天皇賞(秋)2018予想
道中いかに流れに乗り弾けるか?

夏影
14期 予想歴35年

◎サングレーザー
  2着/4人気

○ヴィブロス8着/7人
▲スワーヴリチャード10着/1人
△マカヒキ7着/3人


多分毎年このレースのタイミングで語っているように感じるが、結局は今年も同じ話をする。

過去10年の勝馬と上がりタイムの順位、道中の位置取りはというと…

キタサンブラック  1位 ⑪-⑤-②
モーリス      4位 ⑤-⑤-④
ラブリーデイ    5位 ④-④-④
スピルバーグ    1位 ⑬-⑭-⑫
ジャスタウェイ   1位 ⑪-⑩-⑨
エイシンフラッシュ 1位 ⑪-⑫-⑫
トーセンジョーダン 2位 ⑪-⑩-⑪
ブエナビスタ    2位 ⑨-⑧-⑧
カンパニー     1位 ⑨-⑨-⑨
ウォッカ      4位 ⑦-⑦-⑦

全ての馬が4角12番手以内で、上がりが5位以内。
すなわち、いかに「道中流れに乗り弾けるか?」が問われるレースが天皇賞(秋)なのだ。

ちなみに、4角13番手以後の位置取りにいた馬の最高着順はというと…

マカヒキ      5着
ステファノス    3着
ペルーサ      7着
ヒットザターゲット 5着
ヒットザターゲット 7着
ルーラーシップ   3着
ペルーサ      3着
ペルーサ      2着
ウォッカ      3着
カンパニー     4着

マイルG1実績のあるウォッカやカンパニーでも、位置取りが後ろ過ぎると届かない事を物語っている。
いかに道中流れに乗れるかが鍵となる。
今年は13頭立ての少頭数となり、位置取りの不利を食らわない環境となった。
マイル適性馬が、2018年のカンパニーや2019年のウォッカのような状況に陥る事は考えにくい。

勝馬の半数の馬が、生涯でマイルG1のタイトルをモノにしている。
「道中流れに乗り弾けるか?」が問われるが故に、マイラーのスピードやキレがいかにこのレースで有効か?…を物語っている。

モーリス    Cマイル
        香港マイル
        マイルCS
        安田記念
ジャスタウェイ 安田記念
ブエナビスタ  ヴィクトリアマイル
        桜花賞
        阪神JF
カンパニー   マイルCS
ウォッカ    安田記念(2回)
        ヴィクトリアマイル
        阪神JF

特に注目しているのは、サングレーザー。
1400㍍の極軽条件では常に最速上がり繰り出し、4戦して3勝(3,0,1,0)と、ほぼ無敵を誇っている。
道中のスピードと末脚に関してはメンバー中最強レベルと言えよう。
これまで軽薄な条件を主戦として来たが、前走は洋芝2000㍍でタフな流れのレースで勝利するなど、2000㍍のG1を走り切る体力持ち合わせている事を証明してみせた。
ここは迷わずこの馬から馬券を攻めてみたい。
モレイラも、騎手免許不合格のうさをここで晴らしたいところだろう。

相手はヴィブロスとスワーヴリチャード。
ヴィブロスは昨年の府中牝馬Sで軽さの求められる競馬を見事クリアしている。
宝塚記念やエリザベス女王杯のような中長距離色の強いレースで、ちょっとパフォーマンスを落としているところもミソで、それ則ちこの馬の軽さの裏返しである事を物語っている。

スワーヴリチャードは、休養前に安田記念を使った事を評価。
マイル適性が非常に有効に働くレースだけに、マイルG1の流れを体験出来たのは良かった。
ただ本質は体力で捩じ伏せる中長距離路線の馬で、本物のマイラー相手にスピードやキレで勝負するのは分が悪いのも確か。


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