのはスピード能力ばかりが問われるがあまり、素直に力量が問われてはこない。
先に挙げた3つの事例にしても、モズカッチャンやミッキークイーン、レッドディザイアといった力量馬が次々と敗北に喫している。
そんな事を考慮に入れながら、ローズSの予想を立ててみたい。
注目しているのはウラヌスチャーム。
前走の新潟戦で高速決着に向いている事は自明。
デビュー戦の新潟戦では、前半が1.05.4の超どスローでレース上がり32.8。
終い3Fのトップスピードのみが問われたレースだったが、32.0の最速の上がりを駆使しこれを制した。
基本、スローの上がり競馬は力量測る物差しには全く成り得ないが、トップスピード見るには良い判断材料になる。
前走は際どい2着に敗れたが、最後の直線走路で進路を求めて馬群の中を右往左往。
進路が定まったのは残り200㍍の標識を過ぎてからで、もっと早いタイミングで進路が開けていれば、突き抜けていたのは明らか。
あくまでも、高速決着向きで本番でどうこうなる馬ではない事をひと言加えておく。
良いスピードを持った馬で、今後は1400㍍や高速のマイル戦あたりで活躍が見込めそうだ。
トライアル質のレースはかなり向くはず。
サトノワルキューレはステイヤー色強く、スピード競馬に対する適性の無さをオークスで露呈している。
高速馬場であろうが、スローの上がり競馬になろうが、問われるのはトップスピード。
そのような環境でどうしても、肝心なタイミングで遅れを取ってしまうのは、ステイヤーの宿命。
私自身の意見としては、菊花賞に進んで欲しいと思っている。
トーセンブレスは、素直に力量が問われる環境の方が良い。
スピードのみが問われると勝ち切れるものも勝ち切れなくなる可能性が出てくるが、力量が高い馬で大崩れは考えにくい。
センテリュオは、かなりの力量と素晴らしいキレとレースセンスを持った馬だが、時計の掛かる決着や上がりの掛かる決着しか経験が無く、高速競馬に対する適性に関してはあまりにも未知過ぎる。
何とかこのレースで秋華賞の出走権利をゲットしてほしいところだが…
天気は土日ともに曇り予想。
このまま降雨がなければ良馬場に回復する見込みで、ウラヌスチャームのスピードとキレが十分に生かせると見て、このまま結論としたい。
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